「インターンシップ」(原題:The Internship)は、2013年に公開された、アメリカのコメディ映画です。
中年になるまで営業一筋でやってきたビリーとニックが、会社の倒産をきっかけにそれまで全く無縁だったIT業界の巨大企業であるGoogle(グーグル)のインターンに参加し、デジタル世代とともに成長していく物語です。
本作は、ITという言葉に苦手意識があったり、デジタル世代と仲良くなれないと思っている人や、逆にオヤジ世代のITリテラシーの低さにうんざりしている人にはぜひ観てほしい作品です。
きっと観賞後には、お互いの強みや弱みを理解し、本作に登場するチームのように仲良くなれるのではないかと思います。
そんな「インターンシップ」を見逃してしまったあなたのために、作品の大まかなあらすじと見どころを紹介し、「インターンシップ」を観るべきかどうか判断できるようにお手伝いします!
▽インターンシップを題材にした名作「マイ・インターン」の記事はこちら
目次
【ネタバレ注意】作品の全容をざっくり紹介
まずは「インターンシップ」の登場人物やその関係性、全体のストーリーをざっくりまとめて紹介します。
あなたが忙しく、記事を読んでいる時間がない場合を考えて、予告動画を紹介しておきます。
この動画だけで全てを理解することは難しいのですが、雰囲気だけでもつかんでください。
事前に押さえておきたい主要な登場人物たち
- ビリー・マクマホン:ニックと二人で長年時計を売ってきた凄腕営業マン。Googleで働くことを思いつきニックを誘う。お調子者でムードメーカーだが細かい仕事が苦手
- ニック・キャンベル:ビリーと同じく凄腕の営業マンでナンパ男ではあるが、堅実な思考を持っていて、その点はビリーと対照的。また勉強も嫌いではなく努力できるタイプ
- ロジャー・チェティ:インターンプログラムの責任者。開始当初からビリーとニックを冷ややかな目で見ているが、実は…
- ダナ・シムズ:ニックが一目惚れしたGoogleで働くキャリアウーマン。30歳で恋愛から遠ざかるも、仕事に使命感を持っているため自身では納得している
- ライル・スポルディング:ビリーとニックを支えてくれるチームを担当マネージャー。ダンスの講師に思いを寄せている
- スチュアート・トゥオンブリー:インターンシップのチームメンバー。なんでもネットで調べるコミュ障で、口が悪く人と仲良くなれない
- ネーハ・パテル:インターンシップのチームメンバー。男性経験豊富なコスプレイヤーを装うが、実は未経験であることにコンプレックスを持つ
- ヨーヨー・サントス:インターンシップのチームメンバー。母親から厳しい教育を受け、指示に絶対服従する若者。失敗すると自分への罰として眉毛を抜く癖がある
- グレアム・ホートリー:インターンに参加している学生。何をやっても優秀である反面、人を見下し、邪魔な相手を蹴落とす嫌なやつ。さまざまな課題でトップの成績を残す
本作では鍵を握るキャストがやや多いのですが、わかりやすく「ビリーとニック」「Google社員」「インターンに参加する学生」に分けることができます。
チェティ、ダナ、ライルがGoogle社員、スチュアート、ネーハ、ヨーヨー、グレアムが学生です。
登場人物は多いものの、ビリーとニックを中心に見ると支援する人、恋愛する人、協力する人、競争する人と関係性がはっきりしているためわかりやすいと思います。
ぜひ押さえておいてください。
【あらすじを紹介】「インターンシップ」のストーリーを解説
ここではストーリー全体をさらに理解できるように、ストーリーを紹介していきます。
あなたが「インターンシップ」を観ていなくても、これを読めばざっくりしたあらすじをつかむことができます。
【無謀な挑戦】
- ビリーとニックは勤めていた時計販売会社が倒産して職を失う
- ビリーがGoogleで働くことを思いつき転職したニックを強引に誘う
- 中年の二人は選考から落ちそうになるもなんとかインターンに参加
- インターンは様々な課題をクリアし優勝チームが正社員になれる
- Googleに似合わない二人に目をつけ煙たがる責任者にチェティ
- チーム作りが始まると優秀な学生はどんどんチームを作っていく
- ビリーとニックは誰とも組めなかった売れ残りの3人とチームになる
- ニックが初日に出会ったGoogle社員のダナに声をかけるも振られる
- 最初の課題が始まるもIT知識がない二人は煙たがられて追い出される
- 残った3人で作業するも協調できずに対立して結局作業が進まない
- スポーツの時間にチームがまとまり始めるもゲームには負けてしまう
- ニックがダナにアタックしが本当は恋をしたがっていることを引き出す
【紆余曲折】
- 課題であるアプリ作りを議論する中で学生に夢がないことに驚く二人
- 焦るメンバーを無理矢理連れて飲みにいき大人の遊びを教えてあげる
- バカ騒ぎを通して本音を言うようになりチームとしての絆が深まる
- 夜明けに酔っ払いながら考え出したアプリが他の10倍DLされて勝利
- その後もチームは順調に勝ち進み、ニックもダナとデートすることに
- ビリーがグレアムからそのうち勝手に自滅して失敗すると言われる
- ヘルプセンターの課題に苦戦するビリーをエンジニア社員が助けてくれる
- 課題が開始しビリーは順調に対応するも指示を聞き逃して凡ミスする
- チームのスコアが0で終わった責任を感じたビリーはチームを離れる
- 最後の課題を満点でクリアしても優勝は難しい状況でお題は営業
- メンバーはビリーを呼び戻して一緒にやりたいと熱望しニックが動く
【大逆転】
- ビリーは老人を騙して車いすを売る営業につくも何かがモヤモヤする
- ニックがビリー抜きで営業するも営業が全くうまくいかないメンバー
- グレアムのチームは順調に営業を獲得しチームメンバーを笑いにくる
- 絶望するチームに二人が到着し先ほど断られたピザ屋に再アタックする
- ビリーたちのトークとGoogleの技術で店主の心を動かして契約を獲得
- 結果発表直前に滑り込みで契約を持ち込むも件数ではグレアムに勝てず
- チェティの判断でビリーやニックのチームを優勝に変更し大逆転する
- 結果だけでなくチームワークや取組姿勢が卓越したグーグリネスだと評価
- 結果に噛み付くグレアムをGoogleサーチの責任者が一喝し黙らせる
- インターンの選考委員会でビリーとニックに唯一一票を投じたのはチェティだった
本作ではインターンを通して、ビリーとニックも学生たちもそれぞれが成長していきます。
ニックはIT知識を順調に身につけていき、学生たちもコミュニケーション能力や協調性が目に見えて高くなるためわかりやすいのですが、もっとも重要なのはビリーの成長です。
もともとの営業では、適当なことを言って相手に商品を買わせるスタンスだったビリーが、インターンを通してGoogleが大切にしているユーザー志向を身につけていきます。
最終課題を前にビリーがチームを抜けた際、これまでと同じような営業をやるも、違和感を感じるシーンでは、まさにビリーが成長したことを表しています。
チーム全員の成長と、その取組を支え見ていたGoogle社員が最高のエンディングを演出しています。
コメディ映画ながら、筆者は少し目頭が熱くなりました!
【口コミ】「インターンシップ」の感想を分析!
ネット上には「インターンシップ」について様々な投稿があります。
ここでは、Twitterに投稿された「インターンシップ」についての意見をいくつか取り上げて、傾向を解説します。
#インターンシップ を観ました。2013年のアメリカ映画。仕事を無くしたITリテラシーほぼゼロのオジサン2人がGoogleのインターンシップ生として活躍する。分かり易いサクセスストーリーが気持ち良い!この時でもすごいけど、ほぼ10年経った今のオフィスはもっとグレードアップしてるんだろうなあ pic.twitter.com/MwXPbYiz5G
— 123@Answerletter (@al123al123al12) January 4, 2021
敏腕セールスマンだった主人公たち
しかし時代の波で会社が倒産に
彼らが選んだ道とは、、、このコンビが最高(*´∀`*)
知らない事は学べばいい、、
君には君にしかない個性がある前向きになれる素敵な映画🌟#映画好きと繋がりたい#インターンシップ pic.twitter.com/o1MhNZzNm2
— ひびき (@Hibiki_at_uk) January 3, 2021
敏腕セールスマンだった主人公たち
しかし時代の波で会社が倒産に
彼らが選んだ道とは、、、このコンビが最高(*´∀`*)
知らない事は学べばいい、、
君には君にしかない個性がある前向きになれる素敵な映画🌟#映画好きと繋がりたい#インターンシップ pic.twitter.com/o1MhNZzNm2
— ひびき (@Hibiki_at_uk) January 3, 2021
『インターンシップ』という、リストラに遭った2人の営業マンがGoogleのインターンに参加する映画が、お正月休みの中でダントツに面白かった。
撮影はGoogle本社で行われてリアリティがあるし、監督が『ナイトミュージアム』と同じ人でコメディ要素もばっちり。
仕事で大切なことも学べます。 pic.twitter.com/PqqGYG3hTn
— よしかわ けいすけ | 高校教師 (@Yoshikawa_says) January 4, 2021
#映画好きと繋がりたい
インターンシップ
あまりありえないのかもしれないけど、こんな事もあって欲しい🤭
若く無くてもまだできるって映画で、好きです。
まだまだ可能性を諦めず、努力しないとですね❣️ pic.twitter.com/U2NXTmlA34— わお (@o1cinjIVReIEl38) January 6, 2021
本作を観たユーザーからはかなり高い評価のコメントが投稿されています。
中でも多いのは、「中年が頑張る姿に感動した」「仕事をする上で大切なことに気付かされた」「Googleという会社が好きになった」といったコメントで、コメディ映画ながら心に何かが残る作品になっているようです。
もちろん、コメディ映画としての完成度は高いため、重たい演出はなく、軽い気持ちで観ることができることを付け加えておきます。
【名シーン紹介】インターンシップの見どころになる名シーンを一部紹介
ここでは、作品全体の中でも特にあなたに観てほしい重要な名シーンを抜粋して紹介します。
あなたが忙しい場合、ここで抜粋したシーンを観て本作を少しでも味わってもらいたいところですが、正直なところ、全体を観ないと伝わらないことが多いと思います。
そのため、少しでも面白そうと感じてくれるのであれば、改めて本作の全てを観ることをおすすめします!
【名シーン①】ビリーのミスによってチームが転落してしまうシーン
課題が残り2つとなり、優勝が見えてきたチームに与えられた課題はヘルプセンターの対応でした。
ビリーはGoogleサービスの知識を覚えることに苦戦するも、なんとか当日までに間に合わせてきます。
ユーザーからの問い合わせに淡々と答えるグレアムに対し、相手の話を聞き、時にはジョークを飛ばしながら的確に答えていくビリーとの差は大きく、完全に勝利を確信した直後、チームは思いがけない落とし穴にはまります。
それはグレアムからされた「お前は自滅して失敗する」という予言そのものでした…
【名シーン②】インターンで優勝した爽やかなラストシーン
インターンプログラムで見事優勝したチームメンバーは、余韻に浸りつつ、帰宅の途につきます。
このシーンでもっとも輝くのは、他でもないヨーヨーです。
みんなで別れの挨拶をしているところに、ヨーヨーの母親が「早くきなさい」と割り込んでくるのですが、インターンで成長したヨーヨーは母親を一喝します。
息子の意外な反応に驚いた母親は大人しくなって言うことを聞くのですが、それを見ていた父親がヨーヨーに「よく言った!」とサインします。
その際、こちらを向いた父親の眉毛が…ストレスに弱く母親に逆らえないのは父親譲りであることがわかる感動と笑いのラストシーンです。
【無料視聴】インターンシップ全編を高画質で見る方法
いかがでしたか?
実際はもっとたくさんの見どころや泣きどころがあり、紹介しきれないので、ぜひ最初からエンディングまでしっかり観て欲しいと思います!
「レンタルは面倒だなぁ…」
そうですよね。
映画を全編しっかりと観ようとすればDVDやBlue-rayをレンタルショップで借りてくるのが一般的ですが、借りにいくのも返しにいくのも時間と手間がかかってしまいます。
そこで、筆者は定額見放題の「動画配信サービス」をオススメします。
インターネット回線を通して、PCやスマホ、TVで映画やドラマを見ることができるサービスです。
利用者が多く、大手サービスとしてはドコモが提供する「dTV」、国内コンテンツに強い「U-NEXT」、海外発のサービスで日本に上陸した「Netflix」や「hulu」などがあります。
あなたがTVやスマホで映画やドラマを観るなら、動画サービスは「見放題の作品数がどれだけあるのか?」で選んでください。
2020年現在、見放題作品数がもっとも多いのは、U-NEXTで約5万件、次いでHuluで4万件となっており、このどちらかで選べば間違いありません。
「無料で観れるサービスはないの?」
一部の海外サイトには映画がまるまる無料で視聴できるものもありますが、画質が悪い上に違法行為となってしまうため、筆者はオススメしません。
罪になると思いながらだとせっかくの映画に集中できませんし、楽しめませんよね。
インターンシップを無料で全部観たい!という場合は、まずはU-NEXTやhuluで閲覧できるか無料体験に申し込んでみてください。
(動画サービスの閲覧作品は随時更新されているため、取り扱いがない可能性もあります。ご注意ください。)
U-NEXTなら1ヶ月間、huluなら2週間も無料で試すことができ、観たい作品がなかったり、期待していたサービスでなければ途中で解約ができます。
しかも無料期間中の解約ならお金がかからないので、映画やドラマが好きであれば使わない手はないでしょう。