「マイル22」（原題:Mile 22）は、2018年に公開された、アメリカのアクションスリラー映画です。
本作は約90分と短いのですが、CIAの軍事機関に所属するエージェントたちが、任務遂行のために命の危険を顧みずに戦う姿を描いた作品で、派手な銃撃やアクションシーンが凝縮しています。
また、ラストシーンにはそれまでに伏線を全て回収する、初見では絶対に読めない結末が待っており、アクション好き、サスペンス好きにはぜひ観てほしい一本です。
主演はアクション俳優のトップクラスに位置するマーク・ウォールバーグで、本作の監督を担当するピーター・バーグとは様々な作品でタッグを組んでおり、どれもヒットを飛ばしています。
そんな「マイル22」を見逃してしまったあなたのために、作品の大まかなあらすじと見どころを紹介し、「マイル22」を観るべきかどうか判断できるようにお手伝いします！
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目次
【ネタバレ注意】作品の全容をざっくり紹介
まずは「マイル22」の登場人物やその関係性、全体のストーリーをざっくりまとめて紹介します。
あなたが忙しく、記事を読んでいる時間がない場合を考えて、予告動画を紹介しておきます。
この動画だけで全てを理解することは難しいのですが、雰囲気だけでもつかんでください。
事前に押さえておきたい主要な登場人物たち
- ジェームズ・シルバ：CIAの極秘部隊「オーバーウォッチ」のエージェントで、実行部隊のチームリーダー。冷静な判断力と高い戦闘能力を持ち任務を完遂させる
- アリス・カー：シルバの部下で同じくCIAのエージェント。娘の親権をめぐって元夫と係争しており度々精神状態が不安定になる
- サム・スノウ：アリスと同じ女性エージェント。鍛え抜かれた肉体とプロフェッショナルな精神を持つ。任務遂行のためには命さえも投げ出す
- ジェームズ・ビショップ：「オーバーウォッチ」の指揮官。その存在を隠すために現場から3,000㎞の遠隔からチームに指示を出す。殺害の判断もビショップが行う
- リー・ノア：アリスの情報屋で、元特殊部隊員のインドカーの警察官。強奪されたセシウムの情報提供と引き換えにアメリカへの亡命を希望している
本作では、核爆弾の材料にもなる放射性物質セシウムをめぐって「アメリカ」「ロシア」「インドカー」という3つの国が絡んでいます。
3国が絡んでいるという背景は押さえておきたいところですが、登場人物については情報の鍵を握っているリーとそれを護送するシルバのチームだけ事前に覚えておけば作品全体を正しく理解することができます。
【あらすじを紹介】「マイル22」のストーリーを解説
ここではストーリー全体をさらに理解できるように、ストーリーを紹介していきます。
あなたが「マイル22」を観ていなくても、これを読めばざっくりしたあらすじをつかむことができます。
【セシウム捜索】
- 消えたセシウムの調査でFSBのアジトに踏み込むシルバのチーム
- 抵抗されたため18歳の少年を含むその場にいる全員を射殺する
- 16ヶ月後にチームは東南アジアのインドカーでセシウムを捜索
- 盗まれたセシウムは6つの都市を焦土化できる量で世界の危機
- 地元警察官リーがセシウムの在処と引き換えに亡命を求める
- ロシアのFSBがリーの動向を軍事偵察機の中から監視する
【小包の輸送】
- リーがインドカー政府の刺客に狙われたことで亡命を許可が決定
- シルバのチームがリーを22マイル先の飛行場に輸送する作戦
- オーバーウォッチを出動させて3000㎞離れた遠隔からサポート
- チームとオーバーウォッチの通信回線をFSBがハッキング
- 出発直後にインドカー政府の刺客によって護送車が爆破される
- シルバの車も包囲され近くの集合住宅で政府の部隊と銃撃戦
【衝撃の結末】
- ピンチになったシルバはリーの手錠を外して銃を渡して共闘する
- なんとか脱出したシルバとアリスでリーを飛行場に連れていく
- リーから解除パスワードを聞き出し無事にセシウムの所在を掴む
- 直後に異変に気づいたビショップだがFSBに急襲され全滅する
- 拳銃を奪ったリーに輸送機がジャックされた旨の無線が入る
本作は、盗まれたセシウムを探し出すという任務を遂行するシルバのチームが、セシウムの在処を知っている情報提供者を保護し、命懸けで護送するストーリーです。
裏切り者のリーの引き渡しを求めるインドカー政府の刺客と激しい銃撃戦の末に護送を成功させるのですが、実はリーは3重スパイで、全てはロシアFSBによるオーバーウォッチへの報復だったというオチです。
なぜオーバーウォッチが報復されたのかというと、それは「ロシアの高官が息子の復讐を果たすため」です。
冒頭のFSBのアジト襲撃作戦で最後に射殺した18歳の少年がロシアの権力者の息子で、母親がオーバーウォッチに復讐するためにスパイを放ったということです。
セシウムはロシアが盗んだので、当然在処はロシアが知っています。
在処を記したデータと解除パスワードを教えたロシアのスパイであるリーが、祖国を裏切ったように偽装してアメリカに亡命を求め、オーバーウォッチを動かすように仕向けて、彼らの所在地をつかんで報復するという壮大な流れです。
ビショップは襲われる直前にこのことに気付くのですが、きっかけは解除パスワードで、リーがシルバに伝えた「rozhdestvo」は英語でクリスマスを意味し、「rozhdestvo111」はまさにシルバのチームが襲撃したFSBのアジトの住所だったのです。
最後の最後に衝撃的な結末とそれまでの伏線に驚かされるサスペンス作品です。
【口コミ】「マイル22」の感想を分析！
ネット上には「マイル22」について様々な投稿があります。
ここでは、Twitterに投稿された「マイル22」についての意見をいくつか取り上げて、傾向を解説します。
『マイル22』
多勢に無勢な2人バーグ映画としてはローン・サバイバーのレッドウィング作戦を彷彿とさせるが今作では情報抱える最重要人物として登場するイコ・ウワイスを亡命させる為輸送機まで護衛てな任務。お陰で派手な銃撃戦に加えザ・レイド宛らシラットも拝めるという小包最強映画に！話は普通w pic.twitter.com/TQm4LAElPl— コーディー (@_co_dy) January 22, 2020
マイル22
護送対象は人間兵器ですよ？「ちょっとそこまで護送するだけだったのに物」meets「すべてお見通し〇〇物」
CIAチームが隙だらけ！主人公が嫌な奴！とか色々と気になる映画だけど、そのせいで最終的に逆にスッキリします。後半一時間の地獄の市街戦は熱い！ザ・レイド好きなんだろうな監督。 pic.twitter.com/RTMyxGyeMG— 左腕 (@SA_WADAYO) August 4, 2021
マイル22
「ローン・サバイバー」のピーター・バーグ監督＆マーク・ウォールバーグ主演コンビの4度目のタッグで贈るサスペンス・アクション。
この映画には格闘、銃撃、カーチェイスなどアクションの全てが詰まっている！アクション映画好きにはおススメできる映画。ラストは予想外の展開に…。 pic.twitter.com/L2dDe5no33
— たかし (@taaboo333) July 31, 2021
本作を観たユーザーの評価は大きく分かれています。
ポジティブな評価をしているユーザーの多くは、「派手なアクション」と「衝撃のラスト」に対してコメントしています。
特に、後半30分の絶望的な状況からの反撃は胸がスカッとした人が多いようです。
一方でネガティブな評価をした人の多くは、「詰め込みすぎてよくわからない」という感想が多いようです。
確かに本作は90分程度と通常の映画より短いため、やや丁寧に説明してもらえていない感覚はあるかもしれません。
あまり時間をかけずにスカッとした人にはおすすめできる映画と言えるかもしれません。
【名シーン紹介】マイル22の見どころになる名シーンを一部紹介
ここでは、作品全体の中でも特にあなたに観てほしい重要な名シーンを抜粋して紹介します。
あなたが忙しい場合、ここで抜粋したシーンを観て本作を少しでも味わってもらいたいところですが、正直なところ、全体を観ないと伝わらないことが多いと思います。
そのため、少しでも面白そうと感じてくれるのであれば、改めて本作の全てを観ることをおすすめします！
【名シーン①】護送開始からいきなり大ピンチを迎えるシーン
精鋭だけで組んだチームが2台の車に分かれてスタートします。
直後にバイクの集団に接近され、サムが乗った車が爆破されてしまいます。
サム以外のメンバーは即死し、残ったサムも瀕死の重傷を負います。
激しい銃撃戦の末、ビショップが下した決断は、サムを置いて任務を遂行することでした。
本作に登場するサムを演じたロンダ・ラウジーは格闘家で、実際に強いのです。
彼女の強さがよくわかるのは、ワイルドスピード・スカイミッションでの格闘シーンなので、そちらも興味があればぜひ。
【名シーン②】衝撃のクライマックスシーン
飛行機が離陸する4分前になり、猛スピードで飛行場に向かうシルバたちの前にインドカー政府の諜報部のトップ、アクセルが立ちはだかります。
これ以上足止めされると任務失敗となる状況で、シルバはビショップにドローンによる攻撃をリクエストし、ミサイルで撃破します。
まさに今離陸しようとする飛行機の目の前に現れたシルバたちに仕方なく飛行機は止まり、リーを引き渡します。
直後にオーバーウォッチはFSBによって襲撃され、リーが乗った飛行機もジャックされるという衝撃のシーンです。
【無料視聴】マイル22全編を高画質で見る方法
いかがでしたか？
実際はもっとたくさんの見どころや泣きどころがあり、紹介しきれないので、ぜひ最初からエンディングまでしっかり観て欲しいと思います！
「レンタルは面倒だなぁ…」
そうですよね。
映画を全編しっかりと観ようとすればDVDやBlue-rayをレンタルショップで借りてくるのが一般的ですが、借りにいくのも返しにいくのも時間と手間がかかってしまいます。
そこで、筆者は定額見放題の「動画配信サービス」をオススメします。
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「無料で観れるサービスはないの？」
一部の海外サイトには映画がまるまる無料で視聴できるものもありますが、画質が悪い上に違法行為となってしまうため、筆者はオススメしません。
罪になると思いながらだとせっかくの映画に集中できませんし、楽しめませんよね。
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