「マグニフィセント・セブン」(原題:The Magnificent Seven)は、2016年に公開された、アメリカのウェスタン・アクション映画です。
本作は1954年に黒澤明監督が生み出した「七人の侍」をもとに1960年に作られた「荒野の七人」をリメイク作品で、時代背景は古いもののキャスティングは新しく、王道の勧善懲悪なストーリーで日本人が共感しやすいものとなっています。
主演はアカデミー賞俳優であるデンゼル・ワシントンで、脇役にクリス・プラットやイーサン・ホーク、イ・ビョンホンなど、豪華な顔ぶれがキャスティングされており、どのキャラクターにも感情移入しやすい作品です。
そんな「マグニフィセント・セブン」を見逃してしまったあなたのために、作品の大まかなあらすじと見どころを紹介し、「マグニフィセント・セブン」を観るべきかどうか判断できるようにお手伝いします!
▽デンゼル・ワシントンが出演する作品の記事はこちら
目次
【ネタバレ注意】作品の全容をざっくり紹介
まずは「マグニフィセント・セブン」の登場人物やその関係性、全体のストーリーをざっくりまとめて紹介します。
あなたが忙しく、記事を読んでいる時間がない場合を考えて、予告動画を紹介しておきます。
この動画だけで全てを理解することは難しいのですが、雰囲気だけでもつかんでください。
事前に押さえておきたい主要な登場人物たち
- サム・チザム:7つの州の委任執行官(政府の代わりに犯罪者を捕まえる賞金稼ぎ)として放浪の旅を続けるすご腕のガンマン。過去にボーグと深い因縁があり用心棒を引き受ける
- ジョシュ・ファラデー:流れ者のギャンブラーで、借金のかたに奪われた馬と引き換えにチザムがスカウトする。イカサマも銃の扱いも一流で実は使命感が強い一面もある
- グッドナイト・ロビショー:南北戦争でチザムに助けられた過去を持つすご腕のスナイパー。相棒のビリーとともにスカウトされる。戦争時のトラウマで人を撃てなくなっている
- ビリー・ロックス:東洋系のガンマンでロビショーと行動をともにしているところをチザムにスカウトされる。主な武器はナイフだが銃も扱うことができる万能タイプ
- ジャック・ホーン:人里から離れて暮らしていた猟師猟師でインディアンを大量に仕留めたことで伝説と呼ばれる。銃も扱うが主な武器はトマホークとナイフ
- バスケス:テキサス・レンジャーを殺した罪で賞金首になっているメキシコ人。仲間に加わった当初はファラデーと衝突するも徐々に仲が深まっていく
- レッド・ハーベスト:コマンチ族のネイティブ・アメリカンで部族を離れて旅しているところにチザムらと出会う。実は英語を理解しており仲間たちと絆を深める
- エマ・カレン:ボーグによって夫を殺された未亡人。村を守るために全財産を投げ打ってチザムらを雇う。自身も銃を特訓して戦いに加わり、最後にはチザムを助ける場面も
- バーソロミュー・ボーグ:様々な事業を手がける実業家だが一方で強引な手口で土地を奪う「略奪男爵」と呼ばれる。保安官を買収し用心棒を雇うことで住民を押さえつける
本作はローズ・クリークの街を守りたいエマと、その依頼を受けて集まった7人のガンマンが、悪者のボーグに立ち向かうというストーリーです。
そのため、チザムを含む7人のガンマンと、未亡人のエマ、略奪男爵のボーグをおさえておけば全体を問題なく理解することができます。
【あらすじを紹介】「マグニフィセント・セブン」のストーリーを解説
ここではストーリー全体をさらに理解できるように、ストーリーを紹介していきます。
あなたが「マグニフィセント・セブン」を観ていなくても、これを読めばざっくりしたあらすじをつかむことができます。
【7人のガンマン】
- ボーグは保安官と用心棒を連れてローズ・クリークの街に乗り込む
- 市民を暴行し教会を焼き不当な金額で土地の権利書を渡すよう要求
- 街に現れた委任執行官のチザムにエマが全財産で街を守るよう頼む
- 最初は渋るチザムだがボーグの名前とエマの覚悟を聞いて引き受ける
- チザムはファラデーやロブショーらの腕利きを仲間に加えていく
【戦闘準備】
- 仲間を7人集めたチザムは街に戻りボーグの手下を全滅させ街を制圧
- 住民にボーグとの対決を伝え協力を仰ぐと戦闘訓練や罠を準備する
- 報せを聞いたボーグは怒り狂って軍隊を組織して自ら街に向かう
- ボーグの到着前夜に戦闘のトラウマが消えないロブショーが離脱する
- 他の仲間は全員残り翌朝ボーグが引き連れた数百人の軍勢と対峙する
【悪魔の銃】
- 人数の差はあっても事前の準備と7人の奮闘でなんとか街を守る
- ボーグがガトリング銃を使用することをロブショーが報せに戻る
- 街の入り口からガトリング銃で攻撃されたくさんの住民が殺される
- 負傷したファラデーがガトリング銃を破壊するために特攻をかける
- ファラデーを援護していたロブショーとビルがガトリング銃で死亡
【復讐の結末】
- 瀕死のロブショーがトリックで敵を欺いてガトリング銃を破壊する
- 街に乗り込んできたボーグがチザムに撃たれて負傷し教会に逃げ込む
- 許しを乞うボーグに自身の家族をボーグが殺した過去を告げるチザム
- 隠し持った銃でチザムを撃とうとするボーグをエマが狙撃し射殺する
- 亡くなった4人のガンマンは丁重に葬られチザムたちは街を後にする
本作は典型的な勧善懲悪(正義の味方が悪者を倒す)のアクション作品です。
ただ、単調かというとそうでもなく、チザムが過去にボーグの手下に母親を犯され、妹たちを殺されていたり、南北戦争の英雄だったロブショーがトラウマで銃が撃てずに逃げ出してしまったりと、それぞれのヒューマンドラマもしっかりと描かれていて大人でも納得の構成になっています。
また、大元が日本映画であるため、制作や俳優が外国人であってもどこか懐かしいような雰囲気があり、ウェスタン映画を観たことがないあなたでもすんなりと作品に入り込むことができるはずです。
【口コミ】「マグニフィセント・セブン」の感想を分析!
ネット上には「マグニフィセント・セブン」について様々な投稿があります。
ここでは、Twitterに投稿された「マグニフィセント・セブン」についての意見をいくつか取り上げて、傾向を解説します。
『マグニフィセント・セブン』
めっちゃくちゃ格好良かった!!!人種も個性も豊かな即席チーム7人が、とにかくイカしており、アクションは目が離せない撃ち合いのオンパレード
依頼主であるエマも印象的で、7人の男達と共に魅力的!最高にクールな西部劇#映画好きと繋がりたい pic.twitter.com/5CdPdm6xfK
— ok (@okmovieYa) May 22, 2021
『マグニフィセント・セブン』2016 賞金稼ぎのつもりが町を救うために仲間を集めていくところがワンピースみたいで最高だった。デンゼル・ワシントン、クリス・プラット、イーサン・ホーク、イ・ビョンホンなど大好きな名優が一人一人いい味だしていた。Amazonプライム pic.twitter.com/QCdsDYjseN
— chiyomi★映画&ドラマ垢 (@chiyomik1) April 16, 2021
『マグニフィセント・セブン』
整った顔?武勇伝を持つ人?否、真にかっこいいのは自分の信念を貫く奴のことさ!!!!!
見ると必ず号泣して鳥肌が立ちまくるほど大大大好きな映画です❤️
ロビショー&ビリーが推しだったんですけどみんな推せますわ☺️#映画好きと繋がりたい#映画好きな人と繋がりたい pic.twitter.com/YLinJlVZD3— (@ysfm529) November 4, 2021
鉱山から金が
採掘できるようになり、
悪徳実業家に
牛耳られてしまった町
町を救うため、住民は、、7人がキャラが立ってて
カッコよすぎる….#マグニフィセント・セブン#映画好きと繋がりたい pic.twitter.com/IQoYjc2TO4— ひびき (@Hibiki_at_uk) June 18, 2021
『マグニフィセント・セブン』
荒野の七人のリメイク。大分グローバルなキャスティングだったり突っ込み所もあるけど、こういうエンタメ作品だって思って気楽に見るのが正解だと思う。
クリプラもイーサン・ホークも格好いいし✨ 一人一人せっかく良いキャラしてるしもっと活躍見たかったな~ pic.twitter.com/Me8tnSe6BA— kon@低浮上 (@kon_Black) July 18, 2021
本作を観た人の多くは絶賛のコメントを投稿しています。
特に7人の仲間がお互いを信じ合い、それぞれの得意技を生かして悪者を倒すというわかりやすい構成が受け入れられているようです。
全くジャンルは違うものの、漫画の「ワンピース」が好きな方には楽しめる作品で、私もおすすめです。
【名シーン紹介】マグニフィセント・セブンの見どころになる名シーンを一部紹介
ここでは、作品全体の中でも特にあなたに観てほしい重要な名シーンを抜粋して紹介します。
あなたが忙しい場合、ここで抜粋したシーンを観て本作を少しでも味わってもらいたいところですが、正直なところ、全体を観ないと伝わらないことが多いと思います。
そのため、少しでも面白そうと感じてくれるのであれば、改めて本作の全てを観ることをおすすめします!
【名シーン①】反撃の狼煙!最強の7人が街を奪還するシーン
チザムとファラデーが7人の仲間を集めてローズ・クリークの街に戻ります。
彼らはボーグに買収された街の保安官とたくさんの用心棒たちの元へ向かいます。
街に常駐するたくさんの用心棒たちとの打ち合いになるのですが、チザムたちは無傷であっという間に壊滅させてしまうのでした。
観ているだけで胸がスッとなるシーンです。
【名シーン②】家族を失った二人がボーグへの復讐を果たすシーン
ボーグとの一騎打ちをチザムが制し、教会に追い詰めていきます。
許しを乞うボーグに対して、過去の苦しい事件をゆっくりと話していくチザム。
家族と同じ目に合わせようと首を締めていくと、ボーグが隠し持った銃でチザムを撃とうとします。
一発の銃声がして驚いた表情のチザム。
ボーグの銃でチザムが撃たれたのかと思った直後、倒れていくボーグと銃を構えるエマの姿がそこにはありました。
家族の無念を抱えた二人の復讐が終わったシーンです。
【無料視聴】マグニフィセント・セブン全編を高画質で見る方法
いかがでしたか?
実際はもっとたくさんの見どころや泣きどころがあり、紹介しきれないので、ぜひ最初からエンディングまでしっかり観て欲しいと思います!
「レンタルは面倒だなぁ…」
そうですよね。
映画を全編しっかりと観ようとすればDVDやBlue-rayをレンタルショップで借りてくるのが一般的ですが、借りにいくのも返しにいくのも時間と手間がかかってしまいます。
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2020年現在、見放題作品数がもっとも多いのは、U-NEXTで約5万件、次いでHuluで4万件となっており、このどちらかで選べば間違いありません。
「無料で観れるサービスはないの?」
一部の海外サイトには映画がまるまる無料で視聴できるものもありますが、画質が悪い上に違法行為となってしまうため、筆者はオススメしません。
罪になると思いながらだとせっかくの映画に集中できませんし、楽しめませんよね。
マグニフィセント・セブンを無料で全部観たい!という場合は、まずはU-NEXTやhuluで閲覧できるか無料体験に申し込んでみてください。
(動画サービスの閲覧作品は随時更新されているため、取り扱いがない可能性もあります。ご注意ください。)
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