「パトリオット・デイ」(原題「Patriots Day」)は、2016年に公開された、アメリカのサスペンス映画です。
2013年に起きた、「ボストンマラソン爆弾テロ事件」の発生から容疑者逮捕までの102時間を描いたノンフィクション作品で、登場人物や地名など全て実名で登場している衝撃作です。
主演は緊迫したアクションシーンといえばこの人!といえる名優マーク・ウォールバーグで、本作の監督を担当するピーター・バーグとは様々な作品でタッグを組んでおり、どれもヒットを飛ばしています。
そんな「パトリオット・デイ」を見逃してしまったあなたのために、作品の大まかなあらすじと見どころを紹介し、「パトリオット・デイ」を観るべきかどうか判断できるようにお手伝いします!
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▽マーク・ウォールバーグとピーター・バーグがタッグを組んだ他作品はコチラ
目次
【ネタバレ】ストーリーの全容をざっくり紹介
まずは「パトリオット・デイ」の登場人物やその関係性、全体のストーリーをざっくりまとめて紹介します。
あなたが忙しく、記事を読んでいる時間がない場合を考えて、予告動画を紹介しておきます。
この動画だけで全てを理解することは難しいのですが、雰囲気だけでもつかんでください。
本作のストーリー上、重要なポイントを先に伝えておくと以下の通りです。
- トミー:ボストン市警刑事
- ローリエ:FBI特別捜査官
- ジョハル:爆弾テロの犯人(弟)
- タメルラン:爆弾テロの犯人(兄)
- パトリック:ボストンマラソンの観客
本作は、ボストンマラソンでテロを起こした犯人たちと、それを追う警察、巻き込まれた被害者たちがテロに立ち向かうストーリーです。
そのため、主人公である刑事やその指揮官であるFBI、犯人の兄弟と、テロに屈しない市民を代表したパトリックの5人を覚えておけば大筋を把握できます。
- ボストンマラソンのゴールで爆弾テロ
- FBIが特別捜査本部を設置し捜査
- 警察との衝突でタメルランが死亡
- 潜伏中のジョハルが逮捕される
本作は、9.11以来最悪のテロといわれた「ボストンマラソン爆弾テロ事件」の発生から犯人逮捕までを描いたノンフィクション作品です。
最後に語られる、「愛だけが悪に勝てる」という言葉どおり、悲惨なテロ事件が起こってもそれに屈せず互いを支えあい、立ち直っていく強い人々が描かれている感動作です。
【30秒でわかる】「パトリオット・デイ」のストーリーを大まかに紹介!
ここではストーリー全体を30秒で理解できる程度にまとめ、大まかなストーリーを紹介していきます。
あなたが「パトリオット・デイ」を観ていなくても、これを読めばざっくりしたあらすじをつかむことができます。
1【ボストンマラソン】
- 4/15のパトリオット・デイ
- ジョハルたちが家で爆弾の準備
- トミーがマラソン警備に出勤
- 市民がそれぞれ平和な朝を過ごしてる
- エチオピア人がトップでゴール
- アマチュア選手も次々ゴールしていく
2【テロ発生】
- ジョハルたちが人ごみの中を進む
- それぞれ別の場所リュックを置いて立ち去る
- 時間差で2つの爆弾が爆発
- たくさんの市民が血だらけで倒れる
- 被害にあった人たちはひどい裂傷
- 救急隊の搬送で家族が離れ離れにになる
3【被害の大きさ】
- FBIがテロと断定し捜査本部を設置
- パトリック夫婦は膝下を切断する手術
- 子供の遺体は証拠品が残ってるから路上に放置
- ジョハルたちがテレビでニュース見てる
- 「腰の高さで爆発させるべきだった」
- トミーたち警察が病院で聞き取り
- 夕方になってようやく子供の遺体が回収
- 被害の酷さに神経が弱るトミー
4【犯人の公開】
- 動画の解析班がジョハルたちを見つける
- ただし顔認証できるほどの精度ではない
- 顔写真を公開するかどうかで本部が割れる
- 間違ってたらイスラム教徒ともめることになる
- テレビ局が顔写真を入手したとの報告
- FBIがしぶしぶ公開に踏み切る
- テレビ各局がジョハルたちの顔を一斉に報道
- MITの同級生がジョハルにメッセージ
5【逃走】
- ジョハルたちが荷物をまとめて逃げる
- 同級生がジョハルの私物から爆弾の材料を発見
- ジョハルたちが警官のショーンを射殺し拳銃強奪
- マニーを脅してベンツで逃走
- ガソリンスタンドで給油と買い物
- マニーが意を決して車から逃走
- ガソリンスタンドから警察に通報
- ジョハルたちは慌てて逃亡
- マニーがトミーにGPS番号を伝える
- 次はニューヨークを爆発しようとしてる
6【激しい戦闘】
- パトカーがマニーのベンツを発見
- タメルランが警官に向かって発砲
- ジョハルが爆弾を投げて警官を攻撃
- ジョハルがベンツで現場から逃走
- 警官ともみ合うタメルランをひいていく
- タメルランが病院に搬送されるも死亡
- タメルランは要注意人物リストにあった
- ボストンに外出禁止令を出して犯人を捜索
7【大規模捜査】
- ジョハルの携帯に電話した学生を逮捕
- タメルランの妻を逮捕し尋問
- 「爆弾は他にもあるか?」
- 妻の意志は固く爆弾のありかを白状しない
- 生き別れた犠牲者たちが再会していく
- 老人が庭のボートの中に不審人物の通報
- ボートをFBIが包囲し閃光弾で威嚇
- ジョハルが投降する
8【その後】
- ジョハルの判決は死刑
- クラスメートは捜査妨害で刑務所
- アメリカは「ボストン・ストロング(ボストンよ、強くあれ)」の合言葉でテロへの抵抗を宣言
- 事件の2年後、パトリックがボストンマラソンを完走
序盤から多くの登場人物の日常が描かれ、少々困惑するかもしれません。
主人公のトミーに始まり、若いパトリック夫婦、MIT警察のショーンとリー、ウォータータウン警察のジェフ、中国人留学生のマニーと、名前が覚えられない人物が次々と登場するからです。
この登場人物は全て、爆弾テロによって一本の線に繋がっていくのですが、序盤でどれだけ幸せで愛に溢れた生活を送っているかを見ているため、その悲惨さが際立って伝わってきます。
この序盤と終盤のシーンが、「愛だけが悪に勝てる」というメッセージを表現しているのだと筆者は思います。
【口コミ】「パトリオット・デイ」の感想を分析!
ネット上には「パトリオット・デイ」について様々な投稿があります。
ここでは、Twitterに投稿された「パトリオット・デイ」についての意見をいくつか取り上げて、傾向を解説します。
テレビでタイ語吹き替えの『パトリオット・デイ』を観ました。2013年のボストンマラソンのテロの実話を映画化した2016年の作品。同マラソンに参加していた香港人の友人は事件後暫く涙が止まらなかったと言ってたのを忘れません。映画館でも観たけど、悲しさを希望に繋げる映画ですね❗️ pic.twitter.com/pXhnn0Ekpk
— マルチリンガ一ル🇹🇭バンコク語学留学‼️ (@6multilingal) October 4, 2019
#パトリオット・デイ
50万人が賑わうボストンマラソンを標的にした爆弾テロを描いた作品。
恥ずかしながら先日観た別作品でこの事件を知りました。改めて、事件の規模が凄すぎて愕然でした😣動機がいまいち謎だけど、それ以前になんで?ってなる。街が一丸となる姿に勇気貰い、エンドロールでは号の泣 pic.twitter.com/Yap4xjcDVN— coco_movie (@coco_movie) November 28, 2019
『パトリオット・デイ』
2013年ボストンマラソンテロを描いた作品。普段聞いても何てことはないのだろうけど、ここ最近凄惨な事件が頻発しているからか、「悪魔にも愛だけは奪えない」という台詞が優しく耳に届きました。 pic.twitter.com/LWqpBI7Rd4— 変態紳士 (@gentlemanofhent) June 4, 2019
Netfrixで「パトリオット・デイ」を遅ればせながら。すごかった。ピーター・バーグの作品では最高傑作だと思う。これはテロと戦う正義の話ではなく、アメリカの話でもない。ボストンという街の映画なのだ。
— BATI (バティ) (@BATI_NIGHTCAP) February 20, 2019
昨日の夜に見た「パトリオット・デイ」という映画がとても良かった…。
2013年に発生したボストンマラソン爆弾テロ事件と、その犯人逮捕までを描いた映画。泣きどころありすぎなのだけど最後の最後では号泣した。
憎しみは愛に勝つ、人は必ず立ち上がるというメッセージ。
(Netflixで見ました) pic.twitter.com/ic9QhSZKWu
— はあちゅう (@ha_chu) February 11, 2019
「パトリオット・デイ」を観た人の感想はほぼ全員が絶賛の投降をあげています。
非道で残酷な爆弾テロをありのままに描写しており、少々グロテスクに感じるシーンはあるものの、それが非常に高いリアリティを感じさせており、その悪に愛を持って立ち向かったボストン市民の勇気に深く感動させられる名作です!
【名シーンの紹介】悲劇を忘れない!名シーンの数々
ここでは「パトリオット・デイ」の中でも特にあなたに観てほしい名シーンをピックアップして紹介します。
事実にもとづいた内容なので、少々リアルすぎる場面はあるものの、可能なかぎり目を背けずに観て欲しいシーンです。
【名シーン①】本物と見間違える…爆弾テロシーン
尊いスポーツマンシップと観客の声援が一発の爆弾で一変し、悲鳴に変わります。
何が起こったのかわからない警察官と、ただただパニックに陥る観客や選手たち。
警察はなんとか観客を避難させようと誘導を開始するものの、人が多く、また後続のランナーも次々とゴールに向かって走ってくるので、新たな被害を生みかねない状況。
実際の現場が生々しく疑似体験できるシーンです。
【名シーン②】もはや戦場?!街中での激しい戦闘シーン
タメルランが乗ったベンツに気づいた警察官がパトカーで尾行します。
仲間も到着し、路上に停止しているベンツに接近したその時、突如銃撃を受けます。
警官も車を降りて応戦すると、ジョハルが手作り爆弾を投げて攻撃してくるのですが、本物顔負けの威力で次々とパトカーを破壊していきます。
もはや夜の街は一変して戦場と化すのですが、これも現実に起こったことを考えると恐ろしいですね。。。
【名シーン③】激闘の末!タメルランが死亡するシーン
警察官との銃撃戦の末、逃亡するジョハルが乗った車に衝突され重傷を負ったタメルラン。
その後確保され、病院に搬送されるのですが、救急処置を受けている最中に命を落とします。
処置の途中にはFBI捜査官が乱入し、タメルランの指紋を採取するわけですが、医者の制止をきかずに強行するのでした。
この辺りが、日本人には少し共感しづらい感覚かもしれませんが、何が優先なのか明確になっている、ある意味すごい国です。
【名シーン④】イスラムへのリスペクト?タメルランの妻キャサリンへの尋問シーン
筆者はこのシーンだけ、異色だと感じます。
タメルラン死亡後、残りの爆弾を探すために妻のキャサリンを逮捕し、捜査本部で政府の尋問官が尋問するわけですが、彼女は一切答えようとしません。
弁護士も呼ばせてもらえず、権利も認められない孤独な場で、キャサリンはイスラム教徒の女は夫と神に忠誠を誓っていると強い目で伝え、尋問官をあきらめさせます。
真相がどうかはわかりませんが、筆者はこのシーンで、イスラム教徒への一定の配慮と尊敬が描かれている気がしました。
【名シーン⑤】市民が一つになったボストン・ストロング
ジョハルが逮捕され、悲劇から立ち直ろうとするボストン。
離れ離れになった被害者たちが再会し、お互いを慰め合い、ボストン市民が一体となって、テロへの姿勢を明確にするのでした。
「ボストン・ストロング」
ボストンよ、強くあれという言葉と、愛だけが悪に勝てると話したトミーの言葉が筆者には重なって聞こえるのでした。
【無料視聴】パトリオット・デイ全編を高画質で見る方法
いかがでしたか?
実際はもっとたくさんの見どころや泣きどころがあり、紹介しきれないので、ぜひ最初からエンディングまでしっかり観て欲しいと思います!
「レンタルは面倒だなぁ…」
そうですよね。
映画を全編しっかりと観ようとすればDVDやBlue-rayをレンタルショップで借りてくるのが一般的ですが、借りにいくのも返しにいくのも時間と手間がかかってしまいます。
そこで、筆者は定額見放題の「動画配信サービス」をオススメします。
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あなたがTVやスマホで映画やドラマを観るなら、動画サービスは「見放題の作品数がどれだけあるのか?」で選んでください。
2020年現在、見放題作品数がもっとも多いのは、U-NEXTで約5万件、次いでHuluで4万件となっており、このどちらかで選べば間違いありません。
「無料で観れるサービスはないの?」
一部の海外サイトには映画がまるまる無料で視聴できるものもありますが、画質が悪い上に違法行為となってしまうため、筆者はオススメしません。
罪になると思いながらだとせっかくの映画に集中できませんし、楽しめませんよね。
パトリオット・デイを無料で全部観たい!という場合は、まずはU-NEXTやhuluで閲覧できるか無料体験に申し込んでみてください。
(動画サービスの閲覧作品は随時更新されているため、取り扱いがない可能性もあります。ご注意ください。)
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