「ベスト・キッド」(原題: The Karate Kid)は、2010年に公開された、アメリカ・中国が合作したアクション映画です。
1984年に大ヒットした「ベスト・キッド」のリメイク作品で、大筋の流れは踏襲されているため、当時の作品を知る人が観るとなんとも懐かしく、当時の興奮を再現してくれる仕上がりになっています。
本作はあの「世界で最も稼いだ俳優」にも選ばれたウィル・スミスで、主演は彼の息子であるジェイデン・スミスを起用したことでも話題になりました。
また、主人公にカンフーを教える師匠役をジャッキー・チェンが演じているのですが、過去を背負って疲れ切った初老の役をいい感じに演じていて、作品の魅力を倍増しています。
本作で唯一引っかかるのは、ドレが教わるのがカンフーなのに、原題が「Karate」になっている点ですが、これは1984年の作品の現代が「The Karate Kid」であり、リメイク作品であることを理解してもらうためにあえて残したようです。
そんな「ベスト・キッド」を見逃してしまったあなたのために、作品の大まかなあらすじと見どころを紹介し、「ベスト・キッド」を観るべきかどうか判断できるようにお手伝いします!
▽本作を制作したウィル・スミスの出演作品
目次
【ネタバレ注意】作品の全容をざっくり紹介
まずは「ベスト・キッド」の登場人物やその関係性、全体のストーリーをざっくりまとめて紹介します。
あなたが忙しく、記事を読んでいる時間がない場合を考えて、予告動画を紹介しておきます。
この動画だけで全てを理解することは難しいのですが、雰囲気だけでもつかんでください。
事前に押さえておきたい主要な登場人物たち
- ドレ・パーカー:幼い頃に父親を亡くし、母の転勤で中国に引っ越す。見知らぬ土地でいじめにあって絶望しているところに過去に傷を持ったハンと出会いカンフーを身につけていく
- ミスター・ハン:自分の運転で妻と子を失ったことで世捨て人として暮らす。ドレにカンフーを教える家庭で自らの過去を克服していく
- チョン:ドレをいじめるグループのリーダー。強さを追求するカンフー道場に通い、気に入らない相手は手段を選ばず叩きのめすように教わる
- メイ・リン:ドレが中国で作った恋人に近い友人。両親から音楽の英才教育を受けている
本作の登場人物は、「いじめっ子」と「いじめられっ子」というシンプルな構図です。
チョイにいじめられているドレが、恐怖心を克服するためにハンからカンフーを教わるという関係性です。
メイ・リンは本筋とは関係ないものの、ドレと同じく、メイ・リンも両親の期待というプレッシャーと戦っており、ドレに勇気を与える存在になっています。
【あらすじを紹介】「ベスト・キッド」のストーリーを解説
ここではストーリー全体をさらに理解できるように、ストーリーを紹介していきます。
あなたが「ベスト・キッド」を観ていなくても、これを読めばざっくりしたあらすじをつかむことができます。
1.【いじめられるドレ】
- ドレがアメリカから中国に引っ越して新生活
- メイ・リンと知り合ったことでチョンに目をつけられる
- 初登校日からチョンにいじめられ逃げ回る生活
- メイは音楽アカデミーの受験が控えて猛練習する
- ドレの不満が爆発し母親にあたる姿をハンが見ている
- ドレがチョンらに仕返しするも追いかけられて囲まれる
- 複数人から暴行されているドレをハンが助ける
- チョンが通う道場にドレとハンが抗議しにいく
2.【カンフーの修行】
- 師範から脅迫されカンフー大会で勝負をつけることに
- ハンは仕方なくドレにカンフーを教えることを決める
- 練習メニューは上着を着て脱いで掛ける動作の繰り返し
- この単調な動きがカンフーの基本動作であると知る
- 龍の泉の水を飲むために険しい山を登る修行
- 本当の達人になると相手の動きを操れることを知る
3.【運命の対決】
- 様々なトレーニングをこなし力をつけていくドレ
- ハンが家族を失った話を聞き稽古の指導を促すドレ
- 大会当日、緊張しながらも順調に勝ち進むドレ
- 準決勝でチョイの仲間から反則行為で重傷を負う
- ドレはドクターストップを受けるも出場を懇願する
- 怪我した脚を狙われるもの逆転勝利でドレが優勝する
本作は、いじめられっ子がいじめっ子を克服するというストーリーの裏で、「傷ついた大人が子供から学んで乗り越えていく」というストーリーも描かれています。
ハンは自分の運転で最愛の妻と息子を死なせてしまい、それ以降車を直しては自ら壊すというサイクルから抜け出せずにいました。
そんなハンが、ドレにカンフーを教える過程で、ドレのひたむきさや、自分自身が忘れていた愛情を取り戻していきます。
大会の前日に、ハンがドレに感謝を伝えるシーンがありますが、ドレだけでなくハンも乗り越えられたことを表しているシーンです。
【口コミ】「ベスト・キッド」の感想を分析!
ネット上には「ベスト・キッド」について様々な投稿があります。
ここでは、Twitterに投稿された「ベスト・キッド」についての意見をいくつか取り上げて、傾向を解説します。
ベスト・キッド(2010)
久しぶりに観ました!!
ドレがいじめられても諦めないで立ち向かう姿に本当に憧れる。ジャージがすごい似合うなっていつも思う笑メイ連れて遊び行くところめちゃくちゃ好きです🥰
あと、ジャッキーチェンってやっぱりすごい。このコンビいいなあ😹 pic.twitter.com/emGNKvfpCE— Ayu (@Ayuk00__) August 15, 2020
約10年ぶりにベストキッドを観た。
「人生のドン底に落ちた時、這い上がるかどうかは自分次第」
という言葉が10年経つとモロに染みてくる。そして、劇中でハンさんと家族が事故に遭った日付が俺の生年月日と一緒だったのを今知った。 pic.twitter.com/ZW4Ay2sgKT
— たいすけです。 (@taisukessuuuu) August 13, 2020
ベストキッド初めて字幕で見たけどうんうん何度見てもいい映画って飽きないね🥺
ドレの変わっていく姿、精神見入ってしまった…変顔好き😗ジェイデン・スミスとジャッキーチェンの組み合わせまた見たいな笑 pic.twitter.com/4y53GA7rG0— ᴹᶦʸᵘᵏᵃ (@miyukaeilish) August 12, 2020
◉ベストキッド
ミヤギさんは箸でハエを掴んだけど
こちらはハエ叩きで…「スパァーン!」
そっちかーい!😂どんなに古びた服着て冴えない動きで「ただの管理人」を表現しようとしたって、眼が「伝説のジャッキー」の気迫…?を隠せてなくて
でもそれがどこか嬉しかった pic.twitter.com/jWrqwGNLNk— ℚℙ 🌱IT x 映像 x プロボクサー目指して (@QP_skyblue) August 11, 2020
本作を観たユーザーはほぼ高評価なコメントが多いようです。
特に、ウィル・スミスやジャッキー・チェンのファンは、本作に対して好感を懐く傾向が強いようです。
また印象的なのは、原作となった1984年のベスト・キッドを観たことがあるユーザーも好意的に受け止めており、前作と比較しても劣らない素晴らしい映画になっていると言えると思います。
【名シーン紹介】あの時の記憶がよみがえる!名シーンを一部紹介
本作の見どころはなんといっても迫力の格闘シーンです!
しかも、主演がジャッキー・チェンとあっては、そのレベルは間違いなしです。
ここではほんの一部ですが、本編から名シーンを抜粋し、紹介しておきます。
【名シーン①】チョンと仲間たちをハンが追い返すシーン
ドレが勇気を出してチョンらに仕返しするも、あっさり追いつかれて囲まれるシーンです。
動きを封じられ、仲間が引いてしまうほどボコボコにされるドレ。
興奮したチョンがやりすぎなほどの最後の一撃を繰り出したとき、その拳を握ったのはまさかのハンでした。
これぞジャッキー・チェンのカンフーといえる序盤最高に盛り上がるシーンです!
【名シーン②】上着を捨てて拾っての繰り返し…その意味がわかるシーン
ハンにカンフーを教わることになってから、ずっと上着を脱いで、捨てて、拾って掛けることを繰り返しやらされてきたドレ。
ついに不満が爆発して帰ろうとしたとき、ハンがようやくその動きの意味について説明します。
基本がいかに大事かわかるシーンです。
【名シーン③】宿敵チョンとの決着をつけるシーン
準決勝でチョンの仲間から反則技で負傷させられ、結晶でチョンからも同じ箇所を攻撃され、もはや立っているのがやっとのドレ。
周囲が心配する中、ドレがとった構えは龍の泉で出会った達人と同じものでした。
その構えは、極度に集中力を高め、相手を無意識のうちに操るというもので、チョンの攻撃をかわしたドレは、片足だけで強烈な蹴りを繰り出すのでした。
【おまけ】ジャスティン・ビーバーと歌う主題歌「Never say never」
本作の主題歌はジャスティン・ビーバーとジェイデン・スミスが歌っており、とてもかっこいいのでMVを紹介しておきます。
さすが父親はグラミー賞受賞のトップアーティスト!
息子にもその才能が受け継がれていますね。
【無料視聴】ベスト・キッド全編を高画質で見る方法
いかがでしたか?
実際はもっとたくさんの見どころや泣きどころがあり、紹介しきれないので、ぜひ最初からエンディングまでしっかり観て欲しいと思います!
「レンタルは面倒だなぁ…」
そうですよね。
映画を全編しっかりと観ようとすればDVDやBlue-rayをレンタルショップで借りてくるのが一般的ですが、借りにいくのも返しにいくのも時間と手間がかかってしまいます。
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「無料で観れるサービスはないの?」
一部の海外サイトには映画がまるまる無料で視聴できるものもありますが、画質が悪い上に違法行為となってしまうため、筆者はオススメしません。
罪になると思いながらだとせっかくの映画に集中できませんし、楽しめませんよね。
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