伝記

【感動のラストに胸が熱くなる実話!】グリーンブックのストーリーと名シーンをネタバレ動画で完全解説!

グリーンブックを無料動画でネタバレ紹介する記事

「グリーンブック」(原題:Green Book)は、2018年に公開された、アメリカの伝記コメディ映画です。

本作は実話に基づいてつくられた映画で、1960年代に活躍した世界的なピアニストであるドン・シャーリーと、運転手兼ボディガードのトニー・ヴァレロンガが出会い、友情を築きながらお互いに成長していく物語です。

本音を隠し、誰にも心を開かないドンと、黒人が嫌いで他人を傷つけることをためらわないトニーが、2ヶ月という長い時間をともにすることで変化していく様子を観ていると、なんだか心が暖かくなるような、そんな感想を抱かせてくれる名作です。

実際に「グリーンブック」は、アカデミー賞を3部門(作品賞、助演男優賞、脚本賞)で受賞しており、客観的にみても世界から高く評価された映画といえます。

そんな「グリーンブック」を見逃してしまったあなたのために、作品の大まかなあらすじと見どころを紹介し、「グリーンブック」を観るべきかどうか判断できるようにお手伝いします!

【ネタバレ注意】作品の全容をざっくり紹介

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まずは「グリーンブック」の登場人物やその関係性、全体のストーリーをざっくりまとめて紹介します。

あなたが忙しく、記事を読んでいる時間がない場合を考えて、予告動画を紹介しておきます。

この動画だけで全てを理解することは難しいのですが、雰囲気だけでもつかんでください。

事前に押さえておきたい主要な登場人物たち

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主なキャスト
  • ドン・シャーリー:ホワイトハウスでの演奏を頼まれるほどの才能を持った世界的なピアニストでアフリカ系アメリカ人。強い想いを持って黒人差別がひどい南部でのコンサートを決行する
  • トニー・ヴァレロンガ:ナイトクラブで働くイタリア系アメリカ人の用心棒。黒人が嫌いで粗暴なトニーがある日仕事を失い金に困っているところにドンの運転手の話が舞い込んでくる
  • ドロレス・ヴァレロンガ:トニーの妻。ドロレス自身に差別意識はないため、黒人嫌いなトニーに心の中で変わってほしいと願っている

本作には多くの人物が登場しますが、あなたが事前に把握しておくべきなのはこの3人です。

見どころは間違いなく性格や価値観が真逆なドンとトニーが変化していく過程であり、交わった瞬間なので、主役の二人を観てもらえばいいのですが、ドロレスがいい感じに引き立て役になっているので併せて覚えておくといいと思います。

理解しておきたい時代背景

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本作を観る前に、まずは時代背景をしっかりと理解しておく必要があります。

舞台は1962年のアメリカで、ドンとトニーはアメリカ合衆国の北部に住んでいて、南部のコンサートツアーに向かうというストーリーです。

この時代、アメリカは有色人種(Colored)の差別をめぐって大きく揺れていました。

アメリカの南部は農業を主要産業とする州が多く、その労働力として黒人奴隷を使うことが一般的でした。

黒人を平等にすることで労働力が離れてしまうことを恐れた南部の州では、ジム・クロウ法という、有色人種が一般公共施設を使用できない法律を作り、差別してきました。

タイトルになっている「グリーンブック」とは、南部で黒人が利用できる宿泊施設を載せたガイドブックで、街中にあるほとんどのホテルは黒人の利用を断るために、ドンには必要だったのです。

この法律は1964年に廃止されるのですが、ドンの南部コンサートは廃止の直前、南部の人々が黒人に対して最も敏感になっているタイミングで行われたという背景を理解しておいてください。

【あらすじを紹介】「グリーンブック」のストーリーを解説

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ここではストーリー全体をさらに理解できるように、ストーリーを紹介していきます。

あなたが「グリーンブック」を観ていなくても、これを読めばざっくりしたあらすじをつかむことができます。

ストーリーの流れ

【正反対な二人】

  1. トニーはナイトクラブの用心棒で腕っぷしには自信がある
  2. ナイトクラブの改装によって職を失い仕事を探すトニー
  3. ドロレスを除きトニーと家族達には黒人に対する差別が強い
  4. 運転手の仕事を紹介され面接にいき黒人のドンと出会うトニー
  5. ドンが南部をまわる2ヶ月のコンサートの運転手を求めている
  6. 身の回りの世話を求められたトニーはキッパリと断って帰る
  7. ドンから割増しした給与で仕事を頼まれ引き受けるトニー
  8. 旅を始めると性格が正反対な二人はたびたび反発し衝突する

 

【根深い差別】

  1. そんなトニーはドンの演奏を聞いてその才能を認めていく
  2. ラジオから流れる黒人が歌う流行りの音楽を知らないドン
  3. 南部にいくに連れて徐々にドンの扱いが悪くなっていく
  4. ドンは兄と疎遠で妻とも仕事との両立ができず離婚している
  5. フライドチキンを食べたことがないドンにトニーが勧める
  6. 半ば強引にチキンを食べたドンはトニーと少し距離が縮む
  7. 夜に単独行動したドンは入ったバーで白人に暴行される

 

【ドンの闇】

  1. 故障で車を止めると農園の黒人達がドクを冷めた目で見る
  2. 次の会場では夕食にフライドチキンを出され暗に侮辱される
  3. ドンがトレイに入ろうとすると断られモーテルに引き返す
  4. 不思議に思うトニーはコンサートはドンの意志だと知る
  5. トニーがドロレスに送る手紙は誤字だらけでドンが手直し
  6. ジョージア州に入るとドンへの差別はますますひどくなる
  7. 夜中にドンが白人のゲイと密会しているところを逮捕される

 

【暴力は敗北】

  1. 地元警察から連絡を受けたトニーが買収してドンを助け出す
  2. 買収の嫌悪や秘密を知られた恥ずかしさで感情的になるドン
  3. 翌日冷静になったドンは謝罪し自分の過去を話していく
  4. ルイジアナで警察の差別的に怒ったトニーが殴ってしまう
  5. 収監されたドンが弁護士に電話すると警察の態度が一変する
  6. ドンが電話したのは司法長官のロバート・ケネディだった
  7. 釈放されるも自身の行動を責めるドンをトニーが慰める

 

【トニーの変化】

  1. 白人でも黒人でも男でもない半端な存在だと爆発するドン
  2. ドンの本音と心に抱えている闇を知り言葉を失うトニー
  3. 最後となるクリスマスのコンサート会場に到着した一行
  4. ドンが自らの態度で人々の心を変えようとしていた
  5. 食事をしようとレストランにきたドンを支配人が断る
  6. ここで食べれないなら演奏しないと毅然とした態度のドン
  7. 困った支配人はトニーを買収してドンを説得するよう依頼
  8. トニーの指示に従うというドンを見てトニーは依頼を断る

 

【旅の終わり】

  1. 二人は黒人が集まるバーで食事をとると演奏を頼まれる
  2. ジャズの店でショパンを弾くドンに店内一同が引き込まれる
  3. 黒人達から認められ心から演奏を楽しむドンを眺めるトニー
  4. イブに間に合うように車を走らせると雪がひどくなってくる
  5. 途中で警官に止められ警戒すると親切にパンクを教えてくれた
  6. 眠気に勝てずモーテルに泊まろうとするトニーをドンが励ます
  7. トニーの家に着くと運転したのはドンでトニーは寝ていた

 

【続く関係】

  1. ドンを家に招くも断られたトニーは家族との再会を喜び合う
  2. 帰宅したドンはイブだからと使用人を帰らせて一人になる
  3. 浮かない顔のトニーがドンをニガーと呼ぶ家族を真顔で諌める
  4. 恥ずかしそうに玄関に立つドンを見つけたトニーは大歓迎する
  5. ドンに一瞬戸惑った家族はすぐに席を空けて迎え入れる
  6. ドンとハグしたドロレスは耳元で手紙をありがとうとささやく
  7. その後ドンは大成功しトニーはナイトクラブの支配人になった

序盤では大嫌いな黒人との仕事を金のためと割り切っていたトニーですが、クリスマスコンサートの会場では、支配人から100ドル(トニーの1週間分の稼ぎに相当)を渡されてもドンの気持ちを優先する場面があり、ドンへの思いや黒人への考え方が変わったのだとわかります。

また、粗野で粗暴だった性格についても、ドンが手紙を添削していくことで自己表現が成長していきます。

一方のドンも、序盤では野蛮なトニーのことは全く認めなかったのですが、同じくクリスマスコンサートでは、「君が言うなら演奏する」と自身のプライドがかかった決断をトニーに委ねるところまで信頼が高まっています。

黒人差別という暗い時代背景にも関わらず、二人の変化が心を温めてくれる不思議なストーリーです。

【口コミ】「グリーンブック」の感想を分析!

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ネット上には「グリーンブック」について様々な投稿があります。

ここでは、Twitterに投稿された「グリーンブック」についての意見をいくつか取り上げて、傾向を解説します。

本作を観たユーザーのほとんどが本作を大絶賛しています。

二人の友情に対する好意的な投稿が大半ですが、そのほかにも奥さんの愛情や、時代背景など見どころが多いことがわかります。

どの視点で観ても観賞後の満足度は高いようで、傑作と言っている人が多いのがとても印象的でした。

【名シーン紹介】グリーンブックの見どころになる名シーンを一部紹介

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ここでは、作品全体の中でも特にあなたに観てほしい重要な名シーンを抜粋して紹介します。

あなたが忙しい場合、ここで抜粋したシーンを観て本作を少しでも味わってもらいたいところですが、正直なところ、全体を観ないと伝わらないことが多いと思います。

そのため、少しでも面白そうと感じてくれるのであれば、改めて本作の全てを観ることをおすすめします!

【名シーン①】ドンがトニーに手紙の書き方を教えるシーン

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トニーが妻のドロレスに手紙を書いていることを知ったドンは、手紙の添削を申し出ます。

何気なく観ていると流してしまいそうなこのシーンですが、実はこのやりとりを繰り返していくうちに、トニーに教養が身についていくのです。

序盤は言葉遣いや態度をドンから指摘され続けたトニーですが、いつの間にか言われなくなっていくのは、物事の受け止め方や表現方法をこの添削によって身についていったからだと考えられます。

そして、離れたドロレスとの気持ちもこの手紙によって一層深まり、周囲が羨むほどの相思相愛の状態になっていきます。

その全てのきっかけになったシーンです。

【名シーン②】自分のために怒ってくれたトニーをドンが怒るシーン

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黒人嫌いの警察官からドンと自分をバカにされたトニーは警官を殴ってしまい、身柄を拘束されてしまいます。

そのせいで夜に予定していたコンサートに参加できず、ドンはトニーを怒るのですが、ドンが賠償金を払うことに怒っていると思ったトニーは「自分も給料を貰えないからおあいこだ」と伝えると、ドンはトニーに諭します。

白人の意識を変えたいと願っているドンは、「暴力はいつだって敗北を意味する」という信念を持っており、どれだけ警官が間違った態度だったとしても手を出したトニーを非難したのでした。

そこまでにドンの想いが強いことがわかるシーンです。

【無料視聴】グリーンブック全編を高画質で見る方法

動画を無料で視聴できる方法を紹介

いかがでしたか?

実際はもっとたくさんの見どころや泣きどころがあり、紹介しきれないので、ぜひ最初からエンディングまでしっかり観て欲しいと思います!

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