「アルマゲドン」は、1998年に全正解で大ヒットしたアメリカの映画です。
「隕石が地球に衝突する」というあらすじから、「パニック映画」に分類されていますが、人間観察が趣味の筆者にとっては号泣ポイントがいくつもある「ヒューマンドラマ」です!
当時は賛否が大きく別れる評価でしたが、筆者は間違いなく20世紀でもっとも面白い(泣けた)映画であると断言します!
そんなアルマゲドンを見逃してしまったあなたに、ネタバレ覚悟で見どころを紹介します。
目次
【絶対に泣ける】こんな人には絶対ハマる!
アルマゲドンにはいくつか大きな「泣きどころ」がありますが、以下の方たちはすべての山場で間違いなく泣けます。
もしあなたが該当している場合は本当に、絶対に、オススメです!
そうでない場合でも、それぞれの立場になって観てみると感動が3倍増しになること間違いなしです。
【ネタバレ】全体のあらすじをざっくり30秒で紹介
映画アルマゲドンの全体の構成は、このような感じです。
この流れを頭に入れた上で、筆者がゲキ押しするポイントはこちらの4つです。
【山場その1】出発前のハリー&グレース
こちらは、宇宙に飛び立つ直前に、ハリーがグレース(ハリーの娘)に呼び出されたシーン。
グレースが「謝りたい」と切り出すと、中身を聞く前にハリーの方がグレースに今まであちこちの採掘現場を連れ回したことを詫びます。
序盤ではハリーのことが大嫌いで反抗期MAXだったグレースが、この時には父親を見直したのか、寂しくなったのかとても素直になっていて、自分は楽しかったから謝らないでとフォローを入れます。
あなたが前半のツンツンしたグレースと自分の娘に重ねて観ているなら、ここでウルウルこないはずがありません。
筆者はこの時点でウルウルを超えて号泣でした(笑)
ただ、この時点で少し引っかかるのは、グレースがハリーを前半と変わらずパパではなく「ハリー」と名前で呼んでいたこと。
そして、ハリーに対して「愛してる、戻ると約束して」といって泣かせてくれた直後に、「彼も連れて戻ると約束して」と彼氏であるAJの心配をぶち込んでくるあたり、少し複雑な気持ちになってしまいます。
【山場その2】大統領演説(+チックのプチ感動)シーン
訓練を終えたハリーと仲間たちがシャトルに乗り込むまでの映像に大統領の演説が流れるシーンです。
大統領が演説する映画は、「インディペンデンスデイ」や「ディープインパクト」など有名どころでも多くありますが、アルマゲドンの大統領演説もかなり鳥肌レベルが高いと筆者は思います。
ここでは、その全文を日本語・英語それぞれ紹介します。
ひととおり頭に入れてから映画を観ると、大統領気分になれます。
内緒ですが、筆者はこの原稿を手に一緒になって演説するのが好きです(笑)
※筆者は字幕版が好きなので、全文は字幕版のものです。吹き替え版とは少々内容が異なります。
そして、この大統領演説の間に、チック(ハリーの部下)の感動シーンが。
チックがこのシーンの前に離婚した奥さんと子供に会いにいくと、「あの人はセールスマンよ」と自分の存在を子供に隠されてしまいます。
ところが、TVで大統領演説とチックの映像を観た奥さんが「セールスマンじゃない、あなたのパパよ」とチックの存在を子供に誇るのです。
大統領演説も素晴らしいのですが、この短い会話のシーンが胸を打つこと間違いなしです。
今夜私は大統領としてではなく人類の一員として皆さんに語りかけています
我々は重大な危機に直面しています
聖書が記すアルマゲドン、世界の終焉
しかし人類は史上初めて自らの滅亡を救う技術を持つに至りました
皆さんに申し上げたい
この災害を防ぐあらゆる手立てが取られています
人類の飽く事なき向上心・知識欲 一歩一歩築かれた科学の進歩
そして宇宙への果敢な挑戦
人間の技術と想像力が生み出したもの
戦争でさえ、今回の試練と闘う武器となっています。
混沌たる歴史の中で。人類を苦しめた不正と平和・苦しみと悲しみ
その中でただひとつのもの・・・
勇気こそが人類を進化させてきたのです
地球の明日は宇宙に飛び立つこれら勇気ある14人の手中に
世界中の皆さん彼らを見守ってください
神のご加護と幸運を
I address you tonight not as the President of the United States, not as a leader of a country, but as a citizen of humanity. We are faced with the very gravest of challenges. The Bible calls this day “Armageddon” – the end of all things. And yet, for the first time in the history of the planet, a species has the technology to prevent its own extinction. All of you praying with us tonight need to know that everything that can be done to prevent this disaster is being called into service. The human thirst for excellence, knowledge; every step up the ladder of science; every adventurous reach into space; all of our combined technologies and imaginations; even the wars that we’ve fought have provided us the tools to wage this terrible battle. Through all of the chaos that is our history; through all of the wrong and the discord; through all of the pain and he suffering; through all of our times, there is one thing that has nourished our souls, and elevated our species above its origins, and that is our courage. The dreams of an entire planet are focused tonight on those fourteen brave souls traveling into the heavens. And may we, citizens the world over, see these events through. God speed , and good luck to you.
※実際に映画を観て聞いて書き起こしているため、誤字や聞き間違いがあればお詫びします
実際のシーン(吹き替え版)はコチラ
【山場その3】ハリー&AJ、ハリー&グレースお別れシーン
ここがアルマゲドン最大の山場です。
ハンカチでは足らないので、タオルを用意してください。
すべての人が前が見えないほど泣きます!
まずは、ハリーとAJ(グレースの彼女、ハリーの部下)です。
くじ引きで小惑星に残って核爆弾を起爆させる役目になったAJが、仲間と別れて現場に向かうところを、見送りにきたハリーに不意打ちをくらって入れ替わってしまいます。
その会話のやりとりで、「ハリー!俺の仕事だ!」と叫ぶAJに「お前の仕事は娘を幸せにすることだ」と返すハリー。
さらに追い打ちをかけるように「いつも息子のように思ってた」という台詞は、前半で散々ケンカしまくって、きっとハリーはAJが大嫌いだったんだろうと思わされていただけに、号泣が加速します。
ここで、自分の宇宙服についていたワッペンをトルーマン(NASAの指揮官)に渡せ、というメッセージAJに託しました。
トルーマンは脚が悪いため、NASAに入ってからも裏方の仕事しかできず、ミッション・ワッペンをつけて宇宙にいくことに強い憧れがあることをハリーは知っていたのです。
一緒に頑張ってきたチームメイトをねぎらう優しい男ですね!ハリー!(涙)
ようやく涙が落ち着いてきたと思ったら、すかさずハリーとグレースのお別れシーンに突入。
死を覚悟し、もう2度と会えないことが確定した親子の最後の会話です。
こちらが全文です。
実際のシーン(吹き替え版)はコチラ
もう、何も見えませんし、何もいえません。
Youtubeでは画像が荒いので、このシーンはできればちゃんとした動画かBlue-rayで観て欲しいですね!
【お忘れなく】パニック映画としての見どころ
筆者はヒューマンドラマだと思っていますが、一応建てつけとしてはパニック映画なので、その辺の見どころも紹介しておきます。
宇宙船フリーダム号を操縦していたシャープ大佐は、ハリーたちが掘削を失敗した場合の予備案として極秘に軍から命令を受けていました。
それは、「小惑星の表面で核爆弾を爆発させる」というもので、地球の司令室から遠隔で起爆装置のタイマーを入れる段取りですが、小惑星の表面で爆発しても地球への衝突は避けられないので愚策です。。。(「事件は会議室で起きてるんじゃない!」と言いたくなります)
軍人として、大統領の命令を遂行しようとするシャープ大佐に対して、ハリーが起爆装置を止めるように説得します。
最後は家族のために何が正しいかを判断したシャープ大佐のおかげで、このピンチは回避できました!
ってこれも結局ヒューマンドラマっぽいですね(笑)
【玄人向け】見つかると気持ちいいマニア向けポイント
アルマゲドンを100倍楽しむために、すでに観たことがある場合でもこのような視点で再度視聴してみると新しい発見があっていいですよ!
ちなみに筆者はすでに20回以上観ています(笑)
例えば、筆者が大好きなグレースを演じているリヴ・タイラーのお父さんって誰か知っていますか?
答えは、主題歌を歌っているエアロスミスのヴォーカル、スティーヴン・タイラーなんです。
スティーヴンはこの映画をどんな気持ちで観たのかどんな気持ちで主題歌を歌ったのか、先ほど紹介した山場を何度観ても号泣してしまいますよね。
また、エアロスミスが歌う主題歌も、歌詞を追っていくと映画とリンクするフレーズもあって、面白いですよ。
その他、これらのような少しマニアックな視点で観てみてはいかがですか?
【無料視聴】アルマゲドン全編を高画質で見る方法
いかがでしたか?
実際はもっとたくさんの見どころや泣きどころがあり、紹介しきれないので、ぜひ最初からエンディングまでしっかり観て欲しいと思います!
「レンタルは面倒だなぁ…」
そうですよね。
映画を全編しっかりと観ようとすればDVDやBlue-rayをレンタルショップで借りてくるのが一般的ですが、借りにいくのも返しにいくのも時間と手間がかかってしまいます。
そこで、筆者は定額見放題の「動画配信サービス」をオススメします。
インターネット回線を通して、PCやスマホ、TVで映画やドラマを見ることができるサービスです。
利用者が多く、大手サービスとしてはドコモが提供する「dTV」、国内コンテンツに強い「U-NEXT」、海外発のサービスで日本に上陸した「Netflix」や「hulu」などがあります。
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2020年現在、見放題作品数がもっとも多いのは、U-NEXTで約5万件、次いでHuluで4万件となっており、このどちらかで選べば間違いありません。
「無料で観れるサービスはないの?」
一部の海外サイトには映画がまるまる無料で視聴できるものもありますが、画質が悪い上に違法行為となってしまうため、筆者はオススメしません。
罪になると思いながらだとせっかくの映画に集中できませんし、楽しめませんよね。
アルマゲドンを無料で全部観たい!という場合は、まずはU-NEXTやhuluで閲覧できるか無料体験に申し込んでみてください。
(動画サービスの閲覧作品は随時更新されているため、取り扱いがない可能性もあります。ご注意ください。)
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