「エンド・オブ・キングダム」(原題「London Has Fallen」)は、2016年に公開されたアメリカのアクション映画です。
題名となっている「London Has Fallen」は直訳すると「ロンドン陥落」という意味ですが、個人的には「キングダム」ではなく「ロンドン」のままで良かったのではと思います。
前作に続き、大統領が信じられないほどのピンチに陥ったところを、主人公のシークレットサービスが単身で救い出す迫力大作です!
そんな「エンド・オブ・キングダム」を見逃してしまったあなたのために、作品の大まかなあらすじと見どころを紹介し、「エンド・オブ・キングダム」を観るべきかどうか判断できるようにお手伝いします!
▼シリーズ作品の解説記事はこちら
目次
【ネタバレ】ストーリーの全容をざっくり紹介
まずは「エンド・オブ・キングダム」の登場人物やその関係性、全体のストーリーをざっくりまとめて紹介します。
あなたが忙しく、記事を読んでいる時間がない場合を考えて、予告動画を紹介しておきます。
この動画だけで全てを理解することは難しいのですが、雰囲気だけでもつかんでください。
本作のストーリー上、重要なポイントを先に伝えておくと以下の通りです。
- マイク:元シークレットサービス
- アッシャー:アメリカ大統領
- トランブル:アメリカ副大統領
- バルカウィ:テロを煽る武器商人
本作はシークレットサービスの主人公が、ロンドンに集まった各国首脳が次々と殺害されていく中で、アメリカ大統領を拉致したテロリストにたった一人で立ち向かうストーリーです。
そのため、主人公と守るべき対象や味方、戦う相手となる計4名を把握しておけば全体を理解することができます。
- イギリス首相が睡眠中に変死
- 各国首脳が葬儀前に襲撃される
- マイクが守るも大統領が拉致される
- テロ集団を倒し大統領と脱出に成功
本作は、各国の首脳がことごとく襲撃され殺害されていく、このシリーズらしい「ありえない展開」が凝縮されています。
前作の「エンド・オブ・ホワイトハウス」を楽しめたのであれば、本作でも確実にファンになってしまうと思います。
【30秒でわかる】「エンド・オブ・キングダム」のストーリーを大まかに紹介!
ここではストーリー全体を30秒で理解できる程度にまとめ、大まかなストーリーを紹介していきます。
あなたが「エンド・オブ・キングダム」を観ていなくても、これを読めばざっくりしたあらすじをつかむことができます。
1【復讐の始まり】
- フィリピンの爆破テロ
- アーミル・バルカウィが黒幕
- バルカウィの妹の結婚式
- イギリス軍による空爆
- マイクに子供ができた
- シークレットサービスを退職を検討
- イギリスの首相が就寝中に死亡
2【各国首脳集結】
- 葬儀に世界の首脳が参列
- シークレットサービス長官は参列に難色
- 唐突すぎて準備ができてない
- 国葬だから断れない
- 大統領専用機で出発
- リン長官に名付け親を依頼
- ドイツ首相がバッキンガム宮殿に
- カナダ首相は車で移動中
- 日本の首相は渋滞にはまる
- イタリア首相は教会の屋上
- フランス大統領は船で仕事
- アメリカ大統領が到着
3【計画始動】
- 警備の警察の中にテロリスト
- カナダ首相の車を爆破
- 警備兵がドイツ首相に発砲
- アメリカ大統領が襲撃される
- 橋の上で自爆テロ
- 日本首相が乗った車が転落
- イタリア首相がいる教会爆破
- フランス大統領の船の隣で船爆発
3【孤独な逃走】
- アメリカ大統領は護衛の車で逃走
- パトカーやバイクに襲撃される
- 運転手のヴォイド死亡
- マイクが運転しながら追っ手を倒す
- ヘリポートに到着し離陸
- 各国の首脳5名が死亡
- 首謀者はバルカウィと子供達
- ロンドン中を停電させる
- ホワイトハウスの司令部に副大統領
4【さらなる襲撃】
- 護衛のヘリがミサイルで撃墜される
- 大統領が乗ったヘリも被弾し墜落
- 大統領は無事だがリン長官が死亡
- バイク2乗った敵が追いかけてくる
- 大統領とマイク二人で逃走
- バルカウィが犯行声明
- ホワイトハウス指令室にバルカウィから通信
- 大統領の引き渡しを要求するが拒否
- マイクはMI-6の知人の家に連れて行く
- 今は誰も信用できない
- 地下鉄の戦闘でバルカウィの息子を捕える
- 兄のカムランからの無線
- 弟ラザを刺殺し断末魔を聞かせる
5【筒抜けの情報】
- マイクが衛星に向けてメッセージ
- MI-6関連の施設に向かうと司令室に伝える
- 司令部とロンドン警察が通信
- 警察を引き上げて軍を投入
- マイクと大統領がMI-6のアジトに到着
- ジャクリーンはMI-6の凄腕
- 副大統領から部隊を送ると通信
- 黒幕はバルカウィと判明
- ドローン攻撃G8が承認した
- 警察内部に内通者がいる
- アジトに軍隊が接近
- アメリカの部隊にしては早すぎる
- ジャクリーンを脱出させて内通者の捜索
- 敵の部隊がアジトに侵入
- マイクと大統領で全員倒す
6【捕らわれる大統領】
- 司令部はロンドンの敵アジトを発見
- マイクと大統領が車で逃走
- 銃撃、砲撃を受けるも突破
- トラックで横から追突され横転
- 大統領が拉致される
- イギリス特殊部隊が到着
- 8時に大統領が公開処刑される
7【突入、救出】
- マイクが建物内に侵入する作戦
- 敵アジトの送電設備を破壊
- ガス管に爆弾を仕掛ける
- カムランが非常電源を用意
- ネット接続も回復し公開処刑開始
- 大統領は最後まで屈しない姿勢
- サーベルで首を切られそうになる
- マイクが突入突入し全員射殺
8【決着】
- カムランが脱出し再び二人を襲う
- 包囲されて弾も切れる
- ガス管を爆破しカムラン死亡
- 特殊部隊がマイクと大統領を発見
- MI-6長官が慌ただしく荷造り
- ジャクリーンが裏切りを問い詰める
- 抵抗したため射殺
- バルカウィに副大統領が電話
- ドローンの空爆でバルカウィのアジトを殲滅
9【未来に向けて】
- マイクの娘が生まれる
- 娘の名前はリン(長官と同じ名前)
- 副大統領の演説
- 自国のことだけ考えていれば安全という意見もあるけどそれは違う
- 退職願いを削除する
本作は、腕利きのシークレットサービスが、絶望的な状況でも諦めず、たった一人で強敵を倒すストーリーです。
前職同様、ストーリー上強引だったり、矛盾する点はあるものの、頭を空っぽにして観れば大迫力のアクション映画として楽しめる仕上がりになっています。
特に筆者は、各国首脳が次々と襲撃されていくシーンが通常ではありえなく、またアメリカ大統領が簡単に追い詰められてしまうという点が、本シリーズの醍醐味でありおすすめしたいところです。
【口コミ】「エンド・オブ・キングダム」の感想を分析!
ネット上には「エンド・オブ・キングダム」について様々な投稿があります。
ここでは、Twitterに投稿された「エンド・オブ・キングダム」についての意見をいくつか取り上げて、傾向を解説します。
RTとは全く関係あるんですけど、『エンド・オブ・キングダム』では、護衛官マイクバニングのカッコよさもさる事ながら、訓練通りに一生懸命やろうとする大統領がめっちゃ可愛くないですか?
身体を縮めてマイクに隠れたり、車に叩きつけられても文句なんて一言も言わないし😍 pic.twitter.com/kW8bAgEU40— ぽぽん🚢Home… (@popon1192) May 1, 2019
『エンド・オブ・キングダム』が凄まじく素晴らしい掘り出し物だったので『エンド・オブ・ホワイトハウス』&『エンド・オブ・キングダム』、そして現在アメリカで公開中の続編の組み合わせで‘’エンド・オブ絶叫応援上映”して欲しい………#夏の超合神まつり#ハンターキラー夏まつり pic.twitter.com/6NiiVkNF4C
— ひで a.k.a. ひっくん (@HIDEakaHIKKN) August 25, 2019
『エンド・オブ・キングダム』鑑賞
敵役の設定には欧米諸国への批評眼が。ひょっとして社会派映画…なんて一瞬でも思ったのがバカだった! いざマイク・バニングが動き始めると、問答無用の殺戮ショー!「動機なんて知るか!皆殺しだ!」エンタメ映画はこれでいい。でも、犯人達は気の毒(笑) pic.twitter.com/OIzhe64aVa
— じぇれ (@kasa919JI) August 23, 2019
263.【エンド・オブ・キングダム】鑑賞🎞
今度の標的は”世界”と規模は大きくなったものの尺は99分と短くなり、さらに観やすくなったジェラルド・バトラー無双。
今回も大統領共々巻き込まれまくって、やられたらやり返すの倍返し祭りです。無茶苦茶です。ああ楽しい。#映画好きな人と繋がりたい pic.twitter.com/puWYoNX1Bj— あぷ🍀@ c͓̽i͓̽n͓̽e͓̽m͓̽a͓̽ ͓̽l͓̽i͓̽f͓̽e͓̽ 🎞 (@GB_lovecinemas) October 2, 2019
エンド・オブ・キングダム
ホワイトハウス襲撃事件から2年。英国首相が急死し国葬に各国首脳が参列。しかしそこに同時多発テロが発生し…
今度はロンドンで大暴れ!前作のウリそのままにスケールアップした続編で、主人公が強すぎて水〇黄門以上に安心して観ていられる。銃撃戦シーンは中々の迫力👍👍 pic.twitter.com/TpAVfQYhgK— tabi@潜航せよ 潜水艦映画部足つぼ押しまくり隊 (@tabi58461737) July 7, 2019
『エンド・オブ・キングダム』
その確固たる信念の元で躊躇する事なく狂気に溺れ込む残忍卑劣な腐った悪党を制裁する正義にも一切迷いがない故に単純な価値観も爽快無比の”カッコイイ”が具体化している完全無欠のヒーローの一線をも画すジェラルド・バトラーの佇まいは唯一無二。#1日1本オススメ映画 pic.twitter.com/nUIzha7Q9f— コリン・サリバン (@hyeongdo_Ji) September 7, 2019
「エンド・オブ・キングダム」を観た人はかなり共通した感想を投稿をしています。
特に共通していたのは、「勧善懲悪のストーリー」と「マイクの無双」です。
細かいところを見ていくと、ストーリーにはいろいろと疑問点もありますが、最後は絶対に悪者が倒されるという安心感があるようです。
そして、主人公マイクが強いのなんのって、トラックで吹っ飛ばされた直後にもう作戦開始するわ、撃たれたはずなのに動きが変わらないわと、見ていて気持ちがいいくらいの超人です。
【名シーンの紹介】思わず息をのむほどのアクションシーンの数々
ここでは「エンド・オブ・キングダム」の中でも特にあなたに観てほしい名シーンをピックアップして紹介します。
次々と襲ってくる敵、幾重にも用意された罠に対して、マイクがどう立ち向かっていくか、興奮しっぱなしです。
【名シーン①】各国首脳への一斉襲撃
イギリスの国葬に招待された各国首脳がバルカウィの計画のもと、一斉に襲撃を受けるシーン。
カナダ首相が車を爆破されたことを皮切りに、ドイツ首相は警備兵に射殺され、日本の首相は橋ごと落とされ、フランスの大統領は川で爆破に巻き込まれ、イタリア首相は教会を爆破されます。
アメリカ大統領も襲撃を受けますが、マイクの機転によりその場を脱出します。
ただ、ここからがピンチの連続で、エンディングまで終わりません(笑)
【名シーン②】第迫力のヘリアクションシーン
大統領を襲撃から守り抜き、ヘリに乗って一安心と思った矢先に地上からミサイル攻撃を受けてしまいます。
2機の護衛のうち、1機が落とされ、なおも続くミサイル攻撃。
大統領機と護衛機、それぞれフレア(囮弾)でしのぐも、フレアの残数もなくなってしまいます。
それでも打ち込まれたミサイルに対し、護衛機が自らを盾に大統領機を守ります。
結局は大統領機も落とされてしまうのですが、身を挺して要人を守る軍人のプロ意識に頭が下がる思います。
【名シーン③】偽デルタフォース(特殊部隊)との戦闘シーン
副大統領の指示で大統領の救出にデルタフォースが派遣されます。
ようやく助かった…と思った矢先、マイクが不審な点に気づきます。
アジトの目の前に迫った部隊は、救援部隊ではなく敵の部隊だったのです。
室内での激しい戦闘の末、なんとか守りきるわけですが、最後は大統領がマイクの命を救うというこの映画で初の展開でした。
【名シーン④】全てシングルテイク!市街地の戦闘シーン
拉致された大統領を救出するために、イギリスの特殊部隊と手を組んで、テロリストのアジトに向かうマイク。
(デルタフォースはどうしたんだ…というツッコミが聞こえてきそうですがw)
100人はいるというアジトに恐れず向かっていく姿勢もかっこいいのですが、何よりこのシーン、編集なしのワンテイクで撮影されており、とても迫力が伝わってくる、スタッフ陣の技術の高さに感心する見所でもあります。
【名シーン⑤】電気復旧!一気にピンチに転落するシーン
電気系統を落とし、暗視スコープをつけ、一人で敵のアジトに乗り込むマイク。
敵の様子を見つつ、静かに速く中へ中へと進んでいきます。
(このシーン、メタルギアソリッドみたいで筆者は好きです。)
順調にいくかと思いきや、発電機で電気が復旧すると、マイクはその姿を突然敵の前にさらすことになり大ピンチに。
このピンチを華麗に切り抜けるマイク無双を楽しんでください。
【名シーン⑥】完全包囲!絶体絶命のラストシーン
大統領を救出したものの、主犯のカムランを取り逃がしてしまうマイク。
カムランはアジト中の配下を投入して大統領とマイクを追い詰めます。
マイクだけでなく大統領もマシンガンを打ちまくって(大統領がいつの間にか強くなってるw)応戦するわけですが、二人とも弾切れになります。
ここでマイクが特殊部隊の隊長に無線し、起爆を依頼するわけですが、不要なおせっかいでなかなか実行してくれません。
やっと押し切って実行され、カムランをはじめとするテロリストは壊滅、二人は救出されるわけですが、マイクが隊長と再開した際に「次からはさっさとやってくれ」というセリフに思わず笑ってしまった筆者でした。
【無料視聴】エンド・オブ・キングダム全編を高画質で見る方法
いかがでしたか?
実際はもっとたくさんの見どころや泣きどころがあり、紹介しきれないので、ぜひ最初からエンディングまでしっかり観て欲しいと思います!
「レンタルは面倒だなぁ…」
そうですよね。
映画を全編しっかりと観ようとすればDVDやBlue-rayをレンタルショップで借りてくるのが一般的ですが、借りにいくのも返しにいくのも時間と手間がかかってしまいます。
そこで、筆者は定額見放題の「動画配信サービス」をオススメします。
インターネット回線を通して、PCやスマホ、TVで映画やドラマを見ることができるサービスです。
利用者が多く、大手サービスとしてはドコモが提供する「dTV」、国内コンテンツに強い「U-NEXT」、海外発のサービスで日本に上陸した「Netflix」や「hulu」などがあります。
あなたがTVやスマホで映画やドラマを観るなら、動画サービスは「見放題の作品数がどれだけあるのか?」で選んでください。
2020年現在、見放題作品数がもっとも多いのは、U-NEXTで約5万件、次いでHuluで4万件となっており、このどちらかで選べば間違いありません。
「無料で観れるサービスはないの?」
一部の海外サイトには映画がまるまる無料で視聴できるものもありますが、画質が悪い上に違法行為となってしまうため、筆者はオススメしません。
罪になると思いながらだとせっかくの映画に集中できませんし、楽しめませんよね。
エンド・オブ・キングダムを無料で全部観たい!という場合は、まずはU-NEXTやhuluで閲覧できるか無料体験に申し込んでみてください。
(動画サービスの閲覧作品は随時更新されているため、取り扱いがない可能性もあります。ご注意ください。)
U-NEXTなら1ヶ月間、huluなら2週間も無料で試すことができ、観たい作品がなかったり、期待していたサービスでなければ途中で解約ができます。
しかも無料期間中の解約ならお金がかからないので、映画やドラマが好きであれば使わない手はないでしょう。