「ワン チャンス」(原題:One Chance)は、2013年に公開された、イギリスの伝記映画です。
幼い頃からいじめられ、何をやってもうまくいかないポール・ポッツが、唯一夢見たオペラ歌手になるまでの不運と苦難の半声を描いた作品です。
極端に本番に弱い、運のない青年が最後の最後に大きなチャンスを掴む、とてもわかりやすいシンデレラストーリーで、誰が観ても幸せな気分になれる、間違いのない映画だと筆者は感じました。
あなたがオペラや歌に興味がなくても、本作は観ておくことを強くオススメします。
そんな「ワン チャンス」を見逃してしまったあなたのために、作品の大まかなあらすじと見どころを紹介し、「ワン チャンス」を観るべきかどうか判断できるようにお手伝いします!
目次
【ネタバレ注意】作品の全容をざっくり紹介
まずは「ワン チャンス」の登場人物やその関係性、全体のストーリーをざっくりまとめて紹介します。
あなたが忙しく、記事を読んでいる時間がない場合を考えて、予告動画を紹介しておきます。
この動画だけで全てを理解することは難しいのですが、雰囲気だけでもつかんでください。
事前に押さえておきたい主要な登場人物たち
- ポール・ポッツ:オペラ歌手を夢見る青年。見た目に華がなく、あがり症で幼い頃からいじめられて育つ。携帯電話の販売員として時給で働き生活している
- ジュルズ::ポールの恋人で、交際した後に妻となる。ポールの才能を信じ、どんな時でも応援し陰で支える
- イヴォンヌ・ポッツ:ポールの母親。自身もオペラが好きで、歌手を夢見る息子を応援している
- ローランド・ポッツ:ポールの父親。定職について家族を養うことが正しいと信じているため、ポールの生き方に不満を持つ。オペラが嫌い
- ブラドン:ポールが働く携帯電話ショップの店長で親友。夢を諦めきれないポールの背中を押し応援してくれる存在
- ルチアーノ・パヴァロッティ:プロのオペラ歌手で、業界では憧れと尊敬を集めるレジェンド的な存在
本作に登場する人物は多くいますが、あなたが覚えておくべきなのは、ポールとその周囲にいる6名です。
ポールがオペラ歌手を目指す過程で様々な障害や不運が待ち受けているのですが、その時には必ず周囲の人間がポールを支え、見守ってきた背景があります。
ポールの頑張りだけではなく、周囲の愛情がどれほど深いかも見どころの一つであるため、ぜひ覚えておいてください。
【あらすじを紹介】「ワン チャンス」のストーリーを解説
ここではストーリー全体をさらに理解できるように、ストーリーを紹介していきます。
あなたが「ワン チャンス」を観ていなくても、これを読めばざっくりしたあらすじをつかむことができます。
【夢への挑戦】
- 自信がなく控えめな性格のポールはオペラ歌手を夢見る
- 携帯ショップの販売員として働きながら留学費用を貯める
- ブラドンの後押しのおかげでジュルズと出会い交際する
- パヴァロッティが理事のオペラの学校に行きたいポール
- 留学費用のために地元のタレントコンテストに挑戦する
- 聴衆にバカにされるもポールの歌に最後はみんなが喝采
- 賞金で無事にベニスの学校に入り技術を身につけていく
- パヴァロッティの前で歌えるチャンスを掴んだポール
- 当日、ポールは緊張のあまり声が出なくなってしまう
- パヴァロッティからは一生オペラ歌手にはなれない酷評
【不運の連続】
- 歌手を諦めて父親と同じ鉄工所で働くことにしたポール
- ジュルズと気まずくなったポールは決意して彼女の地元へ
- 話を聞かないジュルズに歌で気持ちを伝えて二人は結婚
- 結婚式の日にオペラの主役の声がかかり猛練習する日々
- 舞台の前日に虫垂炎になり出演に強行出演するも倒れる
- 入院中に甲状腺の腫瘍が見つかり声が出せなくなる
- 半年後に治療で声が戻ったポールは交通事故で大怪我
- 1年半が経過し治療費の借金で堕落した生活を送るポール
- ポールは自分への苛立ちから父親と衝突し喧嘩別れする
【最後の挑戦】
- 借金を調べているとオーディション番組の広告を目にする
- ジュルズの励ましを受けて最後の挑戦に奮起するポール
- サボっていた歌のトレーニングを再開し当日を迎える
- 本番直前に過度な緊張で昔の記憶が蘇ってしまうポール
- ジュルズからのメールで吹っ切れたポールはステージへ
- 曲が始まると見事な歌声で観客を引き込んでいくポール
- 観客と審査員から大絶賛され見事決勝に進出し優勝する
- その後ポールはプロ歌手になり借金を返して家を買った
- 自分を超えた息子が誇らしいと言われて父親と和解する
- 歌手として成功し女王陛下の前で歌うまでになったポール
ポールは純粋で謙虚な素晴らしい青年なのですが、極度のあがり症と同情してしまうほどの不運で、オペラ歌手になるチャンスを逃していきます。
一度目はベニスの学校でパヴァロッティの前で歌った時。
あれだけ練習し、周囲の評価を得ていたにもかかわらず、緊張で声が出なくなってしまいます。
二度目は舞台の主演を手に入れた時。
前日に虫垂炎となり、強行出演した際に倒れてしまいます。
三度目は虫垂炎の治療中に見つかった甲状腺の腫瘍と、そこから立ち直って歌えるようになった直後の交通事故…
これだけ目の前のチャンスを逃し続けてきたポールが最後と決意した挑戦は素晴らしく、これが実話だと思うと鳥肌が止まりません。
【口コミ】「ワン チャンス」の感想を分析!
ネット上には「ワン チャンス」について様々な投稿があります。
ここでは、Twitterに投稿された「ワン チャンス」についての意見をいくつか取り上げて、傾向を解説します。
【毎日プランク10秒チャレンジ】
ワン チャンス🎥ポールポッツさんの映画を観た!自分を信じてくれる家族や仲間がいるって幸せ💐じんわりと感動できて休日にオススメ✨プランクは1分やりました!
土曜はやる気がなくなるようです🤭🤭#プランク38日目#筋トレ初心者#今日の積み上げ#小さな習慣— りか@人材会社の採用担当 (@alphatec_rika_t) May 29, 2021
ワン チャンス
世界的オペラ歌手とのポール・ポッツがブリテンズ・ゴッド・タレントで優勝するまでの半生を描く伝記映画。
実話を基にしてるとは思えないまさに映画のようなサクセスストーリー。
一度は諦めても置かれた環境に関わらず夢は叶う、そんな映画。#ワンチャンス #ポールポッツ #アマプラ pic.twitter.com/dD5YGByBgh— TT (@v_oOXOo_v) May 29, 2021
フォロワーさんのツイートにあった映画「ワンチャンス」見ました☺️
オペラ全然知らないけど主人公のポールの声が素晴らしくて…💖神経細い人が図太くなるのは難しいけど理解してくれる仲間がいる事が素敵だなぁと思えるお話でした👍🥰#ワンチャンス pic.twitter.com/zaETvlnBdh— tomo (@tA4cMrvUv0ZWQX1) May 26, 2021
オーディション番組からオペラ歌手になったポール・ポッツさんを描いた映画「ワンチャンス」を観ました🌸✨
挫折して落ち込んだときに、信じて励ましてくれる家族や友達がいるって素晴らしいことです👍😊✨
主演のコーデンさんの笑顔がキュート💕
おやすみなさい😴 pic.twitter.com/ze1IoOKO11
— くこ (@LJlTfJpGRS5jS2o) May 22, 2021
本作を観たユーザーのほとんどが感動的なコメントを投稿しています。
多くのユーザーは、夢を諦めないことの大切さや、それを理解し支えてくれる家族のありがたさに胸を打たれたというコメントをしており、筆者も同様の感想でした。
落ち込んだとき、家族と喧嘩したとき、何かに挑戦したいときなど、様々なシーンであなたの気持ちを豊かにしてくれる作品です。
【名シーン紹介】ワン チャンスの見どころになる名シーンを一部紹介
ここでは、作品全体の中でも特にあなたに観てほしい重要な名シーンを抜粋して紹介します。
あなたが忙しい場合、ここで抜粋したシーンを観て本作を少しでも味わってもらいたいところですが、正直なところ、全体を観ないと伝わらないことが多いと思います。
そのため、少しでも面白そうと感じてくれるのであれば、改めて本作の全てを観ることをおすすめします!
【名シーン①】ポールが地元のタレントオーディションに挑戦したシーン
パヴァロッティに扮した衣装とメイクでステージに上がるポールを観客らはからかい、冷やかします。
ポールの歌が始まると、それまで大声を出していた観客が静まり、引き込まれていきます。
歌が最後まで終わると、しばらく静寂に包まれた会場は、ポールに賛辞を送り、彼の才能を文句なしで認めるのでした。
いじめられっ子だったポールが大逆転する、本作の序盤で最もスッキリするシーンです。
【名シーン②】実際にポール・ポッツが出演した時の映像
本作を観れば気づくかと思いますが、ポールが出演するタレント・オーディション番組「ブリテンズ・ゴット・タレント」のシーンには、実際の映像が使われていて、かなり忠実に再現されています。
ここでは、ポール・ポッツ本人がステージに立ち、実際に歌い、審査委員とどういうやりとりをしたのかがわかるように紹介しておきます。
その後に本作を観てもらえば再現度の高さにきっとあなたも驚くと思います。
【無料視聴】ワン チャンス全編を高画質で見る方法
いかがでしたか?
実際はもっとたくさんの見どころや泣きどころがあり、紹介しきれないので、ぜひ最初からエンディングまでしっかり観て欲しいと思います!
「レンタルは面倒だなぁ…」
そうですよね。
映画を全編しっかりと観ようとすればDVDやBlue-rayをレンタルショップで借りてくるのが一般的ですが、借りにいくのも返しにいくのも時間と手間がかかってしまいます。
そこで、筆者は定額見放題の「動画配信サービス」をオススメします。
インターネット回線を通して、PCやスマホ、TVで映画やドラマを見ることができるサービスです。
利用者が多く、大手サービスとしてはドコモが提供する「dTV」、国内コンテンツに強い「U-NEXT」、海外発のサービスで日本に上陸した「Netflix」や「hulu」などがあります。
あなたがTVやスマホで映画やドラマを観るなら、動画サービスは「見放題の作品数がどれだけあるのか?」で選んでください。
2020年現在、見放題作品数がもっとも多いのは、U-NEXTで約5万件、次いでHuluで4万件となっており、このどちらかで選べば間違いありません。
「無料で観れるサービスはないの?」
一部の海外サイトには映画がまるまる無料で視聴できるものもありますが、画質が悪い上に違法行為となってしまうため、筆者はオススメしません。
罪になると思いながらだとせっかくの映画に集中できませんし、楽しめませんよね。
ワン チャンスを無料で全部観たい!という場合は、まずはU-NEXTやhuluで閲覧できるか無料体験に申し込んでみてください。
(動画サービスの閲覧作品は随時更新されているため、取り扱いがない可能性もあります。ご注意ください。)
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