「インディペンデンスデイ」といえば、1996年に大ヒットしたSFアクション映画です。
大まかなストーリーとしては、「地球侵略にやってきたエイリアンをかっこいい空中戦でやっつける！」ですが、人間観察が趣味の筆者はこの映画が壮大な「ヒューマンドラマ」に思えて仕方ありません。
20年以上前の映画なので、CG技術の粗さや、映画の中で使用されている機械や設備の古さからどうしても時代を感じてしまいますが、それぞれの登場人物のドラマは今見ても色あせていません！
そんな壮大な名作である「インディペンデンスデイ」を見逃してしまったあなたに、あらすじから名シーン・名台詞まで解説していきますのでネタバレを覚悟して読んでくださいね！
目次
【ネタバレ】ストーリーの全容をざっくり紹介
まずは、インディペンデンスデイの登場人物やストーリーを大まかに説明しますので、全体の流れをつかんでください。
登場人物については、三組の夫婦（離婚済み含む）が登場し、エイリアンとの戦いと同時進行でそれぞれのドラマも生まれるため、その点をわかりやすく解説します。
【覚えておきたい】三組の夫婦を紹介
あくまでも筆者の主観ですが、インディペンデンスデイには「デイビッド」「ヒラー大尉」「ホイットモア大統領」（以下、「大統領」）という3人の主人公がいます。
その主人公たちにはパートナー（恋人、妻、元妻）がおり、物語の進行とともに関係性も変化していきます。
その変化が本作の見どころでもあるため、一覧にまとめてみました。
| 主人公 | デイビッド | ヒラー大尉 | 大統領 |
|---|---|---|---|
| パートナー | コニー | ジャスミン | マリリン |
| 関係 | 元夫婦 | 恋人→夫婦 | 夫婦 |
| 変化 | 離婚の理由はデイビッドのヤキモチ。未だに相思相愛なので、物語の進行と同時に二人の仲が戻っていく | ストリッパー&子持ち。周囲の心配をよそに相思相愛でマザーシップへの出撃前に結婚式を挙げる |
仲良し夫婦だったが、宇宙船からの最初の攻撃でマリリンが致命傷を負う。のちに再会するも、死別。
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誰を中心において観るかでだいぶ印象が違うので、試してみてください！
【30秒でわかる】インディペンデンスデイの大まかなストーリー紹介
インディペンデンスデイはアクション、サスペンス、ヒューマンドラマがごちゃ混ぜに進行するため、やや入り組んだストーリーになっています。
ここでは、10個のポイントに分けてストーリーをまとめました。
【特にオススメ】こんな人たちには特にハマる！
インディンペンデンスデイは、アクションやSFが好きな方よりも、このような人たちにぜひ観てほしいと筆者は思います！
この後紹介する名シーンを見れてば、きっとモヤモヤが解消できるはずです。
もしあなたがこの3つに該当しなくても、この人たちの視点で観てみると、インディペンデンスデイを3割増しで楽しめること間違いなしです！
【ヒューマンドラマ】名シーンの紹介&持っていると楽しめる視点
冒頭でも触れましたが、インディペンデンスデイは壮大なヒューマンドラマであると説明しました。
ここでは、特に筆者の鳥肌レベルが高かった3つ名シーンを紹介します。
どのシーンも胸熱になることを保証しますので、これを読んで興味を持ったらぜひ全編を観てくださいね！
【名シーン1】デイビッド&コニーの揺れ動く気持ち
デイビッドが衛星の信号がおかしいことに気づいて、ホワイトハウスに乗り込むところで再会しますが、二人がなぜ別れたのか？今がどんな関係なのか、わかりやすく表現されています。
大統領や仕事に熱心なコニーにデイビッドが強烈なヤキモチを妬いたことが離婚の原因…なんとも微笑ましい^^
ただ、二人とも頑固なのか当時のことを言い合うとすぐにケンカになり、「そこまで言わなくても」というシーンが何度か出てきてその度にもどかしい思いになります。（恋愛映画か！w）
でも、本当は相思相愛であることがわかるシーンがこちら。
- デイビッドとお父さんがチェスをしながら指輪をいじられる
- 飛行機内でデイビットのお父さんから「まだ愛し合ってるんだろ？」発言
その後、ヒラー大尉とジャスミンが結婚式を挙げるシーンでは立会人になり、二人を見守りつつデイビッドとジャスミンも手を握って仲直り。
デイビッドの出撃前には、「どうしてあなたが行かなきゃいけないの？他の人でもいいじゃない」という奥さんみたいな発言も飛び出します。
映画の仲で復縁したかどうかまではわかりませんでしたが、この二人はもう大丈夫でしょう！
要所要所でデイビッドのお父さんが活躍しているので、二人が仲直りできたのは彼のおかげだと筆者は思っています！
あなたが全編を観る場合は、このお父さん目線になってみるのも面白いですよ。
デイビッドとコニーは映画の中で一度も「愛してる」とか「やり直そう」っていわないんです。
それなのにストーリーが進むにつれて二人の距離が縮み、最後はハッピーエンドになったことが観ている側にしっかり伝わっているのはお見事！
脚本と役者の演技に脱帽です。
【名シーン2】頼りない大統領がみるみる本物の男に成長
この大統領、元軍人さん（しかも英雄らしい！）というちょっと日本人が驚いてしまう経歴ですが、アメリカの大統領に元軍人さんがなること自体はそこまで珍しくないようです。
英雄だし、若いしでリーダーとして人気を集めて大統領になったものの、政策が妥協ばかりで支持率が40%まで落ちてしまったようです。
バッシングするメディアや国民の身勝手さに怒るコニーとは対照的に特に気にとめないのんびりキャラの印象を受ける冒頭。
あなたが観ても間違いなく「頼りない大統領だな…」と思うはずです（笑）
エイリアンの宇宙船を核攻撃するときも、エイリアンから殺されかけてようやく決めましたし、うーん…とモヤモヤする前半。
大統領が変化し始めたのは後半の、エイリアンのマザーシップに向けて奪ったエイリアンの戦闘機で突撃する！という無茶な作戦をデイビッドから提案されたシーン。
それまで大統領の知恵袋的な役割だった国防長官の制止を振り切って、なんならその場で国防長官をののしり、クビにして（ちょっとやりすぎw）出撃を決めたあたりから顔つきが変わってきました！
そして、この映画最大の鳥肌シーンとなる大統領演説。
これはもうあなたには絶対に観てほしい！
もしもあなたが英語アレルギーでなければ、ぜひ字幕版で観てほしい！
何いってるかわからなくても、力のこもった演説からは伝わるものがあるはずです！
こちらが実際の演説シーンです
Good morning.
In less than an hour,
aircraft from here will join others from around the world.
And you will be launching the largest aerial battle
in the history of mankind.
That word should have new meaning for all of us today.
We can’t be consumed by our petty differences anymore.
We will be united in our common interests.
Perhaps it’s fate that today is the Fourth of July
, and you will once again be fighting for our freedom…
Not from tyranny, oppression, or persecution
…but from annihilation.
We are fighting for our right to live. To exist.
And should we win the day, the Fourth of July
will no longer be known as an American holiday,
but as the day the world declared in one voice:
We will not go quietly into the night!
We will not vanish without a fight!”
We’re going to live on!
We’re going to survive!
Today we celebrate our Independence Day!
と、ここで十分に大統領の変化を理解してもらえたと思いますが、おまけでもう一個。
エイリアンの宇宙船を総攻撃する作戦に大統領もパイロットとして参加するんですが、男らしいのかアドレナリンが出まくっているのか、エイリアンの戦闘機を撃墜した時の台詞が「son of a bitch ! did it !（クソ野郎！やってやったぜ！）」というちょっと過激なもので…
ちょっと大統領らしからぬ言葉遣い^^;
ちなみに、トランプ大統領も演説ではこの言葉を使ってるのでまぁ、いいですかね。
エイリアンの宇宙船を撃破して戻ってきた大統領を待っていた国民が賞賛して出迎えるシーンは、まさに国民から慕われている大統領を表しているようで、本当によかったと親の木本になってしまいます。
筆者が大好きなこの大統領演説ですが、直前に最愛の妻であるマリリンを亡くしているのです。
それを頭に入れた上で演説を聞くと、「妻を奪われた怒り」や「気丈に振る舞う強さ」など、裏側の感情が読み取れて切なくなります。
【名シーン3】ダメダメな親父のかっこいい背中
最後は脇役のラッセルです。
ラッセルは登場から「これでもか！」ってほどダメな親父で、観ていてイライラしてしまいます。
ベトナム戦争でパイロットをしていたこともあって、飛行機から畑に農薬をまく仕事（アメリカの畑は広すぎる！）をしているのですが、間違えて頼まれた畑以外に農薬をまいてしまい、怒られるシーンも…とにかくまぁ、仕事がまともにできない（汗）
おまけに飛行機に乗っている間も降りた直後も酒を飲んで、酩酊状態。
きわめつけは、10年前にエイリアンにさらわれたそうで、その経験を周りからものすごくいじられ、馬鹿にされるんです。
もう観てられない、子供達がかわいそうで仕方ないです、本当に。
そんなラッセルですが、最高の見せ場が最後にありました。
エイリアンの宇宙船の弱点がわかり、そこにミサイルを打てば終わる！というタイミングで全員弾切れ。
唯一、ミサイルを一発だけ残していたのがラッセルなんです！
ところが、装備の故障でミサイルが発射できない…無線でそれを知った関係者が全員落胆する中で、ラッセルは捨て身の特攻をすると申し出ます！
もう、あのラッセルが地球の全人類を救うヒーローになっちゃうわけです。
ただでさえ鳥肌が立っているのに、最後の台詞が…
「頼みがある。息子たちに愛してると伝えてくれ」
涙腺が崩壊します、間違いなく。
大統領の演説とあわせて、あなたには絶対に観てほしいと思います！
こちらが実際のシーンです。
※字幕がついていないので雰囲気だけ感じてください！
エイリアンへの攻撃作戦に志願した後の１シーンで、飛行機の操作を謝るシーンがあります。
その台詞で「酒が足らないんだ」といっていますが、もしかしたらラッセルは志願した時からお酒をやめていたんじゃないかと筆者は想像します。
そう考えて観ると、ラストシーンのもっと前から、彼は使命感に燃えたかっこいいパイロットだったんじゃないかと思うわけです！
【玄人向け】気づくと気持ちいいマニアックなポイントを紹介
インディペンデンスデイを100倍楽しむためにマニアックポイントを紹介します。
あなたがすでに観たことがある場合でも、このような視点で再度視聴してみると新しい発見があっていいですよ！
ちなみに筆者はすでに20回以上観ていますが、未だに飽きません（笑）
例えば、ヒラー大尉を演じたウィル・スミスは、インディペンデンスデイの中盤で空中戦の末、エイリアンを捕獲するわけですが、彼はMIB（メン イン ブラック）という映画でもエイリアンを倒すエージェントの役を演じています。
MIBの公開がインディペンデンスデイの翌年なので、可能性は薄いですが、ウィル・スミスがエイリアンと戦う演技が評価されて起用されたのか？と妄想してみたり（笑）
その他、これらのような少しマニアックな視点で観てみてはいかがですか？
【無料視聴】インディペンデンスデイ全編を高画質で見る方法
いかがでしたか？
実際はもっとたくさんの見どころや泣きどころがあり、紹介しきれないので、ぜひ最初からエンディングまでしっかり観て欲しいと思います！
「レンタルは面倒だなぁ…」
そうですよね。
映画を全編しっかりと観ようとすればDVDやBlue-rayをレンタルショップで借りてくるのが一般的ですが、借りにいくのも返しにいくのも時間と手間がかかってしまいます。
そこで、筆者は定額見放題の「動画配信サービス」をオススメします。
インターネット回線を通して、PCやスマホ、TVで映画やドラマを見ることができるサービスです。
利用者が多く、大手サービスとしてはドコモが提供する「dTV」、国内コンテンツに強い「U-NEXT」、海外発のサービスで日本に上陸した「Netflix」や「hulu」などがあります。
あなたがTVやスマホで映画やドラマを観るなら、動画サービスは「見放題の作品数がどれだけあるのか？」で選んでください。
2020年現在、見放題作品数がもっとも多いのは、U-NEXTで約5万件、次いでHuluで4万件となっており、このどちらかで選べば間違いありません。
「無料で観れるサービスはないの？」
一部の海外サイトには映画がまるまる無料で視聴できるものもありますが、画質が悪い上に違法行為となってしまうため、筆者はオススメしません。
罪になると思いながらだとせっかくの映画に集中できませんし、楽しめませんよね。
インディペンデンスデイを無料で全部観たい！という場合は、まずはU-NEXTやhuluで閲覧できるか無料体験に申し込んでみてください。
（動画サービスの閲覧作品は随時更新されているため、取り扱いがない可能性もあります。ご注意ください。）
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