「ラ・ラ・ランド」といえば、2016年に公開されたミュージカル映画です。
「2016年最高の映画のひとつ」として世界中で高い評価を獲得した本作は、アカデミー賞で史上最多に並ぶ14ノミネートと6部門での受賞を果たしています。
ミュージカル映画と聞いて苦手意識や抵抗感を持つかもしれませんが、実際に観てみると序盤こそミュージカルの世界観に戸惑いを感じますが、中盤からは歌と踊りを違和感なく観ることができました。
おそらく、ストーリーと曲調や歌詞の内容がしっかりとリンクしているからだと思います。
ちなみに筆者は、バリバリのアクション映画ファンなので、どちらかというとミュージカル映画は苦手なタイプなので、その筆者が言うのだからまちがいないと思います!w
そんな「ラ・ラ・ランド」を見逃してしまったあなたのために、シリーズ各作品の大まかなあらすじと見どころを紹介し、「ラ・ラ・ランド」を観るべきかどうか判断できるようにお手伝いします!
【ネタバレ】ストーリーの全容をざっくり紹介
まずは「ラ・ラ・ランド」の登場人物やその関係性、全体のストーリーをざっくりまとめて紹介します。
時間がない場合はこの章だけで、全体像がつかめるはずです!
もしあなたに時間がない場合は、こちらの予告動画を観るだけでも雰囲気がわかると思います。(ただ、本編を観ないと伝わらない作品です!)
本作のストーリー上、重要なポイントを先に伝えておくと以下の通りです。
- セブ:古き良きジャズを聴かせる店を持ちたいと夢見ているジャズピアニスト。
- ミア:女優だったおばの影響で大学を中退した女優の卵
- キース:若者向けのバンドを組んでいるセブの旧友
ラ・ラ・ランドには多くのキャストが登場しますが、ストーリーに影響を与える人物が極端に少ないのが特徴です。
そのため、あなたがラ・ラ・ランドを観る際はこの3人の名前だけ頭に入れておけば大丈夫です。
- 冬:夢を持っているセブとミアの苦戦
- 春:セブとミアが出会い交際を開始
- 夏:セブがキースのバンドに参加し成功
- 秋:ミアも映画出演のチャンスをつかむ
- 冬(5年後):二人は成功し別々の人生を歩む
ラ・ラ・ランドはミュージカル映画として高い評価と注目を集めているため、歌や踊りに目がいきがちですが、構成としても「夢」や「純愛」といった要素を中心に作られており、性別や世代を問わずに楽しめる映画となっています。
【100秒でわかる】ラ・ラ・ランドのストーリーを大まかに紹介!
ここではストーリー全体を100秒で理解できる程度にまとめ、大まかなストーリーを紹介していきます。
あなたがラ・ラ・ランドを観ていなくても、これを読めばざっくりしたあらすじをつかむことができます。
ラ・ラ・ランドのストーリーは、「同じく夢を追っている二人が出会い、途中すれ違うも、諦めなかった結果二人とも夢をつかむ」という内容です。
本作は主に「ラブストーリー」「サクセスストーリー」「ミュージカル」と3つの側面から楽しむことができます。
「ラブストーリー」として観ると、ミアはセブ以外の男性と結婚してしまうため、最後がハッピーエンドではなく、ちょっともやもやした終わり方になっています。
一方で「サクセスストーリー」として観ると、夢を追った二人の若者が夢を叶える、気持ちの良いエンディングです。
ミアは寄り道せず一途に役者を目指し続け、一方でセブは途中で夢を諦めて妥協しそうになるも、二人が手に入れたかった「役者」と「本物のジャズバー」を実現します。
最後に「ミュージカル」としてですが、筆者はミュージカルをほとんど観たことがない前提でいうと、歌もダンスもストーリーとリンクしているため非常に観やすく、また単純に素敵だなーと感じれたのでよかったと思います!(ボキャブラリーが乏しくてすみません…)
筆者としては、「サクセスストーリー」の視点で観ていたため満足できましたが、あなたが観るときにはあらかじめどんな視点で観るのか考えておくとより楽しめると思います。
【口コミ評価あり】こんな人たちには特にオススメ!
先ほども紹介したとおり、本作は様々な視点で楽しめる要素が盛り込まれているため、単純なラブストーリーやミュージカル映画よりも奥が深い作品となっています。
そんなラ・ラ・ランドを観た人はどのような感想を持っているのか、SNSの投稿から抜粋して紹介します。
【ララランドの好きなシーン】
回想シーン前の2人のやりとり。
「I’m always gonna love you」
「I’m always gonna love you too」
*
「これからもずっと愛してるわ」
「ずっと君を愛しているよ」ってとこ。
*
実際にお互いを思い合って
生きていくのに、
すれ違う運命が切なくて美しい。#lalaland pic.twitter.com/Ch44PNtc5Q— ぽんちゃん (@po_ch_po_an) March 9, 2019
洋画ララランド
2回見たことあって
また今見てるけど
メチャクチャ楽しい
何回でも見れる💕💕💕— shino.•*¨*•.¸¸♬ (@cure1222) March 8, 2019
何週間前の金ローだろうか?
今さっき見終わりました。ロマンス映画はほとんど見ないんですけど楽しめました。これをきっかけにロマンスもよく見るようになるかな?笑#ララランド#映画好きと繋がりたい #映画好きな人と繋がりたい pic.twitter.com/cCECL3Db1M— 三黒 (@aimai_mikuro) March 7, 2019
録画してたララランド見たけど結ばれずに終わるとは思ってなかった…展開がベタだとは思ってたけど結ばれないベタで終わった。ミュージカル部分はあんなにハッピーだったのに…大人の恋というには深みが無いっていうかありきたりっていうか、もう少しアッと驚く展開が欲しかったな。
— まひる🥴 (@mAPpirumaa___) March 7, 2019
ララランドの曲好き♥️ pic.twitter.com/54hUUvXyAO
— 🌼おだまき (@odaaa7395) March 9, 2019
Another day of sun/ LA LA LAND
弾いてみた(*•̀ᴗ•́*)و 歌詞もつけてみた✨
多分100回以上録り直してる笑#anotherdayofsun #lalaland #musical #emmastone #cover #playbyear #piano #ピアノ #耳コピ #弾いてみた #弾いてみた動画 #ララランド pic.twitter.com/zxlKAq3zKf— Yuririn (@lily_piano12) March 4, 2019
ララランドのこのシーンの色合いが絶妙に好きで、心臓ギュンってする pic.twitter.com/LNQ46apETd
— やよい (@yacchi_ao) March 7, 2019
Twitterには大量に#ララランドのハッシュタグが投稿されていますが、大きく3つに分類できそうです。
名作は本当に好みが分かれるため、最高!という声も駄作だ!という声も筆者は真実だと思います。
筆者としては特にこのような人たちにオススメします。
特にピアノやタップダンスなど、ミュージアルに関わる部分についてセブを演じたライアンは、この映画のために練習して習得したという話を聞いて納得しました。
映画を通して、努力とか成功というテーマに共感できたのは、俳優さんたちがそもそも努力して完成した映画だからなんだとしみじみ。
こういう感じ方の違いも含めて、ぜひ何度も観てほしい作品です!
【名シーンの紹介】耳から離れない満足度200%のミュージカル!
ラ・ラ・ランドではそれぞれのストーリーを印象付けるいくつもの見せ場や山場がありますが、そのほとんどは前後のミュージカルシーンが高い演出効果を発揮しています。
ここでは代表的なミュージカルシーンをピックアップして紹介します。
歌や踊りに加えて、鮮やかな色使いがとても素晴らしいのでぜひ観てください!
【名シーン①】”Another Day of Sun”
冒頭のシーンは渋滞にドライバーがイライラするところから始まります。
なぜか一人の女性が歌いだし、他のドライバーも次々とそれに乗っかって歌い・踊りだします。
正直なところ、いきなりこれが始まるので少し戸惑うと思います(笑)
ただ、ここで驚きつつもミュージカル映画に不慣れな人も一気に引き込まれるので、そのあとの歌やダンスに切り替わるシーンに違和感が全くなくなります。
そして、この”Another Day of Sun”はエンディングでも使われている、ラ・ラ・ランドを象徴する歌なので、観終わったあと、きっとあなたの耳から離れないはずです!
【名シーン②】”Someone In The Crowd”
ミアのルームメイトたちがミアを芸能人が集まるマーティーに連れて行こうと誘うところから、実際にパーティーに参加するところまでをミュージカルにしたシーン。
歌もダンスも素敵なのですが、何よりも色使いがとても美しいのが印象的です。
パーティーの目的は歌のタイトルでわかるように「どこかにいる運命の人」に出会うことです。
それがコネクションなのか、恋人なのかはあなたの想像に任せます!
【名シーン③】”A lovely night”
パーティーにうんざりしたミアが、たまたま見かけたセブをつかまえて脱出します。
パーティー会場からミアのプリウスが止まっている場所まで歩く途中、二人がちょっといい感じになるミュージカルシーンです。
先ほども触れましたが、セブを演じるライアンは本作に出演するまでタップダンスの経験がなく、練習してこのレベルになったのです。
それを考えてみてみると感動が増しますよね!
【名シーン④】”city of stars”
この、”city of stars”という歌ですが、ミュージカルシーンとして歌われたものではありません。
ただ、劇中で何度も歌われ、本作の舞台でもあるハリウッドを象徴する歌であるため、ここで紹介させてください。
特に動画の後半でエマとセブが一緒に歌うシーンは色使いもキレイですし、なにより二人が夢を持ってこの地にいることを考えると胸が熱くなりますね!
【名シーン⑤】二人の想いと幸せが詰まったラストシーン
大女優になりセブではない男性と結婚したミアと、念願だった自分のジャズバーを手に入れたセブが、セブの店で偶然再会を果たします。
ミアの存在に気づいたセブは思い出の曲を弾き始め、回想シーンへと入ります。
内容としては、二人がそれぞれの夢をかなえ、なおかつ結婚をして子供を生むというものです。
ここから先は解釈の話です。
この回想は誰のものなのか?がきになるところですが、筆者はセブの回想だと思っています。
ミアは女優という夢も、結婚・出産といった女性としての幸せも手にしています。
一方でセブは夢は叶えたものの、未だ結婚している描写はなく、かつジャズバーの名前もミアが提案した「SEB’S」にするなど、ミアへの未練をにじませています。
そう考えると、セブのお店に入ってから出るまで、終始無表情だったミアの心情を考えると
男女の温度差にちょっとぞっとしますね(笑)
【おまけ】渡辺直美が出演するラ・ラ・ランド
最後はパロディーです!
日本国内のプロモーションとして、お笑い芸人の渡辺直美さんがラ・ラ・ランド風のドレスを着用して1シーンに登場します。
本物との差分をお楽しみください(笑)
【無料視聴】ラ・ラ・ランド全編を高画質で見る方法
いかがでしたか?
実際はもっとたくさんの見どころや泣きどころがあり、紹介しきれないので、ぜひ最初からエンディングまでしっかり観て欲しいと思います!
「レンタルは面倒だなぁ…」
そうですよね。
映画を全編しっかりと観ようとすればDVDやBlue-rayをレンタルショップで借りてくるのが一般的ですが、借りにいくのも返しにいくのも時間と手間がかかってしまいます。
そこで、筆者は定額見放題の「動画配信サービス」をオススメします。
インターネット回線を通して、PCやスマホ、TVで映画やドラマを見ることができるサービスです。
利用者が多く、大手サービスとしてはドコモが提供する「dTV」、国内コンテンツに強い「U-NEXT」、海外発のサービスで日本に上陸した「Netflix」や「hulu」などがあります。
あなたがTVやスマホで映画やドラマを観るなら、動画サービスは「見放題の作品数がどれだけあるのか?」で選んでください。
2020年現在、見放題作品数がもっとも多いのは、U-NEXTで約5万件、次いでHuluで4万件となっており、このどちらかで選べば間違いありません。
「無料で観れるサービスはないの?」
一部の海外サイトには映画がまるまる無料で視聴できるものもありますが、画質が悪い上に違法行為となってしまうため、筆者はオススメしません。
罪になると思いながらだとせっかくの映画に集中できませんし、楽しめませんよね。
ラ・ラ・ランドを無料で全部観たい!という場合は、まずはU-NEXTやhuluで閲覧できるか無料体験に申し込んでみてください。
(動画サービスの閲覧作品は随時更新されているため、取り扱いがない可能性もあります。ご注意ください。)
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