「コロンビアーナ」(原題の「Colombiana」)は、2011年に公開された、フランス・アメリカのアクション映画です。
製作は「レオン」「LUCY/ルーシー」「トランスポーター」で有名なリュック・ベッソンですが、意外にも(?)正統派なアクション作品として完成しており、非常にシンプルに楽しめる仕上がりになっています。
(筆者が思うに、リュック・ベッソン作品は味が濃いめの作品が多い印象)
そんな「コロンビアーナ」を見逃してしまったあなたのために、作品の大まかなあらすじと見どころを紹介し、「コロンビアーナ」を観るべきかどうか判断できるようにお手伝いします!
目次
【ネタバレ】ストーリーの全容をざっくり紹介
まずは「コロンビアーナ」の登場人物やその関係性、全体のストーリーをざっくりまとめて紹介します。
あなたが忙しく、記事を読んでいる時間がない場合を考えて、予告動画を紹介しておきます。
この動画だけで全てを理解することは難しいのですが、雰囲気だけでもつかんでください。
本作のストーリー上、重要なポイントを先に伝えておくと以下の通りです。
- カトレア:復讐を誓った殺し屋
- ファビオ:カトレアの父でマフィアの幹部
- エミリオ:カトレアの育ての親で叔父
- ドン・ルイス:父の仇
- マルコ:ドン・ルイスのボス
本作は、幼少期に両親を殺害された少女が、美しい暗殺者となって復讐を遂げる物語です。
そのため、主人公の他に、殺された父親と育ての親である叔父、父の仇であるマフィアのボスとその側近の計5名を覚えておけば全体像を把握することができます。
- 両親を殺されるもアメリカに逃げ込む
- 悪人を殺し花の絵を残し続けるカトレア
- エミリオや祖母をマルコに殺される
- ドン・ルイスの自宅で父親の復讐を遂げる
本作は、リュック・ベッソン作品でありながら、非常にシンプルなストーリーです。
復讐を誓った少女が美しい殺し屋に育ち、ピンチに陥りながらも最後はやり遂げる。
加えて、リュック・ベッソン作品の醍醐味といえる華麗なアクションは健在なので、頭を空っぽにして楽しんでください。
【30秒でわかる】「コロンビアーナ」のストーリーを大まかに紹介!
ここではストーリー全体を30秒で理解できる程度にまとめ、大まかなストーリーを紹介していきます。
あなたが「コロンビアーナ」を観ていなくても、これを読めばざっくりしたあらすじをつかむことができます。
1【カトレアの過去】
- ドン・ルイスに命を狙われるファビオ
- ファビオがカトレアにデータを託して死亡
- カトレアはマルコから逃れて大使館へ
- ドン・ルイスのデータを渡して米国へ亡命
- 空港で逃走しシカゴの叔父のもとへ
- エミリオは息子を殺されている
- カトレアは殺し屋にしてくれと頼む
- 社会や人間を知るために学校に入る
2【成人したカトレア】
- 15年後、カトレアが酔って警察に捕まる
- 留置所に一晩拘留される
- FBIが殺し屋のリッツォを収監する
- カトレアが変装を解いて動き出す
- 一切の痕跡を残さずにリッツォの部屋へ
- 服を脱ぐよう指示し胸と頭を撃ち抜く
- 警察が突入するもカトレアは疑われず
- 胸に花の絵がある他殺体が22件続いている
- FBIが警察署を封鎖して操作を開始
- カトレアが一足早く釈放される
3【カトレアの狙い】
- FBIが花の絵を新聞や雑誌で公開する
- ドン・ルイスはCIAによってアメリカに移住
- 新聞の記事からファビオの娘だと気づく
- カトレアは偽名で画家のダニーと交際
- ダニーはカトレアの真実を知りたい
- エミリオがカトレアに殺しの仕事
- 標的はマルチ商法で稼いで逃げた男
- ドン・ルイスへの挑発を諌められる
- エミリオの忠告をはねのけるカトレア
4【殺し屋】
- ペペの工場にパスポートや武器を保管
- 獰猛な番犬2匹を手なずけている
- 標的の家は警備がとても厳重
- 中庭の巨大な水槽に獰猛なサメ
- 標的の足を撃ち抜き水槽に落とす
- 血の匂いに誘われたサメに食われる
- CIAリチャードにロス捜査官から情報提供依頼
- リチャードからマルコに圧力
5【逃亡】
- FBIが留置場のカトレアの画像をチェック
- 女にあの犯行は無理だと除外
- ダニーがカトレアの寝顔をこっそり撮影
- エミリオから仲間が殺された話を聞く
- エミリオはカトレアを心底心配している
- ダニーがカトレアの写真を友人に見せる
- 友人が警察の姉に居場所の特定を依頼
- FBIが探知し留置場の写真とデータ照合される
- カトレアがダニーに電話する
- 警察が逆探知しSWATが突入してくる
- 写真を取られたことを知りすぐに自宅から逃走
- 服や武器を調達しながら鮮やかに逃げ切る
6【悲しみの反撃】
- エミリオやママが皆殺しにされる
- カトレアがロス捜査官の家に侵入
- 自分の生い立ちや過去を全て話す
- ドン・ルイスを渡さないと家族を殺すと脅す
- ロス捜査官がCIAのリチャードと面会
- 協力を断られるもカトレアが狙撃で脅す
- ドン・ルイスの住所を聞き出す
- 武器をたくさん積んでトラックで出動
- 土地測量士を脅して家の図面をゲット
7【最終決戦】
- ドン・ルイスの自宅は厳重に警備
- 突如ロケット砲が打ち込まれる
- ドン・ルイスが車で逃走を図る
- トラックが壁を突き破って侵入し潰される
- カトレアが手下を次々と射殺していく
- マルコと1対1の格闘戦に突入
- タオルとベルトと歯ブラシを武器に
- 最後は銃身を首に突き刺して殺す
8【復讐の終わり】
- ドン・ルイスが車で逃走
- 車の中にカトレアの犬を乗せてた
- ドン・ルイスが犬に食い殺される
- ダニーにカトレアから電話
- 最後まで謎を残したままカトレアは旅立つ
本作は、頭を真っ白にして観れば愛情深い心理描写と、派手なアクションシーンが際立つ名作といえると思います!
ただ、冷静に考えてしまうと、カトレアの父もマフィアで、マフィは同士の争いで死んだというのは自業自得のような…
世話になった先のエミリオもマフィアですし、突然一般人に向けて発砲するしで、あまり同情できなくなってしまいます(笑)
この映画を楽しむコツは、とにかく頭を真っ白にして観ることです!
【口コミ】「コロンビアーナ」の感想を分析!
ネット上には「コロンビアーナ」について様々な投稿があります。
ここでは、Twitterに投稿された「コロンビアーナ」についての意見をいくつか取り上げて、傾向を解説します。
【~映画 #コロンビアーナ 感想~】
スターウォーズとかもそーだけど
幼い時の恨む、憎む心って相当なエネルギーの源になるね。
良くも悪くも。。。アクションも銃さばきも
リアーナに似た素敵な女の人やった
《カトレア》が今日もどこかで咲いていたら
幸せになってほしいと願うばかりです pic.twitter.com/BNkmgWEZf0— VTuber博多きくこ✈@つぶやき用 (@995kikuko) November 29, 2019
リュック・ベッソンは暗殺物だけ作ってれば良いと思う。
そして俺はスレンダーが好きだと再確認。#コロンビアーナ— カワズ (@KAWAZU_Life) November 28, 2019
おすすめ映画 「コロンビアーナ」!! まるでレオンを彷彿させるような映画です。レオンが好きならまず見るべし!!
— No.31 (@mira0463) November 27, 2019
おすすめ映画 「コロンビアーナ」!! まるでレオンを彷彿させるような映画です。レオンが好きならまず見るべし!!
— No.31 (@mira0463) November 27, 2019
「コロンビアーナ」でゾーイ・サルダナみたいな知的でクールな女優を主演に迎えて「どんなクールな映画になるんだろう」と期待して観たら最後にはロケラン持ち出して火薬の量マシマシのただのリュック・ベッソン映画だったので、どんなにクールを装ってもこの人の映画は変わらないんだなと思った>RT
— とん(生きて腸まで届く乳酸菌) (@ktr1500) November 27, 2019
「コロンビアーナ」を観た人の感想は少し分かれているようです。
リュック・ベッソンの世界観を好きになれない人にとっては、「ゾーイ・サルダナ」のような綺麗な女優を使っても、結局派手なアクションになってしまうという残念感が強いようです。
一方で、これをシンプルに楽しめる人には大満足の映画という評価が多いようです。
ちなみに、それ以外によくあったのは主演の「ゾーイ・サルダナ」の美しさと、幼少期のカトレアを演じた「アマンドラ・ステンバーグ」の存在感の高さ。
筆者も幼少期のカトレアの目力と演技力にやられてしまった一人です。
冒頭の大使館で、父から預かったデータを吐き出すシーンは衝撃的でした…
【名シーンの紹介】復讐を誓った悲しく激しいアクション!名シーンの数々
ここでは「コロンビアーナ」の中でも特にあなたに観てほしい名シーンをピックアップして紹介します。
基本的には派手なアクションシーンなのでスカッとすると思いますが、裏側に両親を殺された深い悲しみと恨みの感情があるかと思うと胸にグッときます。
【名シーン①】いきなり名演技!最高のオープニングシーン
ドン・ルイスの指示を受けてマルコがカトレアたち家族を殺しにくるシーン。
早々に両親が撃たれ、残されたカトレアのもとにマルコが優しく近づきます。
欲しいものはなんだ?とゆっくり優しく語りかけるマルコに対し、カトレアの返事は「ドン・ルイスの命!」とマルコの手にナイフを突き刺します。
このシーン、カトレアは怯えてると思ったら、実は憎しみを我慢してる目だったという名演技に注目です!
【名シーン②】標的をサメに殺させるシーン
マルチ商法で荒稼ぎして逃げた悪い奴を殺す依頼。
大きな屋敷の中庭には、ガラス張りの水槽があって、中に大きなサメが2匹泳いでいます。
その水槽を静かに泳いで侵入してきたカトレアは、標的を水槽の上に誘い込むと足を撃ちぬき、血を出した状態で水槽に落とすのでした。
この時、「私は殺さない」とカトレアがいうのですが、このセリフはラストシーンでドン・ルイスを殺す時のセリフとリンクしているので注意して観てください。
【名シーン③】SWATが自宅に突入しピンチになるシーン
ダニーの友人がよかれと思ってやったことで、カトレアの存在がFBIにバレてしまい、SWATがカトレアの自宅に突入してきます。
「こっそり寝顔を撮った」というダニーの言葉から直感的に危機を悟ったカトレアはすぐに部屋を出ます。
同じマンションの他人の部屋に入って住人を気絶させると、なぜか風呂場の屋根裏に隠してある武器を装備し爆弾で壁を壊すと鮮やかに地下の車庫に降ります。
そこから狭いダクトに入り込むとSWATに発見されることなく脱出するのでした。
それにしても鮮やかです!
【名シーン④】単身でドン・ルイスの自宅に突入するシーン
厳重な警備のドン・ルイス邸に単身で乗り込むカトレア。
素早く場所を移し、攻撃されても食らわず、重火器で一人一人射殺していきます。
床下からの攻撃を見たマルコが手榴弾で床下ごと燃やすわけですが、次の瞬間には2階に移動してマシンガンを乱射するのは本当にかっこいいです!
【名シーン⑤】マルコとの直接対決シーン
バスルームでマルコと対峙し、1対1で決着をつけるカトレア。
両親の殺害を指示したのはドン・マルコですが、実際に手を下したのはマルコであるため、カトレアからすると両親の仇なわけです。
拳銃をはじかれ、格闘戦になるのですが、男女では筋肉の差もあって苦戦するカトレア。
タオルやベルト、歯ブラシを使って戦い、とうとう銃身を抜いてマルコの首元に刺してトドメを刺したカトレアは直後に放心状態になります。
この後ドン・ルイスを倒すのですが、それよりもマルコとの戦闘にフォーカスしているのも、この瞬間にカトレアの復讐はほぼ遂げられたということなのかもしれません。
【無料視聴】コロンビアーナ全編を高画質で見る方法
いかがでしたか?
実際はもっとたくさんの見どころや泣きどころがあり、紹介しきれないので、ぜひ最初からエンディングまでしっかり観て欲しいと思います!
「レンタルは面倒だなぁ…」
そうですよね。
映画を全編しっかりと観ようとすればDVDやBlue-rayをレンタルショップで借りてくるのが一般的ですが、借りにいくのも返しにいくのも時間と手間がかかってしまいます。
そこで、筆者は定額見放題の「動画配信サービス」をオススメします。
インターネット回線を通して、PCやスマホ、TVで映画やドラマを見ることができるサービスです。
利用者が多く、大手サービスとしてはドコモが提供する「dTV」、国内コンテンツに強い「U-NEXT」、海外発のサービスで日本に上陸した「Netflix」や「hulu」などがあります。
あなたがTVやスマホで映画やドラマを観るなら、動画サービスは「見放題の作品数がどれだけあるのか?」で選んでください。
2020年現在、見放題作品数がもっとも多いのは、U-NEXTで約5万件、次いでHuluで4万件となっており、このどちらかで選べば間違いありません。
「無料で観れるサービスはないの?」
一部の海外サイトには映画がまるまる無料で視聴できるものもありますが、画質が悪い上に違法行為となってしまうため、筆者はオススメしません。
罪になると思いながらだとせっかくの映画に集中できませんし、楽しめませんよね。
コロンビアーナを無料で全部観たい!という場合は、まずはU-NEXTやhuluで閲覧できるか無料体験に申し込んでみてください。
(動画サービスの閲覧作品は随時更新されているため、取り扱いがない可能性もあります。ご注意ください。)
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