「マトリックス レボリューションズ」(原題:The Matrix Revolutions)は、2003年に公開されたアメリカのSFアクション映画です。
マトリックスシリーズはここまで4作品がリリースされており、本作は3作目にあたります。
また、前作「マトリックス リローデッド」の続きとなっており、いったんの完結作でもあります。
昏睡状態となったネオに何が起こったのか?ザイオンの運命はどうなるのか?前作のラストで曖昧になっていた全てに答えが出ます。
キャスティングはキアヌ・リーブスやローレンス・フィッシュバーンらから変更がないため、前作を観たあなたであればストーリーに集中できます。
そんな「マトリックス レボリューションズ」を見逃してしまったあなたのために、作品の大まかなあらすじと見どころを紹介し、「マトリックス レボリューションズ」を観るべきかどうか判断できるようにお手伝いします!
▽マトリックスシリーズ他作品の解説記事はこちら
目次
【ネタバレ注意】作品の全容をざっくり紹介
まずは「マトリックス レボリューションズ」の登場人物やその関係性、全体のストーリーをざっくりまとめて紹介します。
あなたが忙しく、記事を読んでいる時間がない場合を考えて、予告動画を紹介しておきます。
この動画だけで全てを理解することは難しいのですが、雰囲気だけでもつかんでください。
事前に押さえておきたい主要な登場人物たち
- ネオ/トーマス・A・アンダーソン:世界を支配するコンピューターに唯一対抗できる救世主。前作では現実世界でも奇跡を起こすようになるも原因不明の昏睡状態になる
- モーフィアス:ネブカドネザル号の船長。預言者の言葉を盲信し、戦争が終わると信じていてロック司令官とたびたび衝突してしまう
- トリニティー:ネブカドネザル号のクルーでネオの恋人。使命感と責任感が強く、人類を救うためなら自分自身の命を捨てることができる強い女性
- ロック司令官:生き残った人類が集まって作った最後の砦「ザイオン」の防衛責任者。預言者を信用しておらずモーフィアスと対立する
- ナイオビ:ロゴス号の船長でモーフィアスの元恋人。本作ではロゴス号をネオに渡し、ハンマー号のパイロットを担当する。人類トップクラスの操縦技術を持つ
- オラクル:人間から預言者と呼ばれ、マトリックスで未来の暗示を与えてきた存在。その正体はプログラムで機械と人類のバランスをとることを目的としている
- メロビンジアン:コンピューターが作り出した最古のプログラムの一つ。本作ではトレインマンというプログラムを通してネオの活動を停止してしまう
- スミス:元エージェントだったが前作でネオによって破壊させられる。その後増殖する能力を持って復活し、マトリックス内に自身のコピーを作って力をつけていく
- ベイン:カデューシャス号のクルーだったがマトリックスの任務中にミスミに精神を乗っ取られる。ザイオンの防衛艦隊を全滅させ、ネオの暗殺を狙う
本作は基本的に前作「マトリックス リローデッド」の続きであるため、登場人物に大きな変更はありません。
そのため、あなたが前作を観ていれば問題なく作品に入っていけますが、もし記憶が曖昧の場合はおさらいしておくことをおすすめします。
【あらすじを紹介】「マトリックス レボリューションズ」のストーリーを解説
ここではストーリー全体をさらに理解できるように、ストーリーを紹介していきます。
あなたが「マトリックス レボリューションズ」を観ていなくても、これを読めばざっくりしたあらすじをつかむことができます。
【捕われるネオ】
- ネオとベインはハンマー号の医療室で未だ目覚めないままの状態
- センティネルの大群がザイオンに迫っており20時間後に到達する
- オラクルからネオの昏睡の理由を聞くモーフィアスとトリニティー
- ネオはトレインマンによってソースとマトリックスの間に捕われている
- トリニティーが命がけでメロビンジアンを脅迫してネオを救い出す
- ネオはオラクルからスミスを倒すことでザイオンを救えると教わる
【ベインの襲撃】
- スミスは全てを破壊する力を手に入れ2つの世界の驚異になっている
- ネオが現実世界に戻った直後にスミスがオラクルの前に現れ侵食する
- ロゴス号を発見しナイオビを合流したハンマー号が今後の作戦を立てる
- ネオの提案でロゴス号はザイオン、ハンマー号はマシン・シティへ
- 自白剤を撃たれそうになったベインがクルーを殺しロゴス号に潜入
- ハンマー号と別れたロゴス号の船内でベインがネオに襲いかかる
【ザイオンの危機】
- 切れた電線で目を焼かれたネオはスミスの存在を認識してなんとか倒す
- ザイオンでは掘削機が開けた穴から侵入する大量のセンティネルを迎撃
- ハンマー号の接近を検知した司令部は船のEMPを使用する作戦に出る
- 大きな損傷で墜落寸前のハンマー号が全滅寸前でなんとか間に合う
- センティネルが掘削機に電力を送って再起動を狙い再び危機が迫る
- 防衛機能が停止し対抗手段がない人類は寺院に避難して奇跡を待つ
【トリニティとの別れ】
- ネオとトリニティーは激しい攻撃を受けつつも中枢に船を衝突させる
- トリニティーは船が金属部品に体を貫かれてネオの腕の中で死亡する
- マシン・シティの支配者デウス・エクス・マキナと対峙するネオ
- スミスの驚異を伝え自分が倒すことを取引材料に戦争の終結を提案
- デウス・エクス・マキナは了承しネオをスミスが待つマトリックスへ
- マトリックスでは住民全てがスミスとなっており代表の一人と戦う
【ネオの奇跡】
- 圧倒的な力でネオに止めを刺そうとするスミスの言動に異変が起こる
- スミスはオラクルから侵食を受けており焦ってネオを取り込む
- ネオがスミスになるとソースからプログラムが送られて消滅する
- ネオの消滅が連鎖するように全てのスミスが消滅し戦いが終わる
- センティネルがザイオンがから引き上げて機械と人間の戦争が終結
- 設計者は希望する人間をマトリックスから解放することを約束する
前作までで伏線の回収がほぼ終わっているため、本作はストーリーの完結に向けて畳み掛けていくような内容になっています。
本作を観てあなたが分かりにくく感じる点は、「どうやってスミスを倒したのか?」と「なぜ戦争が終結したか?」だと思いますので解説しておきます。
まず、スミスを倒した方法ですが、簡単にいうと、「コンピューターウィルスで倒した」ということです。
スミスがオラクルを取り込んだ際に、オラクルの中にあったウィルスがスミスに感染しており、その影響でスミスの言動にエラーが起こります。
ネオにとどめを刺そうとして「今私は何と言った?」と動揺したシーンがそれです。
スミスが動揺しネオを取り込んだところで、デウス・エクス・マキナがネオを通して修正プログラムを送り込んだことでスミスを一掃したと考えられます。
次に、「なぜ戦争が集結したか?」ですが、もともとコンピューターにとって膨れていくザイオンは脅威であったために一定期間ごとに破壊し、縮小してきた歴史があります。
この驚異よりも、スミスがマトリックスから現実世界までを支配することが上回ったために、より合理的な選択として人間に手出しをしないことを選んだと考えられます。
どちらもプログラマー的な思考で、共感できる人が多いのではないでしょうか。
【口コミ】「マトリックス レボリューションズ」の感想を分析!
ネット上には「マトリックス レボリューションズ」について様々な投稿があります。
ここでは、Twitterに投稿された「マトリックス レボリューションズ」についての意見をいくつか取り上げて、傾向を解説します。
映画『マトリックス レボリューションズ』鑑賞。
退廃的な世界での近未来チックなメカを使いまくるアクションは、ロマンの融合のようで美のセンスに溢れている。
新感覚のアクションだらけだった前2作を想起させるラストバトルは物語の理解を超えて興奮した。
希望を探す人間に、希望を託したくなる! pic.twitter.com/9OIEbutIws— かいちょー (@kaicho_nandana) February 12, 2022
半年ぐらい前にも観たけど『マトリックス レボリューションズ』鑑賞。
あー面白かった!
やはりザイオンでの総力戦は圧巻の一言ですな😆
前よりはストーリーを理解できた気がする…かも😅 pic.twitter.com/CNRaAnwEsi— ビヒーマス (@behemothNBC) January 12, 2022
『マトリックス レボリューションズ』
リローデッドは完全に「つなぎの1本」だったので、散りばめてきた謎をどう回収するのかが試される第3作。前作のラストでマトリックスに取り残されたネオは、なんとか現実世界に戻ってきて、AIvs人類の最終決戦になだれ込みます。共存ねぇ。
(続く) pic.twitter.com/uJolrMH1RD— 聖★お姉さん(映画評) (@kakeochi_kibou) February 5, 2022
マトリックス レボリューションズを観ました😊
各キャラが活躍する多様なバトルシチュエーションがああり、迫力ある描写が多くて思わず鼻息が荒くなるたまらん感じですよね😤
ゲーム酔いする為か、重力/無重力のバトルシーンは観ていてなんだか気持ち悪くなってしまいました💦#TheMatrix pic.twitter.com/bIcKlKnqpL— Akira (@GrandseaUmorous) December 22, 2021
本作を観た人の感想は概ね好評価が多いようです。
要因はストーリーの難しい部分は前作でほぼ解消しているため、アクションシーンに集中できることにあります。
やはり本作を楽しむには、前作までの流れをある程度把握しておくことが前提になりそうです。
【名シーン紹介】マトリックス レボリューションズの見どころになる名シーンを一部紹介
本作の見どころはなんといってもこの時代のハリウッド映画には珍しい東洋アクションと映像技術です。
ただ、正直なところ、全体を観ないと伝わらないことが多いため、少しでも面白そうと感じてくれるのであれば、改めて本作の全てを観ることをおすすめします!
【名シーン①】ハンマー号が全滅寸前のザイオンを救うシーン
大量のセンティネルに侵攻され、絶体絶命の人類を救うために不可能と思われた補助パイプをナイオビの高い運転技術で切り抜けてゲートに迫ります。
一方ザイオンではセンティネルの攻撃に寄ってゲートの開閉操作ができなくなっており、このままではハンマー号は衝突してしまいます。
絶望な状況な中、志願兵のキッドが不慣れな防御ユニットを操作しゲートを固定するチェーンを破壊するのでした。
【名シーン②】ネオとスミスとの最終決戦シーン
デウス・エクス・マキナとの話をつけて、マトリックスに入っていくネオ。
そこで待ち受けていたのは、住人の全てに侵食した大量のスミスでした。
代表となる一人のスミスと戦い始めるネオですが、ネオが圧倒してきた前作までと違い、1vs1なのに互角以上の戦いになりません。
集大成となるド派手な撮影技術や演出が必見のアクションシーンです。
【無料視聴】マトリックス レボリューションズ全編を高画質で見る方法
いかがでしたか?
実際はもっとたくさんの見どころや泣きどころがあり、紹介しきれないので、ぜひ最初からエンディングまでしっかり観て欲しいと思います!
「レンタルは面倒だなぁ…」
そうですよね。
映画を全編しっかりと観ようとすればDVDやBlue-rayをレンタルショップで借りてくるのが一般的ですが、借りにいくのも返しにいくのも時間と手間がかかってしまいます。
そこで、筆者は定額見放題の「動画配信サービス」をオススメします。
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2020年現在、見放題作品数がもっとも多いのは、U-NEXTで約5万件、次いでHuluで4万件となっており、このどちらかで選べば間違いありません。
「無料で観れるサービスはないの?」
一部の海外サイトには映画がまるまる無料で視聴できるものもありますが、画質が悪い上に違法行為となってしまうため、筆者はオススメしません。
罪になると思いながらだとせっかくの映画に集中できませんし、楽しめませんよね。
マトリックス レボリューションズを無料で全部観たい!という場合は、まずはU-NEXTやhuluで閲覧できるか無料体験に申し込んでみてください。
(動画サービスの閲覧作品は随時更新されているため、取り扱いがない可能性もあります。ご注意ください。)
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