「トゥームレイダー ファースト・ミッション」(原題:Tomb Raider)は、2018年に公開された、アメリカのアドベンチャー・アクション映画です。
本作は、日本の人気ゲーム「トゥーム・レイダー」の映画化作品で、ゲームシリーズも長寿ですが、映画も本作を含む3作品が公開されています。
ゲームの世界観を理解するところからストーリーの起承転結を2時間に詰め込んでいるため、やや早歩き感はあるものの、アクションあり親子愛ありで見応えたっぷりの作品です。
そんな「トゥームレイダー ファースト・ミッション」を見逃してしまったあなたのために、作品の大まかなあらすじと見どころを紹介し、「トゥームレイダー ファースト・ミッション」を観るべきかどうか判断できるようにお手伝いします!
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目次
【ネタバレ注意】作品の全容をざっくり紹介
まずは「トゥームレイダー ファースト・ミッション」の登場人物やその関係性、全体のストーリーをざっくりまとめて紹介します。
あなたが忙しく、記事を読んでいる時間がない場合を考えて、予告動画を紹介しておきます。
この動画だけで全てを理解することは難しいのですが、雰囲気だけでもつかんでください。
事前に押さえておきたい主要な登場人物たち
- ララ・クロフト:大企業「クロフト社」の社長を父に持つ名家の娘。失踪した父の帰りを待つために遺産を相続せず自転車便のアルバイトで生計を立てている
- リチャード・クロフト:ララの父。妻(ララの母)の死をきっかけに神秘の力に興味をもち、古代日本に存在した「ヒミコ」の伝説を調査する過程で失踪する
- マサイアス・ヴォーゲル:武装組織「トリニティ」からの依頼を受けてヒミコの墓を調査する謎の男。目的のためなら躊躇なく人を殺す冷酷な一面を持つ
- ルー・レン:かつてリチャードと共に絶海の孤島に渡った船乗りの息子。酒とギャンブルに溺れていたが、ララの依頼を受けて自身も絶海の孤島を目指す
- アナ・ミラー:リチャードから留守中の経営を任されるクロフト社の幹部で、失踪したリチャードの遺産相続をララに勧め続ける。謎が多い存在
本作は、ヒミコの墓をめぐって協力しあうララ、リチャード、ルー・レンと、対立するマサイアスというシンプルな構図になっています。
そのため、この4名を覚えておけば全体のストーリーを問題なく理解することができます。
ただし、作中には次回作を期待させるような伏線がいくつもあり、その中心になりそうなアナの存在は無視できません。
本作のストーリーにはそこまで関わってきませんが、こちらも覚えておいて損はないと思います。
【あらすじを紹介】「トゥームレイダー ファースト・ミッション」のストーリーを解説
ここではストーリー全体をさらに理解できるように、ストーリーを紹介していきます。
あなたが「トゥームレイダー ファースト・ミッション」を観ていなくても、これを読めばざっくりしたあらすじをつかむことができます。
【残された暗号】
- ララは自転車便のバイトで金に困った生活を送っている
- 失踪した父リチャードの死を認めず遺産を相続してない
- 遺産が売却されることを知り渋々相続の手続きに会社へ
- 父が残したパズルを解くと暗号があり隠し部屋を発見
- リチャードからヒミコの資料を処分して欲しいとの依頼
- 父は武装組織トリニティに監視されていたことを知る
- ララは父が香港経由で島に渡ったことを知り香港に渡る
【父との再会】
- ルー・レンを訪ねると同名の息子と出会い船をチャーター
- 島の周辺は海が荒れ岩に衝突し大破した船から投げ出される
- ララがなんとか浜に上がるとマサイアスに囚われてしまう
- マサイアスはヒミコの墓を探す協力を断った父を殺した犯人
- ララから資料を奪ったマサイアスは墓に向けてキャンプを移動
- 先に捕まっていたルー・レンと反撃するも失敗しララだけ逃走
- 傷を負って満身創痍のララはリチャードと奇跡の再会を果たす
【伝説の墓】
- 脱出を諦めている父を残し再び独りでキャンプに向かうララ
- 傭兵を弓で倒してルー・レンに武器を渡し現場は大混乱になる
- マサイアスに父を人質に取られたララは暗号を解いて墓の中へ
- 墓の内部に仕掛けられた罠をララの機転で乗り越える一行
- 棺の間にたどり着くと中にはヒミコのミイラが保管されていた
- ミイラに触れた傭兵が突然謎の疫病に感染しその場で死亡する
- トリニティの狙いは病原菌でマサイアスが指を持ち帰ろうとする
【責任と使命】
- 自身も感染したリチャードはヒミコの死体を爆破するために残る
- 逃げたマサイアスを追ったララは一騎打ちの末マサイアスを倒す
- 爆破の衝撃で崩れる墓を走り抜けてなんとか脱出に成功したララ
- ロンドンに戻ったララは会社で遺産を相続手続きを終わらせる
- グループ会社の一覧で何かを見つけたララは隠し部屋に向かう
- 様々な資料からクロフト家の使命と責任の意味を理解したララ
本作は最後の3分を除いて非常にシンプルなストーリーです。
誰もが死んだと思っていた父親を探しに絶海の孤島に辿り着き、再会できた喜びも束の間、父と涙の別れの末に悪役を倒すという王道の流れです。
ただ、観賞後に「あれはどういうことだったのか?」と思うポイントがいくつかあるので、詳しく解説していきます。
【疑問1】ヒミコの伝説の正体とは何だったのか?
ヒミコの伝説には、「邪悪な呪術の力で国を治めた」「触れただけで死や破壊をもたらした」「家臣に裏切られて島流しにあった」とされていますが、ララが棺の間に描かれた絵を見て、真実は別にあることに気づきます。
ヒミコは原因不明の疫病を調べるために島に渡りますが、自らが感染してしまいます。
このまま国に帰ると国民全体の命を危険にさらすと判断したヒミコが自らを犠牲にして島に残ります。
伝説は疫病を世に広めないために作られたものであり、本来は人を遠ざける効果を狙ったものでした。
【疑問2】クロフト家の責任と宿命とは何なのか?
マサイアスの発掘隊が運んでいた物資に「パトナ社」の文字が記されていましたが、相続の際に確認したグループ会社一覧の中に同じ名前の会社があったのです。
マサイアスはトリニティの仕事を請け負っていたため、パトナ社はトリニティに物資を供給していることになります。
妻の仕事、神秘に力に興味を持ったリチャードは、同じくヒミコを狙っていたトリニティに目をつけられてしまい、逆に彼らを調査したところ、パトナ社に行き着いてしまいます。
また、その調査の過程でアナがトリニティの関係者であることも知り、代々受け継いでいるクロフト家の闇を知ります。
正義感の強いリチャードはこの闇を解消することを「クロフト家の責任と使命」と呼び、ヒミコの墓を破壊するために島に渡ったのでした。
アナが何者で、トリニティとどう対峙していくかは続編に期待したいところです。
【口コミ】「トゥームレイダー ファースト・ミッション」の感想を分析!
ネット上には「トゥームレイダー ファースト・ミッション」について様々な投稿があります。
ここでは、Twitterに投稿された「トゥームレイダー ファースト・ミッション」についての意見をいくつか取り上げて、傾向を解説します。
『トゥームレイダー ファースト・ミッション』
ララ・クロフトは父の残した暗号を解き明かし、
女王ヒミコが葬られたという絶海の孤島に向かう個人的には最高に良かった
ゲームの印象に近い作品卑弥呼が題材だからか、
違和感が少しあった#トゥームレイダー#映忘録#映画好きと繋がりたい pic.twitter.com/TchC5Xbgf0— @20時映画レビュー (@IRISH_movie) December 4, 2021
「トゥームレイダー ファースト・ミッション」を鑑賞。主人公のララ・クロフトは、アンジェリーナ・ジョリーの印象が強烈なのでどうなるかと思ったけど、本作のアリシア・ヴィキャンデルもかなりのハマり具合だった。バキバキに鍛えた身体でキレのあるアクションを披露していて、非常に魅力的 pic.twitter.com/uDDE8HMJj5
— yuiori (@yuiori3) April 12, 2021
『トゥームレイダー ファースト・ミッション』
遺産にも会社にも手を出さず生きて来たララ・クロフトは行方不明の父が遺した手掛かりを辿り父の本当の仕事とクラフト家の使命の為に「トゥームレイダー」となるリブート版アンジー版と違いドンパチ控えめのアクションアドベンチャー色が強かった。 pic.twitter.com/o1JL9QE1Xv
— オトガイ (ヨッシー) 日常&映画感想 (@Judgement1997) April 9, 2021
290本目「#トゥームレイダー ファースト・ミッション」。
文字通りララの最初の冒険は、卑弥呼を巡る物語。
なのに日本ぽさがないのが少し残念です。
ここからどのように超人のように強くなるのかな。人間ぽいララを楽しみたい方にお勧めです。 #映画好きと繋がりたい #映画好きな人と繋がりたい pic.twitter.com/KMGNpCguGu
— あっくん (@atsumu0818) December 20, 2020
本作を観た人のほとんどが高い評価を投稿しています。
ストーリーについては日本を舞台にしているからか、やや強引な点があったり不自然な点を感じる人もいるようですが、大枠は好評価です。
特に評価されているのは主演のアリシア・ヴィキャンデルで、題名の「ファーストミッション」の通り、ここから成長してくれそうな期待を持たせてくれる初々しいララ・クロフトを演じている点にコメントが集まっています。
【名シーン紹介】トゥームレイダー ファースト・ミッションの見どころになる名シーンを一部紹介
ここでは、作品全体の中でも特にあなたに観てほしい重要な名シーンを抜粋して紹介します。
あなたが忙しい場合、ここで抜粋したシーンを観て本作を少しでも味わってもらいたいところですが、正直なところ、全体を観ないと伝わらないことが多いと思います。
そのため、少しでも面白そうと感じてくれるのであれば、改めて本作の全てを観ることをおすすめします!
【名シーン①】ララが絶体絶命の状態から抜け出すシーン
手を縛られた状態で朽ちかけた飛行機に何とか引っかかるララ。
やっと翼に登れたと思ったら次のピンチ、機内に飛び乗ったら次のピンチと、ハラハラドキドキの連続で思わず声が出てしまうシーンです。
【名シーン②】ララとマサイアスの決着シーン
父と涙の別れを終えた直後に、マサイアスに追いつきます。
疫病を外に出さないことは父との約束であるため、かかっていた梯子を壊して退路を断つララですが、一騎打ちになると力の差が出てしまい、絶体絶命の状態に。
もうダメかと思ったその時、リチャードが棺を爆破したことに気を取られたマサイアスにララが反撃し、一気に形勢逆転します。
最後はマサイアスが盗み出したヒミコの指をマサイアスの口に突っ込み、感染が始まったところを谷に突き落とすのでした。
ララが最高にかっこよく見えるシーンです。
【無料視聴】トゥームレイダー ファースト・ミッション全編を高画質で見る方法
いかがでしたか?
実際はもっとたくさんの見どころや泣きどころがあり、紹介しきれないので、ぜひ最初からエンディングまでしっかり観て欲しいと思います!
「レンタルは面倒だなぁ…」
そうですよね。
映画を全編しっかりと観ようとすればDVDやBlue-rayをレンタルショップで借りてくるのが一般的ですが、借りにいくのも返しにいくのも時間と手間がかかってしまいます。
そこで、筆者は定額見放題の「動画配信サービス」をオススメします。
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あなたがTVやスマホで映画やドラマを観るなら、動画サービスは「見放題の作品数がどれだけあるのか?」で選んでください。
2020年現在、見放題作品数がもっとも多いのは、U-NEXTで約5万件、次いでHuluで4万件となっており、このどちらかで選べば間違いありません。
「無料で観れるサービスはないの?」
一部の海外サイトには映画がまるまる無料で視聴できるものもありますが、画質が悪い上に違法行為となってしまうため、筆者はオススメしません。
罪になると思いながらだとせっかくの映画に集中できませんし、楽しめませんよね。
トゥームレイダー ファースト・ミッションを無料で全部観たい!という場合は、まずはU-NEXTやhuluで閲覧できるか無料体験に申し込んでみてください。
(動画サービスの閲覧作品は随時更新されているため、取り扱いがない可能性もあります。ご注意ください。)
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