「スパイダーマン」シリーズは、2002年から初めて公開され、2014年まで2つのシリーズで続編がで続けた長寿人気映画です。
原作は、「X-MEN」など多くの人気アメリカンコミックを作ってきたスタン・リーが描いた「スパイダーマン」で、アメコミといえばスパイダーマン!と誰もが想像するほど超有名作品です。
映画は大きく2つのシリーズに分かれます。
サム・ライミ監督がスパイダーマンを初めて映画化した初代「スパイダーマン」シリーズ(2002年〜2007年)と、リブート(再始動)として2012年から公開された2代目、「アメイジング・スパイダーマン」シリーズ(2012年〜2014年)です。
それぞれ見どころが満載ですが、作品数が5つと多いため、あなたがまだスパイダーマンシリーズを観ていない場合は迷ってしまうかもしれません
そこで本記事では、あなたがスパイダーマンシリーズを観るべきか、どの作品から観た方がいいかを判断できるように解説していきます。
目次
筆者の完全主観ランキング
時間がないけどどの作品から観ればいいかわからないあなたのために、シリーズを何度も観て見どころを知り尽くした筆者が上位3作品を紹介します。
どれから観るか迷っているのであれば、まずは騙されたと思って1位から観てください!
総合評価 | |
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ストーリー | 全く予想外にヒロインを失ってしまう悲しみに涙が止まりません |
アクション | 派手なアクションをスロー再生する心遣いが嬉しい |
その他 | ラストシーンの子供の勇気にぐっときました |
総合評価 | |
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ストーリー | 家族や市民の優しさで強い敵に打ち勝つ正統派ヒーローアクション |
アクション | 高いところ、動くものと躍動感のある戦闘シーンが◎ |
その他 | 前半、全てがうまくいかない主人公に同情します |
総合評価 | |
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ストーリー | 自分→他人のためへと力の使い方が変わる主人公の成長 |
アクション | ”高さ”の概念を取り入れた新感覚アクションの元祖 |
その他 | ベンおじさんの言葉と存在が大きすぎて泣けます |
【作品紹介】それぞれの作品をざっくり解説
スパイダーマンのラインナップには2つのシリーズ、5つの作品があります。
特に2つのシリーズは監督からキャスティングまで総入れ替えされていたり、全く別物と思いきや登場人物やストーリーに共通点やアレンジがあったりと、両方を観ることで楽しさが倍増する名作です。
ここから、それぞれの作品について手短に魅力を説明しますので、ピンときたらぜひ観ることをオススメします。
「スパイダーマン」
アメコミ「スパイダーマン」の実写化第一弾で、全てのスパイダーマン映画の原点といえる作品です。
「大いなる力には大いなる責任が伴う」というベンおじさんの名言がいつまでも忘れられません。
シリーズを全て観るつもりがあれば、まずはこれから始めましょう。
【10秒に凝縮】超ざっくりまとめたストーリー
- ピーターがスパイダーマンになる
- 自分が手に入れた力について考える
- ノーマンがグリーン・ゴブリンになる
- ゴブリンに正体がバレMJの身が危険に
- ゴブリンとの最終決戦でスパイダーマンが勝利する
「大いなる力には大いなる責任が伴う」というベンおじさんの言葉を胸に、スパイダーマンとして人助けをしようと決めたピーター。
一方で、自分と会社の利益のために邪魔者を次々と排除していくゴブリンが現れ、両者が激しい戦いを繰り広げていきます。
本作はスッキリするアクション映画として見てももちろん楽しめますが、力を手に入れるとはどういうことなのか、ピーターが考え成長していくヒューマンドラマとして観ても楽しめる作品になっています。
【これだけは観てほしい】筆者イチ押しの名シーン
橋での人質救出をなんとかやり遂げたピーターが、ノーマンにさらわれて廃墟に投げ込まれます。
一方的に殴る蹴るで弱っていくピーター。
そろそろとどめかというタイミングでノーマンが「このあとはMJを始末しにいく」といったことでピーターがキレます。
そこから一気に形勢が逆転し、ノーマンを追い詰めます。
ゴブリンのマスクをとり、情に訴えてピーターの隙をついて背後からグライダーで攻撃しようとするノーマンですが、「実の父親のように接していた」という言葉に対してピーターは動揺することなく、「僕の父はベン・パーカーだけです」と冷静に返し、ノーマンの攻撃をかわします。
ピーターにかわされた攻撃をそのまま自分で受けてしまったノーマンは、死ぬ間際に「ハリーには言うな」と言い残して息を引き取ります。
立場は違いますが、父と子の愛情を感じるシーンです。
「スパイダーマン2」
前作でヒーローとして街を守り、最愛の女性MJを陰から見守ることを心に決めたピーターですが、自分自身の生活とのバランスや市民からの期待・プレッシャーに苦しみます。
ヒーローを続けていくことはできるのか、市民の期待に応えることはできるのか、その答えが後半にあります。
シリーズ中2番目にオススメする作品です。
【10秒に凝縮】超ざっくりまとめたストーリー
- スパイダーマンとして街を守るピーター
- 自分自身がヒーローであることを拒絶
- オットーが実験に失敗し凶暴化する
- 核融合実験を再開したオットーを倒す
- 結婚式を抜けたMJとピーターがキス
前作で力を手に入れた責任として、街を守ると決めたピーター。
しかし、実際にヒーローとして活動すると、自分のことが全て後回しになってしまい、私生活が崩壊していきます。
物語の終盤まで踏んだり蹴ったりのピーターが苦悩の末に、本物のヒーローとして目覚めていく過程が楽しめる作品です。
ただ、前半戦は本当にかわいそうなシーンが多く、観るのにちょっと我慢が必要だと筆者は思います(笑)
【これだけは観てほしい】筆者イチ押しの名シーン
オットーが暴走させた電車は止まることなく走り続けます。
この先の線路が工事中であることを察知したピーターはなんとか電車を止めようとしますが、電車は全く止まる気配がありません。
諦めず、全身全霊で電車を止めることに成功したピーターはそのまま気を失います。
見どころはここから。
マスクを取り、気を失ったピーターを乗客が静かに車内へと運び、ゆっくり寝かせます。
気がつき、自分がマスクをしていないことに気づくピーターに、乗客は「誰にも言わないよ」と気遣います。
筆者はこのシーンで号泣しました…
「スパイダーマン3」
サム・ライミ監督の「スパイダーマン」3部作最後の作品となる本作は、相変わらず人間くさくていろいろやらかすピーターが描かれています。
「スパイダーマン」「スパイダーマン2」を観ていれば、ピーターの親になったような視点で楽しむことができる作品です。
【10秒に凝縮】超ざっくりまとめたストーリー
- ハリーがピーターとの戦いで記憶喪失
- 街はスパイダーマン人気が盛り上がる
- MJとすれ違っていくピーター
- ベン殺害の真相を聞き激怒するピーター
- ブラックスパイダーマン誕生
- 色々な人を過剰に懲らしめる
- 本来の自分に目覚めるピーター
- サンドマン・ヴェノムとの最終決戦
前作でヒーローとしての自信を持ち、MJとの良好な関係をスタートしたピーター。
市民のスパイダーマン人気が盛り上がるにつれて、自分に酔い・その力を過信するようになっていきます。
そんな中、ベンおじさんを殺した真犯人の存在を聞かされ、犯人への憎しみを抱くピーターは地球外生命体に寄生されて「ブラックスパイダーマン」になっていまいます。
新たな力を手に入れ、人格が変わってしまったピーターが自分を取り戻し、最愛の人と街を守るために驚きの行動に出ます。
前作までと違って、かなり悪いピーターが暴れまわるちょっと変わった作品に仕上がっています!
【これだけは観てほしい】筆者イチ押しの名シーン
ハリーが亡き父親の復讐をしようとピーターを急襲するシーンです。
目が回るような空中戦がとにかく見事です。
縦に横に飛び回るため、地面がどちらにあるのかわからなくなるくらい(笑)
ゴブリンの装備も何気にレベルアップしていて、以前のいかにも悪者!から見た目が大きく改善されていてかっこいいです。
「アメイジング・スパイダーマン」
サム・ライミ監督の「スパイダーマン」公開から10年が経過し、監督やキャストを全て入れ替えて作り直した新シリーズの第一弾です。
ピーターがいじめられっ子じゃなかったり、彼女がグウェンだったり、前シリーズと微妙に設定が異なっていて、その違いを見つけるのも楽しみの一つになりそうです。
【10秒に凝縮】超ざっくりまとめたストーリー
- 父の謎を知りにオズコープ社へ
- クモに噛まれて特殊能力が身につく
- 父の元同僚がリザードになる
- ピーターが自分の使命に目覚める
- 周囲の協力でリザードを倒す
父のことを知りたいがために、不用意に秘密の数式を教えてしまったことで、街や市民を危険にさらしてしまうピーター。
同時に、自身も特殊な能力を手に入れ、はじめは自分のために力を使うも周囲に諭されて徐々に自身の使命と向き合っていきます。
弱々しい無知な高校生が大人の階段を登っていくストーリーです。
【これだけは観てほしい】筆者イチ押しの名シーン
オズコープ社の屋上でリザードとの戦闘に入るピーター。
学校襲撃の際もそうであったように、そもそも劣勢であることに加えて足を撃たれているピーターは序盤から不利になります。
糸を発射する装置も握りつぶされ、いよいよまずくなったその時、助けてくれたのはグウェンの父、警部でした。
親子2代でピーターのピンチを救ったことはただの偶然ではないはずです。
なんとも喜びきれないクライマックスです。
「アメイジング・スパイダーマン2」
シリーズで最も新しい作品で、「アメイジング・スパイダーマン」シリーズの最終作となります。
続編の製作が打ち切られたという噂もあり、非常に残念ではありますが、本作はシリーズをとおして筆者が最もオススメしたい作品です。
ぜひ観てください。
【10秒に凝縮】超ざっくりまとめたストーリー
- グウェンとの関係に悩むピーター
- マックスが電気事故でエレクトロに
- ハリーとエレクトロがピーターの敵に
- 戦闘に巻き込まれてグウェンが死亡
- ショックから立ち直り再び街を守る
グウェンの父、ジョージ警部との約束を守らずグウェンと付き合うことの罪悪感に悩むピーター。
そんな中、警部の予言通り、新しい敵が次々と現れ、とうとう大切な人を傷つける事態になってしまいます。
ピーターの視点で観ると痛々しすぎて目を背けたくなるほど悲しいストーリーです。
【これだけは観てほしい】筆者イチ押しの名シーン
エレクトロを倒してほっとするピーターとグウェン。
そこへゴブリンと化したハリーがグライダーに乗って急襲してきます。グウェンと一緒にいることからスパイダーマンの正体がピーターであることを悟ったハリーは、グウェンをさらい、塔の上から落としてしまいます。
グウェンを助けようと、必死に糸でグウェンを引き上げようとするピーター。
ピーターへの憎しみが爆発したハリーはそれを邪魔し、とうとうグウェンを支えていた糸が切れてしまいます。
なんとかハリーを突き飛ばし、グウェン救出に飛び降りるも時すでに遅し、グウェンは地面に頭を打って死んでしまいます。
このシーンがあまりにも衝撃的で、筆者はしばらく何も考えられませんでした。
【無料視聴】スパイダーマンシリーズ全編を高画質で見る方法
いかがでしたか?
実際はもっとたくさんの見どころや泣きどころがあり、紹介しきれないので、ぜひ最初からエンディングまでしっかり観て欲しいと思います!
「レンタルは面倒だなぁ…」
そうですよね。
映画を全編しっかりと観ようとすればDVDやBlue-rayをレンタルショップで借りてくるのが一般的ですが、借りにいくのも返しにいくのも時間と手間がかかってしまいます。
そこで、筆者は定額見放題の「動画配信サービス」をオススメします。
インターネット回線を通して、PCやスマホ、TVで映画やドラマを見ることができるサービスです。
利用者が多く、大手サービスとしてはドコモが提供する「dTV」、国内コンテンツに強い「U-NEXT」、海外発のサービスで日本に上陸した「Netflix」や「hulu」などがあります。
あなたがTVやスマホで映画やドラマを観るなら、動画サービスは「見放題の作品数がどれだけあるのか?」で選んでください。
2020年現在、見放題作品数がもっとも多いのは、U-NEXTで約5万件、次いでHuluで4万件となっており、このどちらかで選べば間違いありません。
「無料で観れるサービスはないの?」
一部の海外サイトには映画がまるまる無料で視聴できるものもありますが、画質が悪い上に違法行為となってしまうため、筆者はオススメしません。
罪になると思いながらだとせっかくの映画に集中できませんし、楽しめませんよね。
スパイダーマンシリーズを無料で全部観たい!という場合は、まずはU-NEXTやhuluで閲覧できるか無料体験に申し込んでみてください。
(動画サービスの閲覧作品は随時更新されているため、取り扱いがない可能性もあります。ご注意ください。)
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