「マトリックス リローデッド」(原題:The Matrix Reloaded)は、2003年に公開されたアメリカのSFアクション映画です。
マトリックスシリーズはここまで4作品がリリースされており、本作は2作目にあたります。
ただ、本作のエンディングで物語は完結せず、次作である「マトリックス レボリューションズ」と併せて観る必要があるため注意が必要です。
内容としては、前作以上に主人公のネオが強くなっていることと、新たな敵の出現や、エージェント・スミスのパワーアップなどで、アクションシーンがレベルアップしています。
また、ストーリーはよりシステムやプログラムに寄った話になっており、プログラミング教育が一般的になってきた現代のほうがリリース当初よりも世界観が理解しやすいかもしれません。
キャスティングはキアヌ・リーブスやローレンス・フィッシュバーンらが前作に引き続き起用されているため、ストーリーや世界観に集中できます。
そんな「マトリックス リローデッド」を見逃してしまったあなたのために、作品の大まかなあらすじと見どころを紹介し、「マトリックス リローデッド」を観るべきかどうか判断できるようにお手伝いします!
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目次
【ネタバレ注意】作品の全容をざっくり紹介
まずは「マトリックス リローデッド」の登場人物やその関係性、全体のストーリーをざっくりまとめて紹介します。
あなたが忙しく、記事を読んでいる時間がない場合を考えて、予告動画を紹介しておきます。
この動画だけで全てを理解することは難しいのですが、雰囲気だけでもつかんでください。
事前に押さえておきたい主要な登場人物たち
本作ではメインとなるキャストは同じであるものの、追加で覚えておくべき登場人物が増えます。
というのも、前作よりも描かれる世界観が広がっていて、例えば人間側でいえばレジスタンスとして描かれていたネブカドネザル号とモーフィアスが、本作ではザイオンの一部として設定されていたり、マトリックス内に登場する人物がそれぞれプログラムの一部と定義されています。
そのため、あなたが混乱してしまわないように
、最低限覚えておくべき登場人物を紹介しておきます。
【あらすじを紹介】「マトリックス リローデッド」のストーリーを解説
ここではストーリー全体をさらに理解できるように、ストーリーを紹介していきます。
あなたが「マトリックス リローデッド」を観ていなくても、これを読めばざっくりしたあらすじをつかむことができます。
【預言者の言葉】
- センティネル(機械兵)の大群がザイオンに向けて侵攻を開始したとの情報
- 預言者を信じるモーフィアスと自力での防衛にこだわるロック司令官が対立
- マトリックスから預言者の伝言を持ち帰るベインがスミスに襲われるも帰還
- 預言者と面会したネオはオラクル(預言者)からソースに向かうよう伝える
- ネオはプログラムであるメロビンジアンに捕われたキー・メーカーを探すことに
- オラクルと別れるとスミスが現れエージェントではない存在になったことを知る
【キー・メイカー】
- 自身をコピーする能力を手に入れたスミスとに戦闘でピンチになるも脱出する
- 評議会では安否不明のネブガデネザル号を救出する任務にナイオビらが立候補
- メロビンジアンからはキー・メーカーの引き渡しを断られ絶望するモーフィアス
- 浮気性のメロビンジアンへのあてつけで妻が裏切りキー・マーカーを確保する
- メロビンジアンと遭遇し双子の殺し屋に追われるトリニティーとモーフィアス
- エージェントも参戦し何度もピンチになるもナイオビの助けもあって切り抜ける
【救世主の正体】
- ソースの部屋には電気の供給とビルのシステムを止める必要があることを知る
- 作戦を決行するとビジラント号がセンティネルに襲われてクルーが全員死亡する
- ネオから参加を止められていたトリニティが作戦を引き継ぎシステムを止める
- 無事にソースの部屋に入ったネオはマトリックスの設計者と対面し真実を聞く
- 救世主はシステムの予測外の産物(アノマリー)でネオの前には5人が存在した
- 救世主はシステムが崩壊して人類が滅亡しないように一部の人間を生かしてきた
【ネオの選択】
- 人類の救済化トリニティーの命か選択を迫られたネオはトリニティーを選ぶ
- エージェントに射殺されたトリニティーをネオが奇跡の力で生き返らせる
- 現実世界に戻ったネオらはセンティネルの襲撃を受けて船を放棄する
- なお襲ってくるセンティネルを生身の体で止めたネオが気を失って倒れる
- ハンマー号に助けられたモーフィアスらは防衛作戦が失敗したことを聞く
- 突然EMPが作動して船の動きがとまった背景を知るのは唯一の生存者ベイン
前作と比較すると、本作はより一層独自の世界観を強くしています。
そのため、前作を観ずに本作から観始めてしまうと内容を理解するのに苦労しそうです。
本作のストーリーをざっとまとめると、「ザイオンによる抵抗活動もコンピュータの設計の一部で、ネモが初めてそれに逆らう」というものです。
過去に5人いた救世主は設計者から示された選択肢に対して全員が人類を生かすことを優先し、一部の人間を救って残りの抵抗勢力を見殺しにしてきました。
救世主の中で初めて個人への愛を知ったネオは、これまでの救世主とは違う選択をし、その選択が迎える結末がどうなるかを明らかにしないまま、次作へと引き継ぎます。
【口コミ】「マトリックス リローデッド」の感想を分析!
ネット上には「マトリックス リローデッド」について様々な投稿があります。
ここでは、Twitterに投稿された「マトリックス リローデッド」についての意見をいくつか取り上げて、傾向を解説します。
『マトリックス リローデッド』
一作目に比べると、なんというか節操が無いというか。スミス多すぎネオ強すぎ。なんで車に日本刀なんだよ。ツインズってなんだよ。キーメーカーって誰だよ。でも中学生の俺の心を震わせてくれたバカカッコよさに感謝。 pic.twitter.com/EAhOSsYYBB
— ギャズ (@Shark_Skin_Man) March 9, 2022
半年ぐらい前にも観たけど『マトリックス リローデッド』鑑賞。
文句無しに面白いけど話が難しくなってきたw
エンディングテーマのロブ・ゾンビの曲も良いね😆 pic.twitter.com/ZfEK3t4YXc— ビヒーマス (@behemothNBC) January 10, 2022
『マトリックス リローデッド』を観ました。
1に比べアクションが長く、少し退屈に感じましたが、スタイリッシュさや技術は前作を越えています。後半の真実へ迫る展開と次回作への繋がりは良かったです。
哲学的なテーマもより深掘りされていて、そこも楽しかったです😁 pic.twitter.com/lK7eWSfeeY— ぽんぽこ丸@映画アカウント (@PyaMRlQEvLsTju8) January 25, 2022
映画『マトリックス リローデッド』鑑賞。
自分の知る世界から連れ出してもらうような前作から、ディストピアの風味が色濃く出るまでの飛躍にやはりワクワク。
アクションに引き込まれながら、敵を、人を、真実を信じられるか悩み続けるノンストップで心地よい疲労感。
ネオの選択はいつもカッコいい! pic.twitter.com/o4srGgms8C— かいちょー (@kaicho_nandana) February 12, 2022
本作を観た人の感想は賛否分かれています。
というのも、アクションシーンの量や質は前回よりもレベルアップしている一方で、内容が難しくなっていて、理解の難易度が格段に上がっているため、観た人が困惑しているようです。
本作はラストが完結せず次作に引き継ぐため、もう一作鑑賞する気力があなたに残っているなら次作まで観てから判断する、でもよさそうです。
【名シーン紹介】マトリックス リローデッドの見どころになる名シーンを一部紹介
本作の見どころはなんといってもこの時代のハリウッド映画には珍しい東洋アクションと映像技術です。
ただ、正直なところ、全体を観ないと伝わらないことが多いため、少しでも面白そうと感じてくれるのであれば、改めて本作の全てを観ることをおすすめします!
【名シーン①】コピーし増殖したスミスとネオの格闘シーン
本作で最も有名になったアクションシーンです。
預言者と別れた直後に現れたスミスは、自身がエージェントではなくなったことを告げ、ネオを取り込もうと侵食を始めます。
スミスに取り込まれそうになるネオですが、自我を保ちスミスを拒絶すると、その場にいる大勢のスミスとの格闘戦が始まります。
【名シーン②】メロビンジアンの手下とネオの格闘シーン
キー・メーカーを手に入れるためにメロビンジアンと面会するネオたちですが、引き渡しを断られるも、夫の浮気に怒った妻のパーセフォニーからキー・メーカーを託されます。
早々に脱出しようとするネオの前に、部下を引き連れたメロビンジアンが現れて、トリニティーらを逃がそうとするネオとの格闘戦に突入します。
【無料視聴】マトリックス リローデッド全編を高画質で見る方法
いかがでしたか?
実際はもっとたくさんの見どころや泣きどころがあり、紹介しきれないので、ぜひ最初からエンディングまでしっかり観て欲しいと思います!
「レンタルは面倒だなぁ…」
そうですよね。
映画を全編しっかりと観ようとすればDVDやBlue-rayをレンタルショップで借りてくるのが一般的ですが、借りにいくのも返しにいくのも時間と手間がかかってしまいます。
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「無料で観れるサービスはないの?」
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罪になると思いながらだとせっかくの映画に集中できませんし、楽しめませんよね。
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