「300」は、2006年に公開されたアメリカのアクション映画です。
舞台は紀元前480年、ペルシア戦争真っ只中のギリシア。
ペルシア軍の侵攻を、たった300人の勇敢なスパルタ軍が奮闘し、食い止めるというストーリーですが、とにかくマッチョな男たちが誇りをかけて戦う激しい映画です
そんな「300」を見逃してしまったあなたのために、作品の大まかなあらすじと見どころを紹介し、「300」を観るべきかどうか判断できるようにお手伝いします!
▽本作の続編である「300 〈スリーハンドレッド〉 〜帝国の進撃〜」の解説記事はこちら
目次
【ネタバレ】ストーリーの全容をざっくり紹介
まずは「300」の登場人物やその関係性、全体のストーリーをざっくりまとめて紹介します。
あなたが忙しく、記事を読んでいる時間がない場合を考えて、予告動画を紹介しておきます。
この動画だけで全てを理解することは難しいのですが、雰囲気だけでもつかんでください。
本作のストーリー上、重要なポイントを先に伝えておくと以下の通りです。
- レオニダス:強く勇敢なスパルタの王
- セロン:スパルタ評議員。王座を狙う
- クセルクセス:ギリシアを侵略するペルシア王
本作は、ギリシアに侵攻してきたペルシアと、それに立ち向かうスパルタ王、そして、王が不在のスパルタで国を乗っ取ろうと企てるセロン評議員の3名を覚えておけば全体を把握することができます。
- ペルシアからの使者を殺す
- 王と300の側近だけで出兵
- 100万のペルシア軍相手に善戦
- 同胞に裏切られ壮絶な最期を遂げる
あくまでも史実に基づいた作品なので、はじめに言ってしまうと、レオニダス王は勇敢に、そして誇り高くペルシア軍と戦い、300人の家来とともに壮絶な死を遂げます。
ただ、そのクライマックスを迎えるまでの間に、自慢の軍隊を何度も防がれることで、最初は侵略前提だったクセルクセス王の態度がどんどん軟化していきます。
最後には、「侵略しない、同盟を組もう、同等だったら文句ないだろ?ただ、跪くだけでいい」というところまで譲歩されたレオニダスが最後にとった選択がグッときます。
【90秒でわかる】「300」のストーリーを大まかに紹介!
ここではストーリー全体を90秒で理解できる程度にまとめ、大まかなストーリーを紹介していきます。
あなたが「300」を観ていなくても、これを読めばざっくりしたあらすじをつかむことができます。
1.【無礼な死者に制裁を】
- 戦場での死はスパルタ人最高の栄誉
- 幼少期から過酷な環境で鍛えられて育つ
- ペルシアからの使いがスパルタへ
- クセルクセス王に従えという脅し
- 使者を広場の穴に蹴り落とす
2.【たった300人の軍隊】
- エフォロイ(神官)の元へ
- 神官の祝福なしに戦争はできない
- スパルタは今回の戦争をしないことに決定
- エフォロイはセロンに買収されている
- 王妃に背中を押されて戦に向かうことに
- 評議員に止められるも散歩にいくと嘘をつく
- 王と300人の親衛隊のみで進軍
- ペルシア人の偵察隊が村を焼いた
- 村人全員が木に貼り付けられてた
3.【海を埋め尽くすペルシア軍】
- 海上のペルシアの大軍を嵐が飲み込む
- セロン評議員が王の悪い噂を煽る
- 生き残った船が大軍で上陸してくる
- ペルシア軍が偵察隊を全滅させる
- 灼熱の門に敵を誘い込む作戦
- 抜け道が一本だけある
- 正面衝突し敵を圧倒する
4.【王と王妃のピンチ】
- 王妃が評議会で2日後に話をする
- セロンが王座を狙っている
- 勝てるのかもしれないという希望
- 数々の強敵部隊を少数で倒し続けていく
- エフィアルテスが裏切り裏道を教える
- セロンが王妃を脅し体を奪う
- 敵が背後に回り始めた
5.【王妃の逆襲】
- スパルタ人は逃げも降伏もしない
- ディリオスを評議会に向かわせる
- ここでの出来事を人に知らせよ
- 評議会で王妃が皆を鼓舞するスピーチ
- セロンが邪魔し王妃を侮辱
- 黙っていた王妃がセロンを刺し殺す
- セロンの裏切りが判明し参戦の決定
- ペルシア軍に完全に包囲される
- クセルクセスが同盟を持ちかける
- 報酬を与える、侵略しない、対等だから跪け
6.【これこそスパルタの男!】
- 兜を脱ぎ楯を捨て槍を置いて跪くレオニダス
- 背後からステリオスが飛んできて指揮官を殺す
- レオニダスが投げた槍がクセルクセスの頬を貫く
- 家来が次々と死亡しレオニダスにも矢の雨
- 1年後再びクセルクセスの軍隊と衝突
- スパルタ軍3万+ギリシア軍1万の軍隊
冒頭でも少し触れましたが、本作はハッピーエンドではありません。
強く育ち、誇りを守り、愛を貫いた男の中の男たちが、妥協して生き抜く道もあったのに、最期まで信念に基づいて戦い、死んでいく物語です。
ただし、圧倒的な強者や、隠れてこそこそと立ち回る嫌がらせに対しても、毅然とした態度で向かうその姿勢は、あなたが私生活を少しだけ勇気付けてくれること間違いなしです。
この映画を初めて観た直後、筆者はジムに通い始めました(笑)
【口コミ】「300」の感想を分析!
ネット上には「300」について様々な投稿があります。
ここでは、Twitterに投稿された「300」についての意見をいくつか取り上げて、傾向を解説します。
ライオンキングまで時間あるから家で映画でも見るか…と思ってアマプラ漁ってたら、『300』があったので迷うことなく見始めた。やはり筋肉は良いな…茹だるように暑い日にはやはり鍛え上げられた筋肉が効く… pic.twitter.com/lpBZu3fqsj
— スラガ (@ledger711) August 10, 2019
レオニダス、FGOでは善人ぶってるけど映画300ではペルシャからの使者を穴に蹴り落としたりしてるナイスガイなので最高 pic.twitter.com/ng1c82jZD2
— パルボナちゃん🔮 (@parubona) August 6, 2019
午後からは映画300鑑賞
はぁ~ん筋肉筋肉(*´Д`)ハァハァ
#300#FrankMiller pic.twitter.com/Z0qCt55MY8— tacoPTX@キキ.ヲー (@kikiwo__tacoPTX) August 4, 2019
映画「300」を観た後で『テルモピュライの戦い』の絵をググってみたらあんまり戦ってないというかちょっとラブい感じがした。 pic.twitter.com/WsZUTbO8vJ
— 岸虎次郎 オトメの帝国14巻発売中 (@kishitorajiro) January 20, 2017
「300」を観た人の感想で最も多かったのは「構成」、次いで「背景」という順番でした。
特に、「筋肉」や「マッチョ」といった、肉体美について投稿している人が大多数で、この点は筆者も深く共感します。
また、この映画を機に歴史を調べてみたという人も多いようで、その後の余韻に浸る人が続出しているようです。
そんなキラキラした男たちが活躍する映画なので、暗躍するセロンが王妃に刺されるシーンは個人的にスカッとポイントです!
【名シーンの紹介】肉体美に惚れる!名シーンの数々
ここでは「300」の中でも特にあなたに観てほしい名シーンをピックアップして紹介します。
特に本作はスローモーションや血しぶきなど、戦いを強調する演出がとても秀逸なアクションシーンを楽しめるため、オススメです!
※血に弱い方は避けたほうがいいかもしれません。
【名シーン①】怒りに火がついた瞬間!「This is Sparta !」
ペルシアの使者が骸骨を馬にぶら下げ、市民を怖がらせながらスパルタに入ってきます。
その上、使者を応対しようとした王妃に対して「なぜ女が喋るんだ」と侮辱します。
当初は丁寧に対応していたレオニダスですが、王妃と目を合わせ、民を思い浮かべ、意を決して叫び、使者を深い穴に蹴落とします。
「This is Sparta !」
この後、多くの場面で「なんでそんな選択しちゃうんだよー」と感じるところがあるのですが、その度にこの「This is Sparta !」を思い出してください。
そうです、それがスパルタだからなんです。
【名シーン②】300人のスパルタ軍 VS 100万のペルシア軍との戦闘開始
数で圧倒的するペルシア軍ですが、スパルタ軍の巧妙な作戦と驚異的な身体能力で予想以上に善戦します。
狭いところでの戦いとはいえ、突進してきたペルシア軍相手に盾で食い止め、押し返すパワーで一気に弾き飛ばし、槍で串刺しにしていきます。
序盤から迫力満点です!
【名シーン③】連戦に次ぐ連戦!それでも圧勝するスパルタ軍!
複数の民族で構成されているペルシア軍らしく、初戦で襲いかかってきた部隊とは服装や見た目が違う部隊が矢継ぎ早にスパルタ軍を襲います。
それが、雨のような矢であったり、猛スピードで突進してくる騎馬隊であったりと、どれも最強の部隊なのですが、スパルタ軍はことごとくそれを返り討ちにします。
本当に強いです、スパルタ軍!
【名シーン④】レオニダスのピンチも!やっぱり最強
連勝を続けるスパルタ軍に対して、ペルシア軍は主力となる「不死の軍団」を送り込みます。
これまでの部隊と違い、拮抗した戦力差で、味方がやられ始めます。
加えて、不死の軍団が連れていた巨大な狂戦士をときはなち、レオニダスとの一騎打ちに。
パワー・耐久性ともに桁違いの化け物に対してピンチに陥るレオニダス。
周囲の精鋭達も助けに入りますが、問答無用に吹き飛ばされていきます。
槍を折られ、剣も投げ捨てられ、絶体絶命になったレオニダスですがそこはさすがにスパルタ王。
自らの手で逆転し、狂戦士の首を切り落とします。
ピンチにドキドキハラハラしますよ!
【名シーン⑤】美しい散り際!ラストシーン
スパルタ出身の同胞の裏切りにあい、ペルシア軍に包囲されてしまったスパルタ軍。
レオニダスとスパルタ軍の勇敢さに恐れを抱いたクセルクセスが、かなり譲歩した条件を持って再び対面します。
その条件とは、「同盟を組もう」です。
つまり、侵略もせず、略奪もしない、対等の関係ということです。
クセルクセスがただ一つ求めたものは、「跪くこと」です。
たったそれだけの条件をレオニダスは蹴り、一度は地においた槍を投げてクセルクセスの頬をえぐります。
その後、全滅してしまうスパルタ軍ですが、なぜたった一つ「跪く」を譲れなかったのか。
筆者が思うに、それが「This is Sparta」だからなんだと思います。
オススメのシーンです。
【無料視聴】300全編を高画質で見る方法
いかがでしたか?
実際はもっとたくさんの見どころや泣きどころがあり、紹介しきれないので、ぜひ最初からエンディングまでしっかり観て欲しいと思います!
「レンタルは面倒だなぁ…」
そうですよね。
映画を全編しっかりと観ようとすればDVDやBlue-rayをレンタルショップで借りてくるのが一般的ですが、借りにいくのも返しにいくのも時間と手間がかかってしまいます。
そこで、筆者は定額見放題の「動画配信サービス」をオススメします。
インターネット回線を通して、PCやスマホ、TVで映画やドラマを見ることができるサービスです。
利用者が多く、大手サービスとしてはドコモが提供する「dTV」、国内コンテンツに強い「U-NEXT」、海外発のサービスで日本に上陸した「Netflix」や「hulu」などがあります。
あなたがTVやスマホで映画やドラマを観るなら、動画サービスは「見放題の作品数がどれだけあるのか?」で選んでください。
2020年現在、見放題作品数がもっとも多いのは、U-NEXTで約5万件、次いでHuluで4万件となっており、このどちらかで選べば間違いありません。
「無料で観れるサービスはないの?」
一部の海外サイトには映画がまるまる無料で視聴できるものもありますが、画質が悪い上に違法行為となってしまうため、筆者はオススメしません。
罪になると思いながらだとせっかくの映画に集中できませんし、楽しめませんよね。
300を無料で全部観たい!という場合は、まずはU-NEXTやhuluで閲覧できるか無料体験に申し込んでみてください。
(動画サービスの閲覧作品は随時更新されているため、取り扱いがない可能性もあります。ご注意ください。)
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