「ワイルドスピードSKY MISSION(スカイミッション)」といえば、2015年に大ヒットしたカーアクション映画です。
2001年に大ヒットした「ワイルドスピード」の7作目である本作は、これまで通りの派手なカーアクションも見どころではあるものの、何より主役のポール・ウォーカーの遺作となっています!
ドミニクと並んでシリーズの主人公であったブライアンの集大成となる大作です!
なお、あなたがシリーズの他作品をまだ観ていない場合は、過去の作品を観た上で本作を観ることをオススメします。
そんなワイルドスピードSKY MISSIONを見逃してしまったあなたに、あらすじから名シーンを惜しみなく紹介し、解説していきますので最後までお読みください!
目次
【ネタバレ】ストーリーの全容をざっくり紹介
まずはワイルドスピードSKY MISSIONの登場人物やその関係性、全体のストーリーをざっくりまとめて紹介します。
時間がない場合はこの章だけで、全体像がつかめるはずです!
本作のストーリー上、重要なポイントを先に伝えておくと以下の通りです。
前作「ワイルドスピードEURO MISSION」で倒した、オーウェン・ショウの兄であるデッカードが弟の病室でドミニクファミリーへの復讐を誓うところから本作がスタートします。
元イギリスの特殊部隊で化け物といわれていたデッカードがファミリーに襲いかかります!
※前作「ワイルドスピードEURO MISSION」についてはコチラを参考にしてください。
※「ワイルドスピードSKY MISSION」をざっくり知りたい場合は予告編もオススメです。
【30秒でわかる】ワイルドスピードSKY MISSIONの大まかなストーリー紹介
まずは全体のストーリーの紹介です。
あなたがワイルドスピードSKY MISSIONを観ていなくても、これを読めばざっくりしたあらすじをつかむことができます。
ワイルドスピードシリーズのストーリーは基本的に「ストリートレーサーたちが悪い奴らを懲らしめる」という、割とシンプルでハッピーエンドな構成ですが、本作はとにかく全てがド派手なアクションです。
タイトルである「SKY MISSION」の名前の通り、車が何台も、何度も空を飛びます!
- ラムジー救出ミッションで輸送機からダイブ
- ドミニクがジャカンディに包囲され崖からダイブ
- ライカンで高層ビルをダイブ
- ホブスが救急車でドローンに激突
- ドミニクがジャカンディのヘリにダイブ
車ってこんなにも飛ぶんですね!(笑)
そして、派手なアクションの締めくくりはドミニクとレティのハッピーエンドです。
本作は序盤からレティが記憶を取り戻せずに苦悩し、とうとうドミニクから離れてしまいます。
ドミニクも記憶を取り戻せるように、いろいろとアクションするものの、逆にレティを苦しめる結果になってしまい、むしろ溝が深まってしまいます。
ところが、ラストシーンでレティは記憶を取り戻します。
しかも、戻った記憶の中で、ドミニクとレティはすでに結婚式を挙げたことが初めて明かされたのでより衝撃です!
レティを記憶を取り戻すためにそれを口にしなかったドミニクの一途な男気に惚れ直した一方で、前作「EURO MISSON」の最後にエレナに「ここに残れ」と言った浮気男な発言との矛盾に味わいを感じました。
最後に、繰り返しますが本作はポール・ショーカーの追悼作品です。
前作「EURO MISSON」と違い、作中でファミリーの誰かが死ぬことはないので、悲しい気持ちにはならないのですが、ブライアンについてはいろいろと語るべきシーンがありますので、それはまた【名シーン】のコーナーで取り上げます。
【特にオススメ】こんな人たちには特にハマる!
本作は、ワイルドスピードシリーズの中で重要な出来事や登場人物がたくさん詰め込まれているため、ヒューマンドラマ要素も強い作品となっています。
そのため、以下のような人たちは間違いなくハマると思います。
本作ではカーアクションがさらに進化し、車がどんどん空を飛びます(笑)
また、車に乗っていないシーンでも男女問わず殴った蹴ったの大乱闘シーンがいくつも!
特に本作のキャスティングは格闘に特化したメンバーが多く出ているのも特徴です!
もともと「MEGA MAX」から登場したホブス捜査官はアメリカのプロレスラー「ザ・ロック」であることは有名ですが、本作ではさらにレティと格闘戦を演じた、王子の護衛「カーラ」役を演じたのもロンダ・ラウジーという総合格闘家ですし、本格アクション俳優としてもデッッカード役のジェイソン・ステイサムは有名ですし、ブライアンと2度の格闘シーンを演じたジャカンディの部下はタイの有名なアクション俳優です。
そんな本作は、カーアクション以外の格闘シーンにシリーズでもっとも力を入れている作品であるといえます!
ロンダ・ラウジーの格闘シーンはコチラ
【名シーンの紹介】正統派カーアクションから涙のドラマまで!
本作はヒューマンドラマからカーアクションに至るまで、たくさんの見どころがあるので、いくつかピックアップして紹介します!
臨場感が大事なのでスマホの場合はイヤホンつけて、必ず音を出して観てくださいね!
【名シーン①】徐々にゾッとする!アクションなしのオープニングシーン!
本作のオープニングですが、シリーズの中では珍しく静かに始まります。
デッカードがロンドンの風景を見ながら、「未来を知りたければ過去から学ぶことだ」と話しています。
これは、「昔から弟のケンカは兄が処理していた」ことを意味していて、今回の復讐の始まり誓う、という意味です。
デッカードが病室から出ると、病院内が大きく荒れていることに気づきます。
そうです、ショウについている厳重な警護をすべて倒して病院に入り込んだのです。
アクションシーンはほとんどないのに、デッカードの強さと冷酷さが伝わる名シーンです。
前作「ワイルドスピードEURO MISSION」のラストシーンでデッカードがハンに衝突した際に、ドミニクのロザリオ(ネックレス)を投げるシーンを思い出してください。
あのロザリオは、この時ショウの手の中からデッカードが持ち去ったもので、ドミニクへの戦線布告を意味していたんですね。
ちなみに、ショウは記憶を失ったレティから渡されたのをそのまま持っていたと思われます。
【名シーン②】思わずお尻が寒くなる!飛行機からの落下シーン
ラムジー救出作戦として、山中の一本道を移送されているところを襲撃するというもの。
レーシングカートオフロードカーを合体させて、衝撃に耐えられるようにしたそれぞれの車を、輸送機から次々と落としていきます!
いくらパラシュートがついているとはいえ、彼らは軍人ではなくストリートレーサーですからね…無茶が過ぎます(笑)
実は、この作戦の元はローマンのアイデアから組まれたものなのですが、ファミリーが次々と落下する中でローマンはやたら渋ります。
無線のやりとりで「どんな作戦か言え」と叫ぶあたりから考えて、ローマンには作戦の詳細は知らされていなかったものと思われます(笑)
何が起きているかわからず不安で動揺するローマンを、テズが遠隔操作で無理やり落とすシーンがなんとも笑えますね
【名シーン②】前半のクライマックス!至極のアクションを楽しめるラムジー奪還!
ラムジーを移送しているバスをファミリーが襲撃するシーン。
カーアクションあり、格闘あり、ドキドキハラハラする前半でもっとも盛り上がるシーンです。
護衛についている4台のメルセデスを弾きとばし、ブライアンがバスに乗り込んでかっこいい格闘でラムジーを救出します。
(ちなみに、この連携プレーは初代ワイルドスピードのトラック強盗を連想しますね)
バスの運転手が流れ弾に当たって、危うくバスごと崖に転落しそうになったところをレティのドリフトで間一髪助かります。
一方、デッカードとのカーチェイスで別行動になったドミニクがテロリストのボスであるジャカンディたちに囲まれるものの、自ら崖に突っ込んで行き、こちらも間一髪!
かなりレベルの高い仕上がりになっています!
ドミニクが崖から落ちるシーンは車が頑丈に改造されているため、ドミニクもラムジーも無事でした。
しかし、最終決戦でドミニクが駐車場からダッジチャージャーでダイブした時は、心肺停止になるほどの重症でした。
耐衝撃の改造がされていない車でもダイブしてしまったのは、無線からレティが助けを求める声を聞いて反射的に、でした。
思いの強さを感じる行動です。
【名シーン③】GT-R大破!ドローン(無人戦闘機)VSブライアン
最終決戦に向けてブライアンが乗ったのは、トレードカラーの青で塗装した現行のGT-R。
プライベートでも所有するほどGT-Rを愛しているブライアンの名機です。
テロリストからラムジーを守りながらゴッド・アイにハッキングするため、ロスの街中を爆走します。
無人戦闘機から攻撃を受けるも、ドライビングテクニックでかわしつつ、最後は驚異のパスでラムジーを逃がすことに成功します。
ブライアン、かっこよすぎです。
ドローンから攻撃を受けた際、おもむろにGT-Rの車高を下げるブライアン。
「何してるの??」と興奮気味に聞くラムジーに対して「昔ながらのやり方さ!」(”old school move !”)と答え、大型トレーラーの下に潜り込んで攻撃をかわします。
覚えてますよね、これは初代ワイルドスピードでドミニクたちがシビックでトレーラーの下に潜ったり、「ワイルドスピードX2」でブライアンのランエボが使った技です!
これにピンときたあなたはワイスピ通です!
【名シーン④】涙なしには見れない…感動のエンディングシーン
デッカードを無事倒したあと、とある砂浜でファミリーが集まっているシーン。
ブライアンの家族が浜辺で遊んでいるのを眺めながら、何やら抽象的な会話をやりとりします。
内容としては、「彼は本当の居場所を見つけた」「家族のところだ」「さようならを言わないの?」「これは別れじゃない」というやりとりです。
つまり、「ブライアン(ポール・ウォーカー)は自分たち家族の中にずっと生きている。だからお別れじゃないんだ」という解釈ができます。
何度見ても涙が止まりません。
また、同時に流れるエンディング曲の歌詞も同じくファミリーについて想起させる歌詞となっていますので、併せて観てほしいと思います。
「see you again」 日本語訳つきはコチラ
エンディングの最後にドミニクの車とブライアンの車(白のスープラ)が並走するシーンがあります。
しばらく走ったあと、スープラはドミニクと違う道に入り、それぞれが別の道を走ります。
これがお別れを意味しているように筆者は感じ、最後の”FOR PAUL(ポールに捧げる)”に大号泣でした。
【玄人向け】気づくと気持ちいいマニアックなポイントを紹介
ワイルドスピードSKY MISSIONを100倍楽しむためにマニアックポイントを紹介します。
あなたがすでに観たことがある場合でも、ここで紹介する視点を持って再度視聴してみると新しい発見があっていいですよ!
【玄人向け①】ドミニクVSショーンのドリフト対決の行方
あなたがワイルドスピードTokyo Driftを観ていればわかると思いますが、エンディングでドミニクがショーンに勝負を挑むものの、勝負がどうなったかまで触れずに終わっています。
本作でドミニクがハンの遺品をとりに東京に向かったシーンでドミニクが勝ったことがわかりますね。
大型のアメ車が小型の日本車に狭い駐車場でのドリフトレースで勝つなんて、やはりドミニクのドライビングテクニックはとんでもないですね!
ワイルドスピードTokyo Driftについてはコチラを読んでください。
【玄人向け②】ブライアンを二人の弟が演じた裏側!
冒頭でも触れたとおり、ブライアンを演じたポール・ウォーカーは映画の撮影中にプライベートの交通事故で他界してしまいます。
映画の撮影は続くため、ブライアンを演じたのはポールの2人の弟でした。
兄弟とはいえ全く同じ顔ではないので、驚異のCG技術で補っていました。
あなたが一度SKY MISSIONを観ていれば、「あのシーンも!?」と驚くこと間違いなしです!
※まだ本編を観ていない場合はネタバレに注意してください
【無料視聴】ワイルドスピードSKY MISSION全編を高画質で見る方法
いかがでしたか?
実際はもっとたくさんの見どころや泣きどころがあり、紹介しきれないので、ぜひ最初からエンディングまでしっかり観て欲しいと思います!
「レンタルは面倒だなぁ…」
そうですよね。
映画を全編しっかりと観ようとすればDVDやBlue-rayをレンタルショップで借りてくるのが一般的ですが、借りにいくのも返しにいくのも時間と手間がかかってしまいます。
そこで、筆者は定額見放題の「動画配信サービス」をオススメします。
インターネット回線を通して、PCやスマホ、TVで映画やドラマを見ることができるサービスです。
利用者が多く、大手サービスとしてはドコモが提供する「dTV」、国内コンテンツに強い「U-NEXT」、海外発のサービスで日本に上陸した「Netflix」や「hulu」などがあります。
あなたがTVやスマホで映画やドラマを観るなら、動画サービスは「見放題の作品数がどれだけあるのか?」で選んでください。
2020年現在、見放題作品数がもっとも多いのは、U-NEXTで約5万件、次いでHuluで4万件となっており、このどちらかで選べば間違いありません。
「無料で観れるサービスはないの?」
一部の海外サイトには映画がまるまる無料で視聴できるものもありますが、画質が悪い上に違法行為となってしまうため、筆者はオススメしません。
罪になると思いながらだとせっかくの映画に集中できませんし、楽しめませんよね。
ワイルドスピードSKY MISSIONを無料で全部観たい!という場合は、まずはU-NEXTやhuluで閲覧できるか無料体験に申し込んでみてください。
(動画サービスの閲覧作品は随時更新されているため、取り扱いがない可能性もあります。ご注意ください。)
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