「ワイルドスピードICE BREAK(アイスブレイク)」といえば、2017年に公開され大ヒットしたカーアクション映画です。
2001年に大ヒットした「ワイルドスピード」の8作目である本作は、これまで通りの派手なアクションも見どころではあるものの、何より主役のポール・ウォーカーが亡くなった後の最初の一作目となります。
ポール・ウォーカーが亡くなってしまったことで、続編が出るかファンの間で不安が広がっていましたが無事に公開されて一安心!
中身も、ブライアン抜きでよくぞここまで!という仕上がりになっています。
そんなワイルドスピードICE BREAKを見逃してしまったあなたに、あらすじから名シーンを惜しみなく紹介し、解説していきますので最後までお読みください!
目次
【ネタバレ】ストーリーの全容をざっくり紹介
まずはワイルドスピードICE BREAKの登場人物やその関係性、全体のストーリーをざっくりまとめて紹介します。
時間がない場合はこの章だけで、全体像がつかめるはずです!
本作のストーリー上、重要なポイントを先に伝えておくと以下の通りです。
レティとドミニクが幸せなハネムーンを過ごしていたキューバに、謎の女サイファーが現れてから、急にドミニクがファミリーを裏切るところから本作がスタートします。
前作「ワイルドスピードSKY MISSION」で倒した、デッカード・ショウがファミリーの仲間になってドミニクやサイファーと対戦するという新しい展開です!
※前作「ワイルドスピードSKY MISSION」についてはコチラを参考にしてください。
※「ワイルドスピードICE BREAK」をざっくり知りたい場合は予告編もオススメです。
【30秒でわかる】ワイルドスピードICE BREAKの大まかなストーリー紹介
まずは全体のストーリーの紹介です。
あなたがワイルドスピードICE BREAKを観ていなくても、これを読めばざっくりしたあらすじをつかむことができます。
ワイルドスピードシリーズのストーリーは基本的に「ファミリーが悪い奴らを懲らしめる」という、割とシンプルでハッピーエンドな構成ですが、本作は格闘がやや多めのとにかく全てがド派手なアクションです。
前作「SKY MISSION」からの傾向ですが、従来のストリートレースの比率が下がっていますが、本作においても街中のカーチェイスはほとんどなく、そのかわりにハリウッドを代表するアクション俳優同士の格闘や、車をハッキングしてのクラッシュや駐車場からの落下、その他氷上でミサイルだの魚雷だのととにかくてんこ盛りです!
本作は特に、ポール・ウォーカーが事故死したことで、残念ながらブライアンは登場しません。
その代わり、前作で宿敵であったデッカード・ショウがファミリーに協力し、大活躍してくれるのです。
あなたが前作を観ている場合、少々モヤっとするかもしれません。
ちなみに筆者は以下のようなポイントでモヤモヤしました。
- 妊娠してたのにエレナがレティにドミニクを譲ってモヤモヤ
- ハンを殺した張本人のデッカードが急に仲間になってモヤモヤ
- 国防大臣があっさり核ボタン渡しちゃってモヤモヤ
- エレナが殺されたのにドミニクの切り替えの早さにモヤモヤ
- 氷の上を走るのにランボルギーニというチョイスにモヤモヤ
- ドミニクのファミリー復帰がスムーズすぎてモヤモヤ
- サイファーと直接戦うシーンがなくてモヤモヤ
こうしてみると、かなりモヤっとしてますね(笑)
ただ、それを加味してもお釣りが出るほど面白い仕上がりになってます!
ポール・ウォーカーの死によって大きくしなりをの変更が必要になったことは容易に想像できるので、多少の無理やり感はこの際目をつぶりましょう!
筆者がいうのもなんですが、頭を空っぽにして観ることをオススメします。
【特にオススメ】こんな人たちには特にハマる!
本作はド派手なアクションはもちろんですが、シリーズ初の「ドミニクが敵になる」という設定上、ヒューマンドラマ要素も強い作品となっています。
そのため、以下のような人たちは間違いなくハマると思います。
冒頭でも少し触れましたが、本作はブライアンを封印した、ある意味「新しいワイルドスピード」と呼ぶにふさわしい作品です。
監督や出演者がインタビューで語っているように、毎回前作を超えるアクションを企画しているようで、どんどんエスカレートしていきますw
前作は車が空を飛んでいましたが、本作では「ハッキングによる暴走」「軍用兵器」と、より一層現実離れしてきました。
これまでのワイルドスピードをイメージしているとやや違和感があるかもしれませんので、「ストリートレーサーがカーチェイスで悪と戦う」という考えは一度捨ててから観るとすんなり入ってくると思います。
【名シーンの紹介】正統派カーアクションから涙のドラマまで!
本作は格闘からカーアクションに至るまで、たくさんの見どころがあるので、いくつかピックアップして紹介します!
臨場感が大事なのでスマホの場合はイヤホンつけて、必ず音を出して観てくださいね!
【名シーン①】豪快!巨大鉄球落下!
まずは本作の最初に登場するカーアクションシーン。
ベルリンにある反体制組織の基地からパルス砲を盗み出すミッションでファミリーがベルリンに集結。
無事に盗み出して追ってから逃げる時に、テズがあらかじめ仕込んでおいた巨大鉄球で敵さんが一掃されるシーン。
もう、ただただスッキリしますよw
このシーン自体のメインはドミニクによる裏切りであるため、そこまで長くはないのですが、とにかく気持ちが良いシーンなのでぜひ観てください。
もともとストリートレースの胴元だったテズが回を重ねるごとに存在感を増していきます。
車も改造できて、金庫も開けられて、ハッキング知識もあって、どんどんかっこよくなっていきますね!
【名シーン②】刑務所での大乱闘シーン!音楽とのシンクロがかっこいい!
続いての名シーンはホブスが収監された刑務所での乱闘シーン。
ノーバディの仕込みによって、ホブスの独房の扉が開いてしまいます。
刑務官は当然何も知らないので、ホブスが脱獄したのかと思い、続々と集まってきます。
そのうちの一人をデッカードが独房内から捕まえて、電気ビリビリ棒を電子錠に当てたことで電気回路がショート、すべての独房の扉が一斉に開いて凶悪犯が出てきます。
この一連のシーン、とにかくホブスとデッカードが格好良すぎるのでワイスピファンというか、格闘映画ファンに観てほしい名シーンです!
デッカードのキャラが前作から大きく変わってきています。
前作では無口でクール、目的を淡々とこなすヒットマンでしたが、本作ではホブスの挑発にいちいち乗ってきたり、ドミニクの子を救出する時には、敵を倒しつつ笑顔であやしたりと、人間味が出てきて良い感じですね
【名シーン③】ニューヨークの街中で本作唯一のカーチェイス!
ワイスピらしい街中でのカーチェイスが少ない本作ですが、唯一といっていいストリートレースシーンはこちら。
といっても、これまでのようにゼロヨンなどで勝負するというものではなく、核ボタンを強奪したドミニクをファミリーが止めようと追いかけた、という感じです。
それなので、派手なカーアクションという感じではありませんが、見ものなのはドミニクの車に5台の車からワイヤーを打ち込んで引っ張り合うシーン。
ベントレーやメルセデスなど名だたる名車が次々と吹き飛ばされていくところに注目してください!
あくまでも台詞の中の話ですが、ドミニクが乗るプリムスGTXは5,000馬力だそうです!
ちなみに現行の日産GT-Rで500馬力超なので、その凄さがわかると思います。
実際にそんな改造が可能なのかは別として、5台のスーパーカーを弾き飛ばすパワーには納得です。
ちなみに筆者が知る限り、5,000馬力の車はデヴェル16という超高級スポーツカーしかないと思われます。
※デヴェル16がどんな車か知りたい場合はコチラ
【名シーン④】憧れの車、ランボルギーニが…
ファミリーがロシアの基地で核ミサイルのチップを奪って逃げるシーン。
ローマンはオレンジ色のランボルギーニで乗り込むわけですが、とにかく氷上という路面との相性が最悪です(本当に、なんでこの車で行ったんだろう…)
案の定、狙い撃ちされますし、スリップしますし、自業自得ですがピンチになります。
そこでテズがワイヤーを撃ち込んで助けるわけですが、最後はドア一枚だけのソリになってしまったランボルギーニ。
はっきりいってコメディですが、ご覧ください(笑)
本作ではいつも以上にうっかりキャラのローマンが唯一大活躍するのもこのシーンです。
スノーモービル隊を次々と一発で射殺していくところが見せ場です。
それにしても、ファミリー全体的にいつの間に射撃ができる設定になったんでしょうか(笑)
【名シーン④】デッカード・ショウによる赤ちゃん救出劇
前作「SKY MISSION」でハンを殺害し、しつこくファミリーに迫ってくる最強の殺し屋のデッカードが、本作では赤ちゃんを救うヒーローになります。
これに関しては思うところがあるかと思いますが、とにかくカッコイイので観てください!
もともとデッカードを演じるジェイソン・ステイサムのアクションはハリウッドでもトップレベルに評価が高いのですが、赤ちゃんをあやしながら敵をバタバタ倒していくという新境地を堪能してください!
デッカードが「SKY MISSION」でファミリーの前に立ちはだかった理由も「やられた弟の復讐」でした。
客観的に見れば彼も「家族思いの熱い男」なんでしょうね!
それにしても、赤ちゃんを見る目が優しいのなんの。
惚れてしまいそうです(笑)
【玄人向け】気づくと気持ちいいマニアックなポイントを紹介
ワイルドスピードICE BREAKを100倍楽しむためにマニアックポイントを紹介します。
あなたがすでに観たことがある場合でも、ここで紹介する視点を持って再度視聴してみると新しい発見があっていいですよ!
【玄人向け①】サイファーとそれぞれの因縁
サイファーがドミニクを巻き込もうとしたのは、彼に2度邪魔をされているからであることが本作中のやりとりでわかります。
では、それぞれ何を邪魔されたのか解説します。
1度目はオーウェン・デッカードを通してナイトシェードという軍の通信網を24時間監視できるシステムで、ドミニクやファイリーによって阻止されます。
ちなみに、デッカードがファミリーに協力したのも、弟オーウェンをサイファーが見捨てたことへの怒りが強いようです。
2度目はジャカンディを通してゴッド・アイを手に入れようとしたのをこれまたファミリーに阻止されたというものです。
シリーズに出てくる悪役のトップに君臨するボス、というイメージですね!
【玄人向け②】貧乏人のターボとは?
冒頭のキューバでのレースシーンで、ドミニクが「ブライアンに教わった貧乏人のターボ」を仕込みます。
あなたがシリーズを観ている場合は、「ん?そんなのあったか?」という違和感を持つと思います。
筆者は過去の作品をすべて観直しましたが、ブライアンが貧乏人のターボについて触れている場面はありませんでした。
では、貧乏人のターボとは何かというと、劇中の作業シーンを見る限り、「エンジンが働き過ぎないように抑える仕組みを取り払う仕組」であると思われます。
実際に、貧乏人のターボを使った直後にエンジンが炎上したことが裏付けになると思います。
※絶対に真似しないでください!
【玄人向け③】ワイルドスピードICE BREAKの主題歌
最後に、本作の主題歌を紹介しておきます。
今回は割とポップな感じの曲ではありますが、なんとなく耳から離れないんですよね。
出だしが「ズートピア」の主題歌に聞こえるのは筆者だけでしょうか(笑)
実際に聴き比べてみてください。
ワイルドスピードICE BREAK主題歌 G-Eazy & Kehlani「Good Life」
ズートピア主題歌 Shakira「Try everything」
う〜ん、そんなに似てなかったですねw
【無料視聴】ワイルドスピードICE BREAK全編を高画質で見る方法
いかがでしたか?
実際はもっとたくさんの見どころや泣きどころがあり、紹介しきれないので、ぜひ最初からエンディングまでしっかり観て欲しいと思います!
「レンタルは面倒だなぁ…」
そうですよね。
映画を全編しっかりと観ようとすればDVDやBlue-rayをレンタルショップで借りてくるのが一般的ですが、借りにいくのも返しにいくのも時間と手間がかかってしまいます。
そこで、筆者は定額見放題の「動画配信サービス」をオススメします。
インターネット回線を通して、PCやスマホ、TVで映画やドラマを見ることができるサービスです。
利用者が多く、大手サービスとしてはドコモが提供する「dTV」、国内コンテンツに強い「U-NEXT」、海外発のサービスで日本に上陸した「Netflix」や「hulu」などがあります。
あなたがTVやスマホで映画やドラマを観るなら、動画サービスは「見放題の作品数がどれだけあるのか?」で選んでください。
2020年現在、見放題作品数がもっとも多いのは、U-NEXTで約5万件、次いでHuluで4万件となっており、このどちらかで選べば間違いありません。
「無料で観れるサービスはないの?」
一部の海外サイトには映画がまるまる無料で視聴できるものもありますが、画質が悪い上に違法行為となってしまうため、筆者はオススメしません。
罪になると思いながらだとせっかくの映画に集中できませんし、楽しめませんよね。
ワイルドスピードICE BREAKを無料で全部観たい!という場合は、まずはU-NEXTやhuluで閲覧できるか無料体験に申し込んでみてください。
(動画サービスの閲覧作品は随時更新されているため、取り扱いがない可能性もあります。ご注意ください。)
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