「300 〈スリーハンドレッド〉 〜帝国の進撃〜」(原題 300: Rise of an Empire )は、2014年に公開された、アメリカのファンタジー・アクション映画です。
2006年に公開された「300」の続編で、ジェラルド・バトラー演じるスパルタ王レオニダスが、ペルシア王クセルクセスに敗れた後の、ギリシアとペリシアの戦いを描いた続編です。
本作では、アテナイ人でギリシアの司令官であるデミストクレスが、ペルシア最強の海軍司令官アルテミシアとの攻防を描いていて、肉弾戦一本だった前作に比べると智略を使ったド派手なアクションシーンが見どころとなっています。
そんな「300 〈スリーハンドレッド〉 〜帝国の進撃〜」を見逃してしまったあなたのために、作品の大まかなあらすじと見どころを紹介し、「300 〈スリーハンドレッド〉 〜帝国の進撃〜」を観るべきかどうか判断できるようにお手伝いします!
▽前作「300」の解説記事はこちら
目次
【ネタバレ注意】作品の全容をざっくり紹介
まずは「300 〈スリーハンドレッド〉 〜帝国の進撃〜」の登場人物やその関係性、全体のストーリーをざっくりまとめて紹介します。
あなたが忙しく、記事を読んでいる時間がない場合を考えて、予告動画を紹介しておきます。
この動画だけで全てを理解することは難しいのですが、雰囲気だけでもつかんでください。
事前に押さえておきたい主要な登場人物たち
- テミストクレス:10年前の戦闘でペルシアの先代王を倒し退けたことでギリシアの英雄となった司令官。祖国への強い愛と勇敢な心を持ち、部下からの人望も厚い
- ゴルゴ王妃:レオニダスの妻でスパルタの王妃。最愛の夫を失った悲しみに打ちひしがれている
- アルテミシア:ペルシアの海軍司令官で先王の右腕。ギリシア出身だが兵士に家族を殺されギリシアに対して強い恨みを持つ
- クセルクセス::ギリシアへの侵攻を進めるペルシアの王。自身の存在を神と呼び、圧倒的な兵力と絶対的な権力で自国と他国を支配する
本作で重要となる登場人物は少なく、上記の4名を覚えておけば全体を問題なく把握できます。
ただし、人物名だけでなくそれぞれの国や都市の背景を知っておく必要があります。
まず、前作同様ペルシアはギリシアに侵攻しており、ペルシアの王がクセルクセス、海軍司令官がアルテミシアです。
次に、ギリシアですが、当時のギリシアは複数の都市がそれぞれ自治権を持った集合体としての国であるため、やや複雑です。
主な都市は、アテナイ、スパルタ、オリンピア、アルカディア、デルポイ、テーベで、テミストクレスはアテナイ出身でギリシア軍の司令官、ゴルゴ王妃はスパルタ王の妃という関係性です。
圧倒的なペルシア軍の前に苦戦するギリシア軍に、スパルタをはじめとする各都市が援軍を出すのかが物語の焦点となります。
【あらすじを紹介】「300 〈スリーハンドレッド〉 〜帝国の進撃〜」のストーリーを解説
ここではストーリー全体をさらに理解できるように、ストーリーを紹介していきます。
あなたが「300 〈スリーハンドレッド〉 〜帝国の進撃〜」を観ていなくても、これを読めばざっくりしたあらすじをつかむことができます。
【もう一つの戦】
- スパルタ軍がペルシア軍に敗れた同時期に海戦も勃発する
- テミストクレスは50隻の船で数千のペルシア艦隊に善戦する
- アルテミシアがテミストクレスを誘惑して懐柔しようとする
- 提案を断られたアルテミシアが逆上して本気で攻めてくる
【絶望のギリシア】
- 船を爆破されたギリシア軍は壊滅的な打撃を受けて後退する
- 再びテミストクレスが王妃ゴルゴに援軍を要請するも難色
- ギリシア軍は最後の決戦の場としてサラミス湾に誘い出す
- 圧倒的な戦力差に折れそうな兵を鼓舞するテミストクレス
【ギリシアの集結】
- 乱戦になったところでテミストクレスが馬で単身特攻する
- アルテミシアとの一騎打ちが拮抗したところにスパルタの援軍
- ギリシア全都市の艦隊が集結しペルシア軍との戦力差が逆転
- 降伏を勧めるも拒否しテミストクレスに刺されるアルテミシア
- 司令官を失ったペルシア軍を全軍で蹂躙していくギリシア軍
前作は、スパルタの男たちが権力に負けず、自らのプライドを死ぬまで通すストーリーで、まさに「試合に負けて勝負に勝った」といえる作品でした。
一方で本作は、「試合にも勝負にもギリギリ勝った」作品で、前作に比べてハッピーエンドな結末であるため、後味がスッキリしています。
【口コミ】「300 〈スリーハンドレッド〉 〜帝国の進撃〜」の感想を分析!
ネット上には「300 〈スリーハンドレッド〉 〜帝国の進撃〜」について様々な投稿があります。
ここでは、Twitterに投稿された「300 〈スリーハンドレッド〉 〜帝国の進撃〜」についての意見をいくつか取り上げて、傾向を解説します。
映画『300/帝国の進撃』のエヴァ・グリーンが敵国の兵士の首を切って殺した後、生首にキスしてそのまま首を海に投げ捨てるシーンは性癖にぶっ刺さって死ぬ。 pic.twitter.com/orUSpYddux
— Mia (@Mia_MovieX) November 1, 2018
『300<スリーハンドレッド>帝国の進撃』神の王クセルクセスの誕生譚とレオニダス王と300の兵が戦っていた頃、ペルシア軍を相手に壮絶な海戦を繰り広げたアテナイ人・テミストクレスの活躍を描く続編
世界観を踏まえつつ展開するゴア描写と心理戦と腕っ節がものをいう圧巻の艦隊戦が素晴らしい! pic.twitter.com/CMmigUIZgy
— オトガイ (ヨッシー) 日常&映画感想 (@Judgement1997) June 17, 2021
『300 帝国の進撃』も凄く良い作品だと思っている。鮮烈なビジュアルは変わらず素晴らしいし、前作のスパルタン達がどれほど強かったのかがよりハッキリと分かる展開も見事。そして何より、バトルセックス(あまりに激しすぎて常に攻撃音が響き渡る、戦闘のようなセックス)は後世に残すべき名映像だ。
— 人間食べ食べカエル (@TABECHAUYO) February 13, 2019
300 帝国の進撃のエヴァグリーンはマジでヤバいっす
何しても美しすぎるし冷酷でカッコいいしエロいし…
俺の求めるエヴァグリーンが全て詰まってる
実は1は観てないんだけどエヴァグリーン目当てで観ました。はい pic.twitter.com/HZVxWjY7Ft— マーベリック (@bringme302) December 13, 2019
本作を観た人のほぼ全員が概ね高い評価を投稿しています。
評価を集めている点は主に二点あります。
一点目は前作同様に筋肉戦士たちが繰り広げる激しい肉弾戦の迫力で、精鋭揃いのスパルタの戦士たちほどではないものの、他映画では味わえない満足感があるようです。
もう一点は、アルテミシアを演じたエヴァ・グリーンの魅力です。
本作では、悲惨な過去を背負った残酷・冷酷なペルシア軍司令官を見事に演じているだけでなく、大胆に胸をはだける絡みのシーンなど、思わず見惚れてしまう場面もあり、その魅力が際立っています。
【名シーン紹介】300 〈スリーハンドレッド〉 〜帝国の進撃〜の見どころになる名シーンを一部紹介
ここでは、作品全体の中でも特にあなたに観てほしい重要な名シーンを抜粋して紹介します。
あなたが忙しい場合、ここで抜粋したシーンを観て本作を少しでも味わってもらいたいところですが、正直なところ、全体を観ないと伝わらないことが多いと思います。
そのため、少しでも面白そうと感じてくれるのであれば、改めて本作の全てを観ることをおすすめします!
【名シーン①】ペルシア軍侵攻のきっかけ!10年前のマラトンの戦いシーン
クセルクセスがギリシアに侵攻してくる10年前、ペルシアの先王であるダレイオスをテミストクレスが破ります。
瀕死の重傷を追ってペルシアに引き返したダレイオスは、アルテミシアとクセルクセスにギリシアに手を出すなと言い残して息を引き取りますが、アルテミシアはクセルクセスを操り、ギリシア侵攻に踏み切らせます。
そのきっかけとなるマラトンの戦のシーンです。
前作を思い出すのにちょうどいいまさに300といえる戦闘シーンです。
【名シーン②】テミストクレスの智略によって鮮やかに勝利するシーン
圧倒的な戦力で攻め込んできたペルシア軍に対して、地の利を生かして戦うギリシア軍。
アルテミシアによって放たれた第二の将軍は濃い霧の中でギリシア軍を追っていき、気づけば岩礁に誘い込まれて船が次々と足を止められてしまいます。
待ち構えていたテミストクレスたちギリシア軍は、崖の上から襲いかかり、あっという間に制圧してしまいます。
アルテミシアがテミストクレスに一目置くきっかけとなった戦闘シーンです。
【無料視聴】300 〈スリーハンドレッド〉 〜帝国の進撃〜全編を高画質で見る方法
いかがでしたか?
実際はもっとたくさんの見どころや泣きどころがあり、紹介しきれないので、ぜひ最初からエンディングまでしっかり観て欲しいと思います!
「レンタルは面倒だなぁ…」
そうですよね。
映画を全編しっかりと観ようとすればDVDやBlue-rayをレンタルショップで借りてくるのが一般的ですが、借りにいくのも返しにいくのも時間と手間がかかってしまいます。
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2020年現在、見放題作品数がもっとも多いのは、U-NEXTで約5万件、次いでHuluで4万件となっており、このどちらかで選べば間違いありません。
「無料で観れるサービスはないの?」
一部の海外サイトには映画がまるまる無料で視聴できるものもありますが、画質が悪い上に違法行為となってしまうため、筆者はオススメしません。
罪になると思いながらだとせっかくの映画に集中できませんし、楽しめませんよね。
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