「ダークナイト」は、2008年に公開されたアメリカ・イギリスの映画です。
原作はアメコミの「バットマン」で、クリストファー・ノーラン監督作品の第二弾です。
初代「バットマン」のリブートとして新たに作られた「ダークナイト」は、派手なアクションだけでなく、ヒューマンドラマの要素も強いため、大人向けのバットマンといえる作品です。。
そんな「ダークナイト」を見逃してしまったあなたのために、作品の大まかなあらすじと見どころを紹介し、「ダークナイト」を観るべきかどうか判断できるようにお手伝いします!
※前作「バットマン・ビギンズ」の記事はコチラ
【ネタバレ】ストーリーの全容をざっくり紹介
まずは「ダークナイト」の登場人物やその関係性、全体のストーリーをざっくりまとめて紹介します。
時間がない場合はこの章だけで、全体像がつかめるはずです!
もしあなたが記事を読む時間もない場合は、こちらの予告動画だけでも観ていただくことをオススメします。
本作のストーリー上、重要なポイントを先に伝えておくと以下の通りです。
- ブルース:莫大な遺産を受け継いだ富豪。バットマン
- レイチェル:ブルースの幼馴染。検事
- アルフレッド:ウェイン家の執事。
- ゴードン:汚職を嫌うゴッサムで数少ない警官
- フォックス:ウェイン社の社長。ブルースの協力者
- デント:市民から高い支持を得ている検事
- ジョーカー:異常犯罪者。正体は謎に包まれている
本作は、バットマンとしてゴッサムシティを守ろうと決意したバットマンが、悩み・苦しみながら独りで戦っていく物語です。
ゴッサム市民を巻き込もうとする犯罪者と、その犯罪に立ち向かうためにバットマンを支える協力者たちを覚えておけば、全体像を問題なくつかむことができます。
- ジョーカーの出現で市民の不満が高まる
- 街を守りきれないことにブルースが苦悩
- レイチェルがジョーカーによって殺される
- 復讐に燃えるデントが5人を殺害した後に死亡
- ブルースがデントの罪をかぶって追われる身に
本シリーズはもともと他のヒーローと違って明るさや爽やかさは一切ないのですが、本作「ダークナイト」は前作「バットマン・ビギンズ」と比べてはるかに暗く、重い仕上がりになっています。
自分の身を削り、街を守り続けるブルースですが、犯罪は減らず、市民の不満も高まっていき、とうとう最愛の人を失ってしまいます。
それでも街を守ろうとするブルースは、とうとう犯罪者の汚名をかぶることまでします。
全く報われず、救われない、重く悲しい使命感の物語です。
【90秒でわかる】「ダークナイト」のストーリーを大まかに紹介!
ここではストーリー全体を90秒で理解できる程度にまとめ、大まかなストーリーを紹介していきます。
あなたがダークナイトを観ていなくても、これを読めばざっくりしたあらすじをつかむことができます。
1【新しいヒーロー】
- 銀行からマフィアの資金が奪われる
- ゴードンと連携しバットマンが介入
- 新任検事デントは市民から人気
- デントはマフィアを追い詰めきれない
- ブルースはデントにヒーローを感じる
- 会計士ラウがマフィアの資金を持って逃亡
- ジョーカーがマフィアにバットマンを殺す提案
- デントとバットマンとゴードンが顔をあわせる
2【バットマンの暗躍】
- バットマンが香港からラウを連れ戻すことに
- ブルースが香港でラウを誘拐し警察に引き渡す
- ジョーカーがマフィアの依頼を受けて始動
- ブルースがデントの資金集めパーティーを企画
- デントを狙ったジョーカーがパーティー会場に
- ブルースの活躍でその場を切り抜ける
3【レイチェルの死】
- ジョーカーの市長殺害をゴードンが身を挺して防ぐ
- ジョーカーはバットマンに正体をさらすよう脅迫
- 市民の重圧に耐えられないブルース
- デントがバットマンと告白し逮捕される
- ジョーカーがデントの護送を襲撃
- ブルースとゴードンの連携でジョーカーを逮捕
- デントとレイチェルが別々の場所で監禁
- 助けが間に合わずレイチェルが死亡
4【ジョーカーの次の一手】
- レイチェルの死で自分を責めるブルース
- ラウと金を持って現れたジョーカー
- 病院の爆破予告と殺人ゲームの呼びかけ
- 警察が入院患者を避難させる
- ジョーカーはデントの憎しみを刺激
- デントがレイチェルの復讐に動き出す
5【ジョーカーの罠】
- 市長とゴードンは囚人をフェリーで脱出させる
- 2隻のフェリーに殺し合いをさせるジョーカー
- デントがゴードンの家族を誘拐
- ジョーカーの居場所を突き止めた警察が突入
- フェリーはどちらも起爆装置を押さなかった
- 一騎打ちの末ジョーカーを捕らえる
6【デントとゴッサムの闇】
- デントの狂気が本当の狙いであると判明
- デントがゴードンの家族を殺そうとする
- ブルースが割って入りゴードン死亡
- デントの行いは市民を絶望させると判断
- ブルースがデントの罪をかぶり警察に追われることに
アメコミの主人公は報われないことが多い、というのが筆者の私見ですが、特に本作「ダークナイト」は突き抜けて悲惨です。
マフィアがはびこり、警察にも汚職が広がっている中で、たった独りで犯罪と立ち向かうわけですが、市民からは無法者と呼ばれ、憎しみの目を向けられることさえある状態。
全く報われないですね…
目の前にはジョーカーという新しい超強敵が現れ、身内ではレイチェルが殺されたり、後継者と期待していたデントが連続殺人犯になったりと、とにかく踏んだり蹴ったりです。
本作を観る場合は、ある程度の心の準備が必要だと筆者は思います。
ちなみに、これまで観たアメコミの中でも、「アメイジング・スパイダーマン2」も本作と肩を並べるほど悲しい気持ちになるので、本作を面白いと感じた場合はオススメです。
【口コミ】「ダークナイト」の感想を分析!
ネット上には「ダークナイト」について様々な投稿があります。
ここでは、Twitterに投稿された「ダークナイト」についての意見をいくつか取り上げて、傾向を解説します。
『ダークナイト』観ました🎬
「🃏」
めちゃくちゃ面白かった(ガチ)
ジョーカー魅力的すぎない??
現実と虚構の境界線を反復横跳び。
人間の心の底にある醜い部分を引き出し、世界が燃え尽きるのをただ見物する純粋な悪。狂人。って魅力的すぎるよ〜。好きです。この映画。 pic.twitter.com/fkezCayL2n
— かど@狩猟生活中🦖💨💨💨 (@kado_eiga) May 5, 2019
ダークナイト
今までの人生でベストテンには必ず入る映画
やっぱり悪役が良い映画は面白い
ジョーカー(悪役)はもちろんバットマン(正義側)も影の存在でカッコイイ印象
何を考えているかわからないジョーカーが怖すぎて憧れてしまう
そして最後に闇に溶けていくバットマンもカッコよすぎる pic.twitter.com/ULzMB2PVMf— ダンディーになりたい鬼童丸(▭-▭)✧カッ (@Mad8068) May 3, 2019
この作品は観た方がいいね。
こんな魅力的な悪役そうそう居ないわ。
映画『ダークナイト』
まったく語る必要ない名作。 pic.twitter.com/LVneaooNiz— アザラシの一撃 (@wIQMjtNQ8n1DuGC) May 2, 2019
エンドゲームとは別ベクトルの最高のヒーロー映画ってことでダークナイト観てたけれど、何度見てもジョーカーの登場シーンのかっこよさは痺れるよね。
ヒースレジャー版大好きなだけに、ホアキンフェニックス版がどうなるか本当に楽しみ#ダークナイト#ジョーカー#JokerMovie pic.twitter.com/gj1iYOPOzu— m (@ma6352dc) May 6, 2019
本作についての投稿は好意的な内容ばかりでした。
投稿内容を分析してみると、圧倒的に「キャスティング」「ストーリー」の2点に集中していました。
特にジョーカー役のヒース・レジャーついての評価がめちゃくちゃ高く、その演技力を絶賛する声ばかりでした!(キャスティングについては、ジョーカー以外に投稿が見当たらないほど)
ヒース・レジャーの演技力の高さももちろんですが、本作公開直前に急死してしまったことも、みなさんの注目を集め続けている一因になっているようです。
【名シーンの紹介】基本的にピンチ!名シーンの数々
ここでは「ダークナイト」の中でも特にあなたに観てほしい名シーンをピックアップして紹介します。
本シリーズのバットマンはダークヒーローとして描かれているため、いいことをしているはずなのに、やり方が荒っぽいシーンが見どころです!
【名シーン①】ジョーカー衝撃の登場シーン
マフィアが銀行に預けているお金を覆面の銀行強盗団が襲うオープニングシーンです。
この銀行団、おかしなことに役割を終えた仲間を次々に撃ち殺していくんです。
そして、最後に残った一人がマスクをとると、それがジョーカーだったという結末。
冒頭からジョーカーの狂気を理解させられる強烈なシーンです。
【名シーン②】ラウを香港で奪還するシーン
マフィアの会計士として悪いお金の管理を任されているラウ。
警察の捜査の手が伸びることがわかると、いち早く本国に帰ってしまいます。
この機会にマフィアを一網打尽にしたいデントとゴードンはバットマンを頼ります。
単身で香港に乗り込んだブルースは、ハイテク機器を駆使して鮮やかにラウをさらっていくのでした。
特に最後の脱出シーンは、追いかけてきた警察官たちの口が空いてしまうほどの鮮やかさで必見です。
【名シーン③】新アイテム!バットポッドでジョーカーをひっくり返す
自身がバットマンであると嘘の名乗りをあげ、警察に護送されるデントにジョーカーが襲いかかります。
デントを守ろうとするブルースはタンブラーでロケット砲を受け止めてピンチをしのぐも、タンブラーは大ダメージを受けてしまいます。
もうダメかも、と思わされた直後、タンブラーからバイク型の乗り物(バットポッド)が切り離されて再びジョーカーを追います。
火力をそのままに小回りがきくバットポッドによって、ジョーカーの乗る大型トレーラーが前方宙返りさせて形勢逆転するシーンは大迫力です!
【名シーン③】人質が犯人になってると気づいたバトルシーン
2隻のフェリーを爆発させようと企むジョーカーの居場所を突き止め、突入するシーン。
はじめにブルース、続いて警察が突入するのですが、ブルースは異変に気づきます。
ジョーカーの手下だと思っていた覆面が、実は人質だったのです。
誤解を解かなければ人質が射殺される可能性があるものの、説明している暇はないという状況で、ブルースは警察相手に戦い始めます。
もう、本当になんというか、バットマンの孤独が痛いほどわかるシーンです。
【名シーン④】衝撃!レイチェルの死
捕えたジョーカーから、レイチェルとデントを別々に軟禁し、爆発させる計画を聞き出したブルースは、迷わずレイチェルを助けに向かいます。
なんとか爆破前に到着できたブルースの目の前にいたのはデントでした。
そう、これもジョーカーが仕掛けた罠だったのです。
レイチェルのもとにゴードンも急行していましたが間に合わず、レイチェルは死んでしまいます…
最愛の人を守れなかったブルースの深い悲しみが伝わるシーンです。
【名シーン⑤】ヒーローが一転して悪役に…デントの狂気
病院を抜け出したデントは、レイチェルの復讐に動きます。
警察内部の内通者、マフィアのドンと次々に5人を殺害するデント。
その矛先は直接関係のないゴードンの家族に向きます。
レイチェルを助けなかった、警察内部に裏切り者がいた、大切な人を失った悲しみを味わえと、完全に八つ当たりな感情をぶつけます。
そのデントに対峙するブルースの気持ちを考えると、大切な人を殺され、希望だと思っていた後継者が殺人犯になり、ものすごい絶望なんだろうと心に重いものを感じてしまうシーンです。
【無料視聴】ダークナイト全編を高画質で見る方法
いかがでしたか?
実際はもっとたくさんの見どころや泣きどころがあり、紹介しきれないので、ぜひ最初からエンディングまでしっかり観て欲しいと思います!
「レンタルは面倒だなぁ…」
そうですよね。
映画を全編しっかりと観ようとすればDVDやBlue-rayをレンタルショップで借りてくるのが一般的ですが、借りにいくのも返しにいくのも時間と手間がかかってしまいます。
そこで、筆者は定額見放題の「動画配信サービス」をオススメします。
インターネット回線を通して、PCやスマホ、TVで映画やドラマを見ることができるサービスです。
利用者が多く、大手サービスとしてはドコモが提供する「dTV」、国内コンテンツに強い「U-NEXT」、海外発のサービスで日本に上陸した「Netflix」や「hulu」などがあります。
あなたがTVやスマホで映画やドラマを観るなら、動画サービスは「見放題の作品数がどれだけあるのか?」で選んでください。
2020年現在、見放題作品数がもっとも多いのは、U-NEXTで約5万件、次いでHuluで4万件となっており、このどちらかで選べば間違いありません。
「無料で観れるサービスはないの?」
一部の海外サイトには映画がまるまる無料で視聴できるものもありますが、画質が悪い上に違法行為となってしまうため、筆者はオススメしません。
罪になると思いながらだとせっかくの映画に集中できませんし、楽しめませんよね。
ダークナイトを無料で全部観たい!という場合は、まずはU-NEXTやhuluで閲覧できるか無料体験に申し込んでみてください。
(動画サービスの閲覧作品は随時更新されているため、取り扱いがない可能性もあります。ご注意ください。)
U-NEXTなら1ヶ月間、huluなら2週間も無料で試すことができ、観たい作品がなかったり、期待していたサービスでなければ途中で解約ができます。
しかも無料期間中の解約ならお金がかからないので、映画やドラマが好きであれば使わない手はないでしょう。